子供(大人)が身につけるべきは「ロジカルシンキング」でなく「クリティカルシンキング」

魚が釣れない時はなぜ魚が釣れないのか?

 
それが問題です。

 

魚が釣れないとなると原因を追究したいと思いませんか?

釣れない時は追求をしましょう!

その問題を解くことが釣りの醍醐味です。

 
 

なので魚釣りの名人は

会社では問題改善の改善マンが大勢います。

 
 


 

 
会社でよく問題が発生したときに原因を追求しませんか?

釣り人は問題に対して答え出しの方法を釣りから学んでいます。

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と書いてあるブログを見つけた。

釣りキチ三平の魚紳さんも敏腕弁護士だったしね。

万年ボウズの私は、それをネタにして笑っているだけだわ。

だから、仕事も論理的思考能力も身についていないのか……。

「ロジカルシンキング」という言葉は海外ではあまり使われておらず「和製英語」。

ただし日本ではポピュラーな言葉であり、「クリティカルシンキング」とは明確に区別して使われているため、このブログでも異なる意味として利用している。

子供に論理的思考能力をつけさせる

うちの部署では、必要以上に「論理的」な説明を求められる。

 
 

たった5分の発表に向けて一行の文章を土日も含めて考え抜いて、説明したらダメ出しされる。

こんなのは日常茶飯事。

 
 

考え方

 

が大事だと常々言われる。

 

部下「リソースが足りないので、人を追加したいです」

 

というエスカレはまず却下される。

部下はその辺りを全く知らないので「エスカレしたのに人が増えない上司が無能だ」と思う人が多いよね。

ロジカルシンキングを身につける施策 → プログラミング学習

優秀なエンジニア集団(=プログラミング知識のある社員ばかり)が論理的思考(ロジカルシンキング)力があるか?と言われると甚だ疑問だ。

 

IT系のセミナーに行っても、

 

お前、何を言っているか分かんねーーよww

 

って人が多い。

高橋メソッドとかスタイル真似れば良いってもんじゃないからね。

文字を減らして相手に伝えるって、もっと難しいスキルだと思う。

 
 

ようするに、

 

ロジカルシンキング力 ≠ プログラミングスキル

 

なんじゃない?

高学歴でもスーパーエンジニアであっても、論理的に破綻した説明をする人は多い。

むしろプログラミングができすぎる人って、コミュニケーションに難がある……気がする。

 
 

 
 

昨年、2020年より小学生でのプログラミング教育の必修化された。

既に2012年から新学習指導要領に基づき、中学校での「プログラミングによる計測・制御」が必修化されている。

1990年前後の時代にも中学校でプログラミングの授業あったけどね。

この「目的」は次のように書いてある。

 
 

【目的】

  • 小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成
  • 第4次産業革命やグローバル化に対応する人材を育てること

【施策】

  • 小学生でのプログラミング教育の必修化

 
 

笑えるよね

「目的」に対する「施策」がオカシイよね

論理的思考力を学ぶ必要があるのは、文部科学省じゃんww

 
 

 
 

因みに、グローバル化に対応する人材って我々の時代から言ってるよね。

 

だったら、こんなに英語で苦労しねーよ、糞!

 

もっと頭働かせろよ。

文部科学省の「グローバル人材」の定義

文部科学省は「グローバル人材」をどう定義しているのか?

 
 

【文部科学省の「グローバル人材」の定義】

グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材

 
 

・・・、相変わらず句点がないね。

そもそも、文部科学省が自分の考えを分かりやすく伝えてないよね。

 
 

書き方が、時代錯誤も甚だしいだよ!

 
 

相手に伝わらない文章書いた時点で書き手に問題があるわww

仕事でこんな文書を取引先に出したら怒られるだろうね。

総務省の「グローバル人材」の定義

一方で、総務省は「グローバル人材」をどう定義しているのか?

【総務省の「グローバル人材」の定義】

日本人としてのアイデンティティや日本の文化に対する深い理解を前提として、豊かな語学力・コミュニケーション能力、主体性・積極性、異文化理解の精神等を身に付けて様々な分野で活躍できる人材

こっちも句点が無いが、さきほどの文書と比較すると、随分わかりやすい。
 
 

 

で、両方とも「論理的」かどうかは定義に入ってない。どんだけ後つけww

 
 

さらに、総務省の「プログラミング人材育成」文書を確認してみて絶句……

総務省の「プログラミング人材育成の在り方に関する調査研究報告書」の41ページに次のように書いてある。

IF-THEN型の論理構成は9歳10歳まで理解できない。また、論理的思考は、11歳以降でなければ理解するのは難しい

フローチャートの学習は小学校5年生以上になってからでないと難しい。よほど優秀な場合は小学校4年生でもできる場合もあるが、小学校3年生以下にはまず不可能である。

 

そんな状態で小学生に何を教えるのさ?

結局、マイクラで遊んでるだけじゃんww

中には気づかない才能を見つける人もいるかもしれないので、教えること自体は否定しない。

しかし、指導時間は有限だし、もっと施策を大事にして欲しい。

本当に学ぶ必要があるのは子供も大人も「クリティカルシンキング」

「課題とは何か?」と称して何度かブログに書いてきた。

「課題」とは何?(問題・施策との違いとイシューの関係)
「大企業病」という言葉を知ってますか?一般的な説明は次のとおりです。保守的で新しいことが前に進まない状態や、自分の縄張り意識が強すぎて客のことを考える前に社内抗争に明け暮れている状態、意思決定に非常に時間がかかる状態など...
「課題」とは何か?(「シズル感」との共通性を感覚的に理解する)
前回までのあらすじ。「課題は何か?」「論点は何か?」「イシューは何か?」色々な言い方がありますが、ビジネスシーンで上記の質問された時は解決すべき真の原因(真因)は何か?と聞...

 

何度も貼っているが大事なのはこれだ。

 

 

前述と矛盾するけど、我が部署は論理的に話せる事だけが求められているんじゃない。

 

考え方

 

というのは考え抜いた末「真因」にたどり着けているか?

が問われている。

真因を見つける思考法は「クリティカルシンキング」と呼ばれており、いかに筋道を立てて論理的に説明しても中身が空っぽなら相手には伝わらない。

 

東大出身のマネージャが、

 
 

「小学校1年生の娘にはクリティカルシンキングで苦労させたくないから購入した」

 
 

と、次の書籍を購入していた。

1年生に3年生の教材を買うところが英才教育だなーー。

 
 

 
 

と言いつつ、即座に僕も購入。

で、子供に中身も教えずに最初のページを読んであげた。

 
 
 

子供「あぁ、これ、あたしの苦手なヤツね。」

 
 
 

(C)ガラスの仮面/美内すずえ

 
 

何その自己客観力……。

 
 

で、これ中身を見たら凄いな。

  • ステップ11 因果関係
    • 理由を書こう
  • ステップ12 クリティカル・シンキングの問題
    • 真の原因を見つけよう

 
 

ちょっ、これレベル高くないww

メディアに出ている評論家や記者も読んだほうが良いよww

他にも これが有名っぽい。中学受験検討している子供はやる事をオススメ。

まとめ

冒頭にも書いたが海外では「ロジカルシンキング=クリティカルシンキング」であり「ロジカルシンキング」は和製英語だ。

ただ日本人は論理的な説明・真の問題発見が下手な人が多いので、分けて身につける文化が根付いたのかもしれない。

[引用] 【分かりやすい】ロジカル・シンキングとは?身につける方法&おすすめ入門書

 

「論理的思考」を語っているブログや記事は全く論理的じゃないなーー。

そして政府も論理的に説明をしていないなーーー。

「論理」が問題ではなく「問題」に対する「原因(真因)」の説明が不十分なんだと思うよーー。

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