小中高で覚える英単語数が令和になってから大幅に増加したそうだ。
単語数が増えた理由は「高校生が卒業する時点での英語力を底上げするため」らしい。
生徒が様々なトピックに関する豊かで深い内容の英文に接し、理解し、考えを深め、オリジナリティーのある意見を述べられるようになるため、中高生には前の世代よりも高いレベルの英語力の習得を目指している。
これにより、日本三大英単語集の一つ「英単語ターゲット1900」は名前を「2500」に改名しないと受験には役立たなくなってしまった……。
- 英語基本単語熟語集(旺文社刊・通称“豆単”)
- 試験にでる英単語(青春出版社刊・通称“でる単”、関西では“しけ単”)
- 英単語ターゲット1900(旺文社刊)
覚えるのが苦手な人にとっては苦痛が増えただけに等しい。
子供の頃に帰国子女で英語表現が豊か&発音がキレイなな人が僕の課にもいる。
その人が発言すると一見「賢く」見える。
だけど、言い訳を遠回しな表現でしているばかりで、決断力がなく議論の持ち帰りが非常に多かったりする。
何度も言うけど必要なのは中身だ。
YouTuberによると、英単語の効率的な覚え方は「1単語1秒でやる」のが良いらしい。
どの動画でも言ってるから大事だとよく分かる。
- 一週間続けると九割覚える
- 一週間に一回覚えているか確認するときは赤シートでかくしながらやる
- 二週間やっても覚えられなかったら、単語例文ごと覚える
- 読み方わからなかったら調べてカタカナで記載する
海外の動画も無料で見れるし、最近は充実していて良い時代になったなぁ……
僕と英語教材の軌跡
書き出してみると、多くの英語教材を試している。
スピードラーニングとNOVAに関しては前回の日記で詳しい。
マジックリスニング(Magic Listening)を体験版で試す
英語が聞き取れないのは僕の耳の問題では?
スロー再生しても聞き取れない。もう遺伝的何かだよ、きっと。
と思い始めたときに出会った教材。
- 日本語と英語とは周波数帯域が異なる(英語のほうが高い)。
- 普段、日本語の環境で暮らしていると日本語の周波数に耳を合わせている
- このCDを聴くことで、英語の周波数の音(言葉)も聞こえやすくなる。
トレーニングに使用するCDは約50分ほどの長さで、これを一日一回、連続して計12日間聴くことで、英語の聞き取りに適した聴覚を養うことができる。
ようするに、この教材は英語学習が目的ではなく、特殊処理されたトレーニング用CDを専用ヘッドフォンで聞き、英語に適した聴覚を養成することを目指している。
この教材はヘッドホンが特殊なものらしい。
そうだとすると外出時などに気楽に気長に続けられない気がしたので体験版で試してみた。
マジックリスニングで使われているヘッドホンはオーディオテクニカのヘッドフォン「ATH-A500」という情報を得て別途購入。
教材自体は耳を鍛える目的だけあって、強弱・左右から聞こえてくるものだった。最近の8Dサラウンドに、近い。
で半年間続けたが、これで聞き取れるようになったら苦労はしない。
そもそもネイティブの英語が聞き取れなかった理由は、音が繋がる現象(リエゾンやリダクション)を知らなかった事が理由。
さらに
「英語のチャンク(熟語とか連語)に対するリエゾンをどれだけ知っているか?」
が重要になってくる。
- want to ~ (ウォン トゥー) → wanna(ワナ)
- (be)going to ~ (ゴーイング トゥー) → gonna(ガナ)
つまり、ネイティブは英単語をそのまま発音してた訳じゃないので、字面どおりに聞こえるはずがなかった。
こんな事すら学生時代に習わず知らなかったよ……
イングリッシュ・アドベンチャーを試す
1990年代に新聞等で何度も見かけた広告。
「激しく面白い。単語、話し方がビシビシ頭に入るぞ!」
かつて、これほどの賛辞を得た英会話教材があっただろうか。
まさに、日本のおける英語教育の革命である。一度でも耳にすればやめられぬという『イングリッシュ・アドベンチャー』とはいったい何なのだ。
シドニィ・シェルダンが日本人の英語初心者向けに書き下ろした物語です。
序盤は平易な文章・語彙から始まり、重要な単語や表現が繰り返し登場するため、自然に英語の基本が身につきます。
これぞシェルダンといえる面白さのユーモラスなサスペンス。ジェリー・ルイスのドリッピー役も、一度聞いたら耳から離れないほど個性的です。
中身は朗読された小説を聞くというもの。
コースが分かれており、僕は親が購入した「初級コース」しか持ってない。
- 初級コース『家出のドリッピー』
- 初中級コース『コインの冒険』
- 中級コース『追跡』
声に抑揚ががあり、朗読を聞くのが好きな人には良いかもしれない。
僕のようにドラマや小説とか見るのが嫌いな人間には、コンテンツに興味がないので苦痛でしかなかった。
ドラマ「フレンズ」視聴してみる
ドラマ「フレンズ」で英会話を学んだという人は身近にもいる。
「アニメ好きで日本語を学んだ」という事例に似ている。理由は、
- とにかく面白い
- 日常で使える英語表現が多い
- 英語初心者でも聞き取りやすい
- アメリカの文化をそこまで知らなくても楽しめる
- フレンズマニアが多い
らしい。
それで、DVDで一式購入した。
残念ながら、内容を面白いと思わなかったし二回以上見たいと思えなかった。
前述どおりで、僕のようにドラマや小説とか見るのが嫌いな人間には、コンテンツに興味がないので苦痛でしかなかった。
洋楽を聞けば英語力がアップする
これは新人時代の課長が言っていた。
「英語なんて洋楽聞いてたら自然と聞き取れるようになるでしょ!」
と。
なので、ずっと聞くようにした。
けど、歌に合わせているので逆に理解が難しい。
歌聞いて学ぶなら、子供向きの歌じゃない?
こんなの。
これ分かりやすいよ。アメリカで子供のためにずっと流していた。
ただ英語力向上にはならないと思うけどね。
オンライン英会話「DMM英会話」「Langrich(ラングリッチ)」
NOVAで200万円失った事もあり、格安のオンライン英会話に変更した。
英会話をしているので伸びても良さそうな気がするけど、伸びた実感はない。
そして、予約したり、予約時間の都合が悪くなったりするので続けることが難しかった。
内容も雑談だったので、これが
「問題/課題/施策を伝えて合意形成すること」
であれば、仕事と同じで伸びていたかも。
おわりに(一番良かったと思う英語向上方法)
見返してみると本当に英語学習にはお金使った……。
他にも
- 小学校時代に「ディズニー英語システム」を行う
- 会社で「社内英会話スクール」に通う
- アメリカで英語スクールに2年間通う
- 社外のTOEIC対策講習を受ける
- 英語ラジオ(KCBS on Tunein radio)を聞き続ける
などなど行ってみた。
で、最終的に一番身についたのは
仕事/生活/余暇の全てを英語漬けにする
ようするにアメリカでの海外赴任、間違いない。
アメリカに住んで数日後に「爆発音」がして、水貯蔵タンクが故障。下の住人から猛抗議を受ける。
こんな状態になっても自分で英語で交渉して解決しなきゃいけない。そりゃ揉まれるよね。
二番目は
仕事の(ほぼ)全てを英語漬けにする
毎週、10時間以上、英語で他社と議論している(僕 対 外国人3~4人)。
そして多い年は年に11回海外出張、長い時で20日間海外に滞在する。
他の時間は英語の議事録をまとめたり、英語でパワーポイント作成している。
そりゃ身につくよね。
という事で、結論としては
手段は人それぞれ。長続き&真面目に取り組むモノを選ぶ。
就職の時点で英語力が不安だったので、海外赴任を希望していた。
と偉そうに語ってるけど、課で底辺の英語力なので、僕の話は参考にはならないけどね……