千葉公園(千葉県千葉市中央区にある都市公園)。
家の近くでガサガサができる嬉しい遊び場だ。
周囲を歩いている人は、何をしているのか全く分かっていないだろう。
だって、こんな水が少しだけ流れているホソ(細い水路)でガサガサしている。
深さは2cmくらい。これでも今日は水が多い。水が枯れている事もしばしば。
因みに、我々以外にガサガサしている人はグッピーが存在した2017年以外に見たことが無い。
何度か、ここで川魚を採取している。・・・というか3年目だ。
網を持ってなくても、公園で遊んた際に小川で魚を見つけたらタモ網・金魚網を取りに戻った後でも十分遊べる。
そして安全。3歳でも大丈夫、これ大事。
「ガサガサ」とは、草の陰や石の下などに隠れている生き物を足で驚かせておびき出して、魚とり用のタモ網で捕まえる方法。
[引用] 「タモ網でガサガサは密漁? 東京都の独自規制、罰金も」朝日新聞デジタル
でも、今回は足は使わず、壁近くに逃げた魚を網でガサガサして捕まえる。
7月頃はヨシノボリ・ハゼ類採り
7月頃に行くと「ヨシノボリ・ハゼ類」が採れた。
キレイな赤筋が出ている。クロダハゼかな・・・?
ヨシノボリ類は「クロダハゼ(旧トウヨシノボリ)」「カワヨシノボリ」が最も見かけることの多い魚種。
2013年に「日本産魚類検索 全種の同定 第三版 (以下、魚類検索3)」が出版され、日本産ヨシノボリ属が細かく分類され素人の区別は難しい。
- 頬の模様は線(ゴクラクハゼ、シマヨシノボリ)
- 頬の模様は青い点(アヤヨシノボリ、ルリヨシノボリ)
- 頬の模様は赤い点か模様なし(オオヨシノボリなど多数)
※クロダハゼという和名は1913年に提唱されたが、1989年に諸型含む形でトウヨシノボリにされ、 2013年の日本産魚類検索全種の同定第三版(以下第三版)発刊以降、独立した形でクロダハゼ種とされている。
因みに、このホソは水が枯れるので、多くのヨシノボリが取り残され干からびてしまっていると思われる。
10月からはモツゴ採り
子供が魚の捕獲に失敗し、音を立てすぎると池に逃げられ「捕獲ゼロ匹」となるため、私がサクッと魚を採っておいた。
モツゴ(Pseudorasbora parva (Temminck et Schlegel, 1846))
コイ目コイ科モツゴ属の在来種。
捕獲できれば、ハゼ・ヨシノボリ類、カダヤシなんかより、よっぽど嬉しい。
オスは婚姻色で体が黒ずみ、口の先に追い星ができる。私の力ではオス/メスの違いは分からない。
結果的には、今回は魚影が濃く、小学生低学年でも採取が可能だった。
最終的には7匹の「モツゴ」を取得。
- 私がタモ網で3匹
- 子供が2匹(金魚網、タモ網)
- 共同作業で2匹(私が金魚網で魚の場所を防ぐ。子供が、他の金魚網でバチャバチャと魚を驚かす)
横から見たらこんな感じ。
この場所でのガサガサとしては十分。
これだけ採れたら子供も満足。
まとめ
モツゴは、水質汚染や環境変化への適応力が強く、室内飼育下でも非常に丈夫でアクアリウムペットとして飼育に適した種類の川魚。
何度か「飼おうかな・・・」と思ったが、ブクブクを用意するとか色々と面倒だ。
なお、今からの秋~冬の期間は印旛沼周辺で、3時間程度で50匹ぐらい釣れる入れぐい状況との事。
これだけ釣る目的は食べるためだと思うが、印旛沼はBOD又はCODが10mg/Lを超えている。
[出典] 千葉県内の河川・湖沼・海域のよごれ
因みに、BODとCODを和訳すると次のようになる。
- BOD「生物化学的酸素要求量」
- COD「化学的酸素要求量」
そして、「CODの数値と汚れの目安」は次の通り。
mg/l | よごれの内容 |
1mg/l 以下 | きれいな渓流。ヤマメ、イワナがすむ |
1mg/l 以下から2mg/l | 雨水 |
2から5mg/l | 少しよごされている。 |
2から10mg/l | おうちや工場からよごれた水が流されている川の水。 |
3mg/l以下 | サケ、アユがすめる。 |
5mg/l以下 | よごれに強いコイやフナがすめる |
10mg/l以上 | トイレやおうち、工場からでるよごれた水 |
[出典] だれでもできるやさしい水のしらべかた(合同出版)
うーん、甘露煮とかで食べるようだけど、、食えたもんじゃない・・・・。