大人も子供と一緒に1,2組は千葉公園のハス池でガサガサしている人がいる。
ただし、11月になり温暖を好むグッピーは全滅しかけており、ほとんど捕れなくなった。
ガサガサのシーズンは終わりかけですが、グッピーよりも少し大きい魚影が用水路に見えるではないですか!
ミニ網で捕まえたところ、モツゴ (クチボソ)です。
海釣り専門の私には川魚は全て新鮮ですが、一般的にはどこでも捕れる川の雑魚です。
綱 : 条鰭綱 Actinopterygii
目 : コイ目 Cypriniformes
科 : コイ科 Cyprinidae
属 : モツゴ属 Pseudorasbora
種 : モツゴ P. parva流れの緩やかな河川や用水路、ため池など幅広い淡水域に群れて生息します。水質汚濁や環境変化の適応力も高いので、都市部では公園の池などにも定着しています。
大きさ、外見ともタモロコにも似ていますが、モツゴには口ひげがないことで見分けがつきます。
因みに稚魚の時には「ムギツク」にもよく似ます。違いは次の通りです。
※関西地方ではムギツクをクチボソということがある
- ムギツク:側線が太く濃い、鰭(ヒレ)が赤みを帯びる
- モツゴ :側線は細く薄い、鰭(ヒレ)は灰色系
この稚魚は、ムギツクの写真と比べると、鰭(ヒレ)の赤みがありません。
なお、ムギムツは外来種として「侵入生物データベース ムギムツ」に記載されています。
今までガサガサにはミニ網を使っていましたが、子どもたちはガサガサ専用のタモ網を持ってきています。
モツゴレベルになると、タモ網の方が効果的で偶然的にも捕れているようです。
そうなってくると、タモ網が欲しくなってきますが、川海両用なら長さは3m以上は欲しいなぁ・・高いなあ・・と悩み中です。
午後からは、千葉県立中央博物館のイベントに行きました。
その際に、学芸員?に魚に関する知識をベラベラ話していたら、千葉県生物多様性センターで「生命のにぎわい調査団」を募集しており、魚の報告が少ないので調査団に入って欲しいと依頼を受けました。
確認してみたところ、発見報告する生物は指定されていました。
- 淡水生物:メダカ、スジエビ、サワガニ、ブルーギル、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)
- 海水生物:ハリセンボン、スベスベマンジュウガニ、ツマジロナガウニ、マツモ、サキグロタマツメタガイ
正直、メダカ以外魅力感じません・・・・
報告対象に魚ほとんどいないし、、海水生物なんて捕獲しても食べれない物&完全な外道ばかりじゃないか・・・・。
ただ、学芸員?の女性の方は、
- 「魚の写真を送れば、名前を教える」
- 「タナゴを見つけた時には、一緒に二枚貝の有無も報告して欲しい」
- 「天然記念物が採れた時には、誰にも黙って逃してください。県が把握していない地域であれば連絡ください」
- 「ヨシノボリは専門家にも難しいのですが、詳しい職員がいますので相談にはのれます」
と言ってたので、ヨシノボリやハゼ類の写真を送って教えてもらえる・・・というGIVE&TAKEの関係を期待しています。
更に、今月にはマイカーを入手して、メダカやタナゴの調査をしたかったので、メダカの捕獲場所を知れるのでは?と期待しています。
なお、川は遊漁料が必要となる事も忘れてはいけません。
子どもたちが、川むつやオイカワなどを釣るのに遊漁券が必要かといわれれば、普通はいらない。なぜなら、それらは放流魚ではないから。
でも、子供がガサガサをして大人がそれを見守る程度であれば問題ないが、大人がタモ網でガサガサすると「さで網漁」と同じような扱いになる。
さらに、タモ網で魚採りするための遊漁券を販売していないので、そもそも一般人がガサガサを行う事ができない。
ということで、漁協が管理していない川なら釣り・ガサガサ放題なので、管理されている川を確認しておこう。