子曰く、四十にして惑わず。五十にして天命を知る。
にも関わらず・・・・、僕は40歳にもなっても迷いっぱなしだ。
多くの人が人生という巨大な迷路の中で迷っている。
最大の違いは「迷宮」は一本道。「迷路」は分かれ道がある。
数年前に「迷路を書けないママが急増中?わずか1分でイラスト迷路を描く方法」という記事を読んだ。
記事によれば「ゴールに辿り着く道が、何通りも存在してしまう迷路」を作ってしまうらしい。
一人ひとり色々な方法でゴールできても構わないじゃない?
迷路ってそんな定義なかったでしょ?
人生の分岐点で決断して各々の道に進んだとしても、結局1本に繋がっている・・・という事だってあるよね?
皆が涙した、ヤッターマンの最終回。
3悪党のドロンボー(ドロンジョ、トンズラー、ボヤッキー)も、それぞれが別の道を選んだが、最終的には同じ道に繋がっていた。
こんな事は人生に多くあると思うよ。
つまずいてもよいし、子どもたちが人生の迷路は抜け出せるか分からない。
でも、せめて自分で描く迷路ぐらいは、ゴールできるものを作って欲しい。
そんな親の願いを込めて幼児でも作成できる「迷路づくり」を考案したので紹介する。
子供が書ける迷路の方法をググって調べる
こんな悩みは多くの人が持っていると思ったのでググって真似てみた。
ネットで調べるのって脳みそ使わないから馬鹿になるな、良いものは参考にしたいけどさ。
幼児でもできる迷路の作り方&アイデア|雨の日等にやってみよう
というブログに次のような手順が書かれていた。
- 1) 2本の線を均一に書いて、スタートとゴールを決める
- 2) 先ほど書いた線から下へ向かって、直線をどんどん引いていく
- 3) 下から線を引いていくと段々迷路の形が出来てくる
で、この内容に沿って作成した迷路がこちら。
やったね、この方法だとゴールまでの道は一つに定まるよ!
・・・・。
うーん、違うんじゃない?
この方法で練習しても
「迷路をもっと難しくしたい」
と向上心ある子供の意欲に貢献できないじゃん。
「指導」って指し示して導くことなんだよ?
「とりあえず、この方法なら出来るかも・・・」という妥協は子供の成長を妨げると思ってる。
小さな子が作る場合は、単純&簡単な迷路で十分です!
先ほど書いた赤い線から下へ向かって、直線をどんどん引いていきましょう。あまり曲がりくねった線を引くと、後から大変です。なるべく直線で記載していくことがポイントです。
もっと本気出して考えた方が良いんじゃない?
「自分がどうやって出来るようになったか?」と考えてみると、アイデアって無数に出ると思うよ。
幼児(年中・年長)でもできる難しい「迷路」の作り方
別に、私の方法が優れているとは思ってはいない。
なお前提として、自分で四角形を書けるレベル(年中~年長)を想定している。
スタートとゴールを書く
紙はA4を四つ折りにしたぐらいの大きさが丁度良いだろう。
紙の両端に「スタート」と「ゴール」という文字を書く。
スタートとゴールを繋ぐ大きな四角形を書く
ここで丸くならないように、まっすぐ直角に線を引かせる。
これが出来ないほど小さい子供は迷路づくりは難しいかもしれない。
でも、ここまでは上のサイトと同じ手順。
内側に四角を書く
ここからが異なる。
好き勝手に迷路を作らせてみた時は、迷路を通る際に道が細くなったり、太くなったりという問題点があり、
どの道が通れるの?
が分からない迷路を作る事が多かった。
等間隔に、徐々に四角を書いてもらう。
この時、意図的に隙間を開けて書いてもらうのが大事。
隙間の開け方は好きにしてもらって良いが
「一つ目の四角は3つの穴、2つ目の四角は2つの穴だけ開けてね」
と内側の四角になるにつれ少なくしていく。
これができない子供は、あとから消しゴムで消して隙間を開けても良いが、やり方を見せながら作らせたら最初から我が子供は出来たので大丈夫だと思ってる。
「あみだクジ」風に作る
ここまで出来たら、あとは楽しい迷路づくりだ。
「全部で20本ね」などと、最初は数を指定して始めるとカオスな状態にならない。
以上が考案した方法だ。
この方法であれば、線の数を増やしたり四角を増やしたりして、試行錯誤しながら難しい迷路を作ることができる。
注意点
ここで注意してもらうのは、次の3点。
- スタートからゴールまで行けること
- どこからも入れない区画を作らないこと
- ゴールの目の前に区切り線を引いてもらうこと(一方からしかゴールできなくする)
例えば、下図のような区画を作らない。最初分からない場合は
「どこからも入れない箱はどれかな?」
と色を塗らしてみても良いかもしれない。
四角の途切れ部分から隣の壁に向けて線を引いてもらう。
ゴールまでの道を一つ定義する
少し慣れてきたら、自分で迷路をやってもらい、何通りの方法でゴールができるか?を調べてもらう。
ゴールまでの道が複数ある場合は、一つになるように、あみだくじの線を増やしてもらう。
この時、できる限りゴールに近い部分に線を追加すると、迷路が難しくなる。
何度かやっていたら、物差しを使ったり自分で消しゴムを使ったりして工夫をし始める。
【番外編】ゲーム・ラビリンスをやってみる
迷路の形を理解させるために、以前紹介した「ゲーム・ラビリンス」をやってみるのも一つの方法かもしれない。
四角を書いたマス目上に迷路を書くので理解させやすい。
大人とゲームをしながら難しい迷路の作り方も勉強できる。一石二鳥だ。
まとめ
この方法で作った迷路を大人がチャレンジしても、行き止まりなって引き返すこともあった。
そうなれば「子供のやる気」もアップする。
もっと難しい迷路を作ろう!!
というモチベーションにも繋がり、迷路づくりを好きになる。
子供が大きくなり、新しい迷路づくりの方法を検討中だが、このやり方は年中・年長までにはオススメの方法だ。