さて、2月頃には提出が決まっていた情報処理学会「コンピュータビジョンとイメージメディア研究会」の発表日が来ました。
天下の東京大学で発表があります。駒場IIキャンパスですが…
今回は「卒論セッション」があり、優秀卒論発表(ポスター)にはCVIM研究会特別賞贈呈されます。
もちろん受賞っしょ?受賞したら大学院生での目標が達成~!
ちなみに今回の審査内容は
「発表内容の多少の不備を問うものではなく、主に若手の研究者として自分の研究のねらい、モティベーション、着眼点」
となっています。
ギリギリまで準備に時間がかかり、マイPCでのデモ計画は中止…。教授に散々叱られた…
ちゅうことで、はるばる来ました東京~!
東京広いねん。自分の泊まるホテルの場所さえ見つけるのに苦労するねん~!
2泊3日です。翌日発表です。緊張します。
最初はPowerPointでの発表です。これでアピールしてポスター発表となります。
本番です。私の番が来ました。
が!
ムービーが動かない…
なんと言うことでしょう!しかも、スタイルを勝手に変えられていて、アニメーションも無茶苦茶…
発表が終わり席に戻ったとき、教授の不機嫌そうな顔…。
場所が変わって、今度はポスター発表。
準備を一人一人頑張ってやってます。
ちなみに今回の発表大学は、
京都大学 6件
大阪大学 4件
慶応大学 3件
東北大学 2件
千葉大 2件
埼玉大学 2件
立命館大学 2件
和歌山大学 1件
広島市立大学 1件
って、最も我々の大学の知名度が低いのでは…
しかも投票制だから、組織票で普通に負けるじゃん…
ポスターも派手な大学がいますねぇ…。大阪大学は何かと派手でした。
ちなみに昼食は食堂へ。東大の食堂は市立より50円以上高め(カレー350円、セット420円~)。
しかも、容器も部屋の雰囲気もお味も並の大学程度です。
さて、昼食から戻ってくると皆さん準備が進んでいるようです。
しかし、狭いよ。間隔。
私は勝手に移動して、机を2、3台占領して広いスペースを作りました。阪大もやってたけど…
と、最初の意気込みは良かったんだけどねぇ…
さすがは著名な方々…
- 「君の研究は、新規性が全く見られないね?」
- 「これは90年代にやられた研究だ。」
- 「論文の読んだ量が話しにならない」
- 「教授にメールを出して質問はしたのか?」
- 「君の研究の何を評価しろと言うのか?」
- 「君の見解の無さが伺える」
- 「実験対象が良いだけでしょう…」
私は全くの場違い…って感じでした。あげくの果てには…
「なんでこの程度の研究で論文を提出したのか?」
…。私はもはや帰りたかったです。
こんな質問が延々1時間半続き、この後、
一般論文発表と懇親会があったのだが、意気消沈…
懇親会での料理も、喉を通らない…
さて、懇親会の時に優秀賞の発表でした。
せめて、受賞した人の研究にチェックを入れて、今後に生かそうと論文を手に取り見てました。
一人目の優秀賞は慶大の学生でした。テーマは私と一緒だけど、これは最近主流の手法で行ってます…
この時点で私の受賞の可能性は自分の中で完全に消えました…
二人目の優秀賞は阪大の学生でした。結構人が集まっていた気がしましたからねぇ。さすがです。
で、いよいよ最優秀賞の発表です。
一体、どこの優秀な学生がとるのかと一人食事も食べずペンと論文誌を持って聞いていたら…
最優秀賞
これは本当に驚きました。
実際、受賞した今でも理由が分かりません…
教授の話では、
- 場所取りが良かった
- 厳しい質問に対し、ちゃんと自分の見解を持って答えていた
点が最高点になった理由らしいですが…。
どちらにせよ、見事受賞することができました。
大学院生活、これほど嬉しいことはありません。(って、まだ2ヶ月しか経って無い…)