NYダウを利用した逆張りの有効性検証(システムトレード)

明日から一週間、海外出張です・・・毎月あるね。

 

 

NYダウはダウ工業株30種平均(ダウ平均)、ニューヨーク・ダウ、ニューヨーク平均株価などとも呼ばれる、米ダウ社が算出するアメリカの代表的な経済指数です。

日本時間AM5:00に確定することから、日本市場の寄付き価格にも大きな影響を与えます。

NYダウが前日より高い場合は日本市場の寄付き価格は上がる傾向があります。つまり手仕舞いに向いているタイミングとなります。

NYダウが前日より低い場合は日本市場の寄付き価格は下がる傾向があります。つまり仕掛けるのに向いているタイミングとなります。

この特性を活かして戦略を作成すると成績を向上させることができます。

より美しい戦略作り – NYダウを利用する http://kabu.jyohokyoku.jp/nydow

と書いてあるので実験します。

NYダウを利用した逆張りの有効性検証

【仕掛けのルール】

  • 1) 15日移動平均から終値が-30%以上乖離している
  • 2) NYダウが、前日より低い場合

【手仕舞いのルール】

  • 1) オーバーナイトして翌日成行

ソースコード

TIlib、Utility、TrendCheckライブラリはGitHubに置いています(日記の公開日に合わせたバージョンを利用下さい)

外部データを利用します。「CSVを読み込み外部データを使えるようにする方法」を先に読んで設定してください。

今回は「銘柄番号1番」に「ダウ平均」を登録しています。

バックテスト結果

計算時間は約30分です。

NYダウを使わない場合

NYダウを使った場合

分かりにくいので整理してみました。

バックテスト 取引回数 勝率 期待値 累積損益率
ベース逆張り 2148 48.56% +1.56 +56,410,080円
NYダウ利用 1411 50.74% +1.59 +38,397,810円

利益曲線は次のとおりです。

これだけ見ると、安定度が上がることで利益が下がった!!NYダウ平均役に立つ!!と思えてしまいます。

近年(5年)の利益率が極端に下がっており、相場状況が変わったのか既知の方法で使えなくなってきたのか利益曲線が寝る傾向があります。

まとめ

上記の利益曲線の「時価」は表示しないようにプログラム実装を変更しています。

実際に「時価」を表示すると次のようになります。

「時価」の計算がメチャクチャです・・・・。

ソースコードを眺めて調査していましたが、このような結果になる理由がよく分かっていません。

時価計算は廉価と異なり特殊な計算をしているように見えます。

このバグは開発者に直して欲しいです・・・。

【更新 2020.09.06】

私自身の問題だと判明。

時価が狂うProtraのバックテストの問題は、私が悪かった・・・・
以前よりProtraで時価が狂う問題があった。狂っていたのは私の実装でした・・・・。これは純粋に、銘柄を「売買」したのに「手仕舞い」できていないからだった。作ったアルゴリズムがオカシイ...
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