四季報に出ている日本の企業を見ると、サラリーマンの限界は800万円~1000万円です。
転職サイトの求人も、この給料が限界として提示されます。
役職でなく1200万円越えしたい場合は、テレビ局・広告業界除けば外資系ぐらいしか選択肢がありません。
- ソニー就職(年収900万円)→日立転職(年収800万円)
- 日本IBM転職(年収900万円)→デロイト転職(年収1000万円)
日本企業は転職しても給料は上がりません。
そうなると、家族にも頭が上がりません。
独自調査により、世帯収入で1500万円を越えるには、次の方法しかないという理解です。
- ダブルインカム
- 起業
- 投資
- スーパーサラリーマン
現在、投資の勉強を続けてますが、この先に未来があるの分かりません。
5月の連休から3ヶ月間かけてテクニカル指標や、うねり取り投資を調査しています。
で、この3ヶ月の利益は、
-8万円
です・・・。
なにも得てない・・・。
うねり取り投資とは?
おさらいです。プロも使う投資手法は、次の3つです。
- うねり取り手法
- さや取り手法
- つなぎ手法
「うねり取り」で大事なのは「分割売買」「銘柄の絞り込み」です。
チャートを見てうねりの底値で買うことを心掛け、それを「分割売買」で買います。
昭和、平成に書かれた書籍全てに共通する内容でした。
ただし違うのは、利用するツール、分割タイミング、分割数、うねりの定義です。
今回は上岡正明氏の手法を取り上げます。
上岡正明氏のうねり取り手法
上岡正明氏は現役の起業家で、アベノミクスの恩恵もあり株で1億円稼いだ方です。
書籍の中身は最近の「How to本」的な書き方なので、数時間で読み終える事が可能です。
上岡氏の売買履歴も掲載されており、実践的な内容となっています。
必要と書かれている技術は次の4つです。言い方は違えど、古典のうねり取り手法と一緒です。
- 1) うねりチャート底値買い
- 2) 分割売買
- 3) 銘柄をロックオン
- 4) 3つのスキルの組み合わせ
具体的な中身は?
古典の手法より簡単です。
- 1) ボックス相場でうねりとなっている銘柄(推奨22銘柄も掲載されてます)を探す
- 2) なるべく下層のボックス相場圏に放置された銘柄を選ぶ(下がっても精神的な負担が少なく、上昇率が高いため)。
- 3) 分割購入タイミングは3カ月か半年を置く(上限4分割。1、2、1、2)
グラフを手書きしたり、波動を読むなどの事前準備は多くありません。
酒田五法や、ローソクチャートの見方を覚える等の知識も不要です。
その他の格言は次の通りです。
- 分割購入の上限は4分割。1、2、1、2
- 最後の2を突っ込む前に3日間瞑想しろ
- 休むも相場、相場は逃げない。動かないともったいないと欲を出すな
- 常に動いていたら必ず負ける
- 新興市場に手を出すな、欲を出すな
- 空売り比率30%以上、暴落レシオ80以下から、最初の1の買い出勤
- トータルで8%~12%、最大でも15%ぐらいの上昇率になったら売る
- 未来は予測するものではなく、準備して待つ
- 小さな暴落は年に1度、暴落は3年に1度、大暴落は10年に一度を忘れずに相場に挑む
上岡氏が考える分割売買
株で継続的に勝つためには、市場がもつ不確実性をかぎりなく排除する必要があります。
この分割売買は9割の上級者がおこなっている投資の基本で、2つの感情(欲望と恐怖)を、技術によって同時にコントロールします。
分割売買の方法は、ここぞというチャンスで一度に買わずに、あらかじめ資金を分割するだけです。
技術が安定していないうちは、買いを入れるのが早くなりがちです。
お互いの打ち手が、くっつき過ぎた悪い手にならないように気をつけましょう。
くっつき過ぎだと分割してもリスク回避になりませんし、なにより下落したときに大きな損失になってしまいます。
上岡氏の考えるつなぎ手法
プロの相場師も先々の動きは読めません。
相場を読み間違えてもプロは次のように返答します。
「あれね、はずれちゃったよ。だから、つなぎの売りを入れておいた。今はそっちの利益が乗って大きいの」
当たるか外れるか、その二択しかなければ、勝率はつねに半々です。
それ以上にも、それ以下にもなりません。つまりギャンブルと同じです。
株の上級者やプロは、当たろうが外れようが、つねに勝てる状況を作り出します。それが最強の必勝カードとのことです。
上岡氏の考える手仕舞い
売りは一括でよいです。
売りそびれて、現金化できないことほど後悔すべき(次の下落で買い出勤できないため)で、あとの上昇で後悔する必要はありません。
その他のポイント
チャートは政治、経済、企業の財務面ばかりを反映しているように見えて、実は投資家の心理状況をありありと描いています。
日週月足は、次のように着目します。
月足・・・企業業績や政府の政策を反映
週足・・・心理と業績の両方を反映
日足・・・企業の業績よりも、投資家の心理が色濃く反映
また、次の指標にも注意します。
- チャート(ローソクチャート)
- 上昇トレンド
- 下落トレンド
- うねりと循環
- ボックス相場とサポートライン、レジスタンスライン
- 暴落レシオ
暴落レシオは、次の計算式で求められます。
25日間の値上がり銘柄数の合計÷25日間の値下がり銘柄数の合計×100
計算で出た数字の単位は%で、これが120%を超えると「買われすぎ」となり高値警戒、70%を切ると「売られすぎ」と判断し買いのチャンスと捉えます。
※ システムトレードツールprotraでは、基本的に複数の銘柄を同時に扱うシステムを記述できません。そのため、TIlibは複数の銘柄から計算する指標を提供していません。
感想
2006年頃に出版されて読んでいれば、今の人生違ったかもしれません・・・。
と、思うと同時に売買履歴には疑問が残ります。
楽天証券の売買履歴を掲載した・・・と記載されてますが、売却履歴になっており、銘柄の購入日が掲載されてないです。
購入額は掲載されてますが、これでは肝心のうねり取りの分析ができないです。
とはいえ、概念としては、うねり取り手法の中では一番手軽なやり方です。