バブル時代、黄色と黒は勇気の印、24時間戦えますか?

リゲイン エナジードリンクが発売されたようです。あの歌も24年ぶりに一新です。

「24時間戦えますか?」から「3、4時間戦えますか」に路線変更し、とても優しくなってしまいました・・・。

 

rigein

「24時間戦えますか?」は、三共が発売した栄養ドリンク「リゲイン」のテレビCMのコピーです。

この栄養ドリンクが発売されたのは1988年(昭和63年)

 

世はまさに「バブル時代」

 

 

ディスコでボディコンを着てサラリーマンからお姉さんが踊りまくっていた時代。

バブル後期にはジュリ扇ギャルが『CAN’T UNDO THIS !!』MAXIMIZERや「ランバダ」に合わせ踊りまくり!

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引用:映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」より

一万札を握りしめながら、必死でタクシーをつかまえようとする者が実際に路上にいた時代。

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引用:映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」より

 

公務員関係を目指していた者は半分バカにされていた時代。

ボジョレーヌーボーを飲むために成田空港近くのホテルでどんちゃん騒ぎしていた時代。

銀座や新地のクラブで、一晩何本もピンドンが開いた時代。

クリスマス前のティファニー(銀座本店はまだなくて三越)は、バーゲン会場だった時代。

他社の入社説明会に出席できないように、その日程に合わせて海外旅行などに連れて行ってしまう時代。

お金を使って楽しむのがステータス、という不思議な価値観に知らず知らず陥ってしまう時代。

 

 

なぜなら、働けば働いた分だけ金になった時代。残業代が基本給よりも多いのは当たり前。

一ヶ月間フル出勤で休みなし。昼飯もそこそこで毎日遅くまで残業。

だからこそ、バブルの頂点を極めた1990年、株価最高値は38,915円。

 

そんな中で、突如登場した栄養ドリンク「Regain」

 

アタッシュケースに勇気のしるし
はるか世界で戦えますか
ビジネスマン ビジネスマン
ジャパニーズ ビジネスマン

businessman

引用:CM「リゲイン」より(1989年)

 

今や、ジャパニーズビジネスマンは世界中で働いている。

三共製薬は四半世紀先を読む先見性に長けていた。

曲が流行しCMが流行し、自分は子供ながら元気をもらったのを覚えている。

 

しかし、ご存知のように1990年3月末に大蔵省銀行局の通達「総量規制」により、バブルは崩壊の意図をたどり始める。

不動産会社は知り合いの不動産屋と販売価格を上乗せして物件の回し合い。そして最後に買い戻し。そんな事をしているのだから、「総量規制」が無くてもバブルがはじけるのは時間の問題だった。

バブルの崩壊は1990年11月頃始まったが、多くの人がバブル崩壊を感じたのは就職氷河期が問題となりはじめた1996年。

 

 

私自身が24時間戦う必要がでてきたのは大学時代から(高校時代も徹夜してたけど・・・)。

RegainのCMは、24時間戦う!なんていうギラギラ感はなくなり、とても寂しくなってしまっていた。

 

同じ製品のCMだとは気づきませんでした。完全にスルーしてましたね。。

なので、1997年に発売された『眠眠打破』を飲んでました。

minmin

これは、なんとなく仕事や受験勉強などを死ぬ気でサポートしてくれそうなネーミングで好きでした。

「明らかに、、体によいもの入ってないよね、、命を削ってるよね・・・」とか思いながら飲んでたのを覚えています・・・

まぁ、これは栄養補給ではなくて眠気覚まし飲料だけどね・・・・。

 

アメリカではレッドブルを時々飲んでるし、日本の栄養ドリンクも買うことができる。エナジードリンクを見つけたら飲んでみるか。。

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