今日はとても暖かったので「検見川浜突堤」に釣りに行ってみた。
サバやコノシロがサビキ釣りで数匹釣れてる程度だった。
で、私?
今のところボウズだよ。
いや、前回もサビキでボウズだったし。
朝6:00~7:00が時合で、アジ12~20cm×20匹とか書いている人はいるけどさ・・・。
そんな時間に海に行けないよ。
ほら俺って夜明けまで悪と戦ってるからさ。
でも、このまま終われる訳ないでしょ!
釣りは短気な方が釣果が上がる!!
© 釣りキチ三平/矢口高雄/講談社
今回は何が何でも「脱ボウズ」を目指す!
前回、サビキをしているとコマセを無視する大量の群れが横切る事が何度もあった。
どうにかしてボウズ逃れをしたい!
トリックサビキでも、サビキでも反応しない。
この時点で
「ボラ」の大群
な気がしている。
凄く魚種が気になっていたので、釣ってみたい!
前回ルアーを投げたけど引っ掛けられなかった。
だったら出番はこれ。
ギャング針
ギャング釣りは「引っ掛け釣り」とも言われ、魚に針を引っかけて釣る釣法。
エサやルアーを喰わせる一般的な釣りとは異なり、
意図的に針を魚に掛けて釣る
このため、釣りではなく漁の類を見なされ、ギャング針は禁止になっている地域もある。
千葉だったら九十九里浜。ハマグリとか引っかかるので10万円程度の罰金。
北海道でもサケの引っ掛けは禁止。
また
「魚に過剰なダメージを与える」
「場荒れに繋がる」
「モラルに欠ける行為」
と釣り人にも嫌われる。
だから、私もあまり人に見られたくない。
まぁ私は昔から使ってるけどね・・・テヘ。
【後日談】
・・・てか、日記を書くために調査してみると「魚を引っ掛ける釣り方」は違法行為らしい。
全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)の「海のルールとマナー教本」によると、「引っかけ針」の利用自体が禁止になってた。
引っかけ針を釣り竿に付けて魚貝藻類を引っかける漁法は、「釣り漁法」に該当しないので、遊漁者等は使うことのできない漁具になっています。
漁業調整規則例 第51条「遊漁者等の漁具・漁法制限 60条」で、刑罰のない注意喚起のルールになってる。
ただ、水産省の規定する「手釣り」「竿釣り」の定義を見る限り全くどこにも違反していない。
「釣り」とは、主に釣り糸と釣り針を有する漁具を使用し、漁獲する方法をいいます。「釣り」を漁法上分類すると、(1)手釣り、(2)竿釣り、(3)機械釣り、(4)ひき縄釣り、(5)立て縄釣り、(6)はえ縄釣り、の6種類があります。このうち、すべての遊漁者が行えるのは(1)手釣りと(2)竿釣りに限られています。
しかし、千葉県の正式見解(問い合わせした人がいた)では「禁止事項」となってる。
引っ掛け釣り(ギャング釣り)は千葉県の水産課(農林水産部水産課)の見解として、千葉県海面漁業調整規則第48条により禁止事項である。
(漁業調整規則に照らした禁止事項は漁業法、水産物保護法での違法行為)
- 水産動物を餌等で誘引せずに「引っ掛ける」目的で採捕行為を行っていれば「引っ掛け釣り」に該当し禁止。
- 現場での状況や供述の信用性等から取締機関(警察、海上保安部等)が判断する。
専用仕掛けかサビキ仕掛けの流用かは関係なく、目的が「引っ掛け」なら禁止らしい・・・。
カワハギ、ふぐ、鮎釣り・・・などは餌や囮によって集魚するから良いらしい。ボラの引っ掛けは禁止行為。
何だよ・・・、早く言ってよ、お金払ったじゃねーか・・・。
【さらに後日談】
「野食ハンマープライス」含め多くのサイトでギャング釣りが紹介されていた。
千葉県浦安市の埋め立て地(浦安・千鳥のクリーンセンター裏)で「ギャング天秤」を使っており、ここは
ギャング釣りの聖地
と呼ばれている。
サイトの説明によると、「漁業権の設定が無い」「港湾施設や係留船が無い」という条件を満たせば使えるらしい。
なら、検見川浜突堤は漁業権ないし使えることになる。
YouTuberが邪魔!
外湾で釣りの準備していたら、真っ黄色な服を来た厳ついオッサン二人組が間に入ってきた。
黄色「ここの人(私)、何人で釣ってるの?」
黄色「何釣れるの?コノシロ?かーしょぼいな。イナダとか上がってないの?」
黄色「朝マズメからいるの?夕マズメから釣れる?ここ?」
黄色「この場所で釣る?横のオッサン(私)が邪魔だなー。もっと横に寄ってもらう?」
と、やたら厚かましい。
私も引っ掛け釣りだから、見られたくないし来て欲しくない・・・・。
なので、大声で子供と話をしてたら、どっかに移動してくれた。
やったね。
が、黄色だから目立つ。
あとで分かったのは、YouTuberだった。
私の「ギャング仕掛け」がビデオに録画されてしまうし、移動してもらえて良かった・・・・。
ギャング仕掛けで捕獲してみる
ギャング針は「群れ」が横切るのを待つ必要がある。
ルアーのような釣り方もあるけど、ギャング針投げると危険だし運ゲー過ぎて疲れるからやらない。
だから待つ。
ジーッ
まだかな?
ジーッ・・・・
飽きたわ・・・。
腹減った。
昼飯でも食べるか・・・
モグモグ
何処かの子供
「あー魚の群れだ!」
※ イメージ図(実際は群れで海の色が変わるレベル)
しまった!!
出遅れた・・・!!
でも、針が糸と絡まった・・・。
失敗・・・。
また群れが来た。
今度こそ!!
何か掛かった!!
コノシロ(ニシン目ニシン科)・・・の幼魚「ナカズミ」だ。
ボラじゃないのね。
ボラなら無駄な殺生となる(食べない)ので多少心が傷んだが、ナカズミは食べるので、アニサキスが身に移動する前に内臓取ってクーラーボックスへ。
徳を積んでおく
ボウズを逃れてギャング針の有効性が確認された。
だけど、魚を無理やり引っ掛けるので、多少の罪悪感はある。
まぁ、生きてる時に打ち首にして氷漬けにする時点で、罪悪感もクソもないけどね。
徳を積むために堤防のゴミ拾い。
さらにギャング針を使って、海のお掃除もした。
子供は魚でなくてもゴミが取れたら喜ぶ。
これ( ・∀・)イイ!!
コノシロという魚
コノシロなんて外道なので真面目に調べてなかったが、今回は本命なので調査した。
前回も書いたが、
成長段階に応じて呼び名が変わる出世魚で、地域によって差はあるものの概ね
- 4~5cm程度の幼魚を「新子(シンコ)」
- 7~10cm程度までのものを「コハダ」
- 13cm~15cm程度までのものを「ナカズミ」
- 13cm~17cm以上の成魚を「コノシロ」
と呼ぶ。
新子(シンコ)は小さいけれど一番の高級魚(1㎏3万円~5万円)
次のコハダはぐんと値段が落ちる(1kg 1,000円~2,000円)
その後ナカズミはもっと値が下がる(1kg 300円~500円)
コノシロに至っては、ゴミ価格(1kg 50円~100円)
だから「逆出世魚」・・・・不憫だ。
因みに正月に「コハダ」として販売しているサイズを見ると明らかに17cm以上だ。
これは「コノシロ」なので、素材の価値はゼロに近いのでボロ儲け。
新子(シンコ)は一年の間に3週間(7~8月)しか食べることができず貴重。
なお、「コノシロ」と呼ばれるようになったのは、戦国時代とみられている。
その昔は「ツナシ(都奈之)」と呼ばれていたらしい。
万葉集の中で大伴家持の歌に
『・・・・・つなし捕とる 氷見ひみの江え過ぎて 多祜たこの島 ・・・』
・・・と書いているブログもあるが、次のようなブログもある
万葉歌人、大伴家持が氷見市で詠んだクソ長い歌があるそうだ。
(一部抜粋)
・・・ 波麻由伎具良之 都奈之等流 比美乃江過弖 多古能之麻
(・・・ 浜行(はまゆ)き暮(くら)らし 鯯捕(つなしと)る 冰見(ひみ)の江過(えす)ぎて 多祜島(たこのしま) )※鯯(つなし) は 「魚制」っていう漢字 ママカリのことだって!
よかったね岡山県民
ということで「サッパ(ママカリ)」と「コノシロ」がごっちゃになってる。
この辺りの真偽は今度調べてみる。
因みに「コノシロ天秤」なるギャング針が売られていた。形は違うがメジャーな釣り方なのかな。
コノシロを船から大型の青物(メジロ・ブリ)を狙う時のエサ目的で捕獲するらしい。
ギャング釣りの結果
結果、群れが来て成功率は60%ぐらい。
一度釣れると魚を外すのに手こずる。
で、群れが7回程度通った結果、
コノシロ(ナカズミ)4匹
小さい魚のはずなのに、まな板も小さいから大きく見えるね。
今回はメゴチハサミを用意した。
手が一切汚れなかったが、魚がボロボロだな・・・。
で、酢漬けにした。コノシロの幼魚だし短い時間の酢漬けで大丈夫だろう。
- 1.三枚におろす
- 2.5mm 感覚で皮から横に切れ目を入れて骨切りをする
- 3.塩を沢山かけてタッパーに入れて1時間冷蔵
- 4.水で洗って、砂糖と酢につける
- 5.30分程度で取り出し、タッパーで翌日頂く
・・・で、魚は家族誰も食べたがらないので、自分で朝食に食べる。
うん。生臭い・・・・。
後味も、生臭い。
4匹程度で本当に十分。
まとめ
隣の子「今日は、全然釣れてなかったー」
祖母「誰も釣れてなかったから仕方ないわよ」
隣の子「えー沢山釣れている人いたよー?隣の人(私)」
祖母「あの人のは釣りは変だから、見ちゃいけません」
・・・なんて言えば言いの?!!
日時 | 2020年年11月14日(土) 午前12:10~午後16:30 |
干満時刻 | 満潮 15:52 干潮 22:27 月齢 28.3 日の入り 16:33 |
天候・潮・風向 | 晴れ・中潮 |
釣況(魚種・型・数・釣れた時間) | コノシロ(ナカズミ) 4匹 |
釣行予算 | エサ代 0円、ハゲ針2つ 610円 合計 610円 |
道具立て(竿・リール・道糸) | リール竿3.6m、リール竿2.1cm |
仕掛け(針・ハリス・オモリ) | トリックサビキ 4号、ハゲ針、オモリ 3号 |
釣り方 | サビキ釣り、ハゲ針 |
タ ナ | 40cm~2m |
エ サ | アミ姫(数匹) |
狙うポイント | 堤防下(内湾) |
釣り場の規模 | 防波堤で150人程度 |
足場の状態 | コンクリート(椅子も設置しているが先客あり) |
海面までの高さ | 3~4m |
水 深 | 3~4m |
海底の状態 | 砂浜 |
潮の状態 | 停滞 |
駐車場の有無・料金 | 検見川の浜駐車場(無料) |
トイレの有無 | ヨットハーバー隣にあるが汚く遠い |
入場料・渡船代 | 無料 |
混雑度 | 土日祝は激混み(外湾は無理) |
その他の情報 | サバ、コノシロ、ボラが釣れていた(スグに締めて食べたら刺身でも美味しかったから持って帰るらしい・・・マジか) |