9月になり涼しくなりました。
「水遊び」は終わり、秋は虫取り!
ただし、昆虫の名前にそこまで詳しい訳では無いので、県のバッタ採集に応募した。
県の職員に電話した際には
「詳しい担当者が同行するので、昆虫の名前を教えてくれる」
との事でしたが、我々のチームの同行講師はトノサマバッタぐらいしか知らなかった。
それどころか、
アスファルトの上で、
指導員「バッタいないねぇ・・・、あっトンボ!」
刈り済の芝生で、
指導員「バッタいないねぇ・・・、あっカエル!」
ふざけるなよ・・・・
こっちは市内から車で高速使って40分かけて、この森のイベントに参加してるんだよ!
ツアーなので、ついて回るしかないが、自分達で探した方が断然よかった。
県のボランティア活動だから仕方ないが、昆虫愛好会等に所属している人が指導員なのでは?
知識少なすぎ。参加者の方がよく知ってた。
こんな熱い指導員が自慢げに知識を見せびらかす事を期待した自分が馬鹿だった・・・・。
幾つかのチームに分かれたので、指導員次第だと思うけど・・・。
最初に結論
バッタがあまり採れなかった。
天候が原因・・・・と言ってたが、
いるわけないよね!
だって、アスファルトや芝の上を探してるから!
指導員「草むらは蚊がいますから・・・」
あんた、何しに来たんだよ!
日記ネタなくなったよ。
あなた達のこと、私信じてたのに・・・
仕方ないから自作自演で、指導員に習った感で記載しておきます。
バッタ科
バッタの写真もあまり撮ってない。
珍しくもなんともなかったから。
トノサマバッタの仲間
皆が狙う大物なので、事前調査して行ったが見かけることはなかった・・・。
そう、我々のチームではね。
蚊がいるからアスファルトで探してるからね!!
バッタ目バッタ亜目バッタ下目バッタ上科バッタ科トノサマバッタ亜科
バッタ・オブ・バッタな方々は次のバッタです。
- トノサマバッタ
- クルマバッタ
- クルマバッタモドキ
- イボバッタ
例えば、これは「クルマバッタモドキ」
まず、「クルマバッタ(モドキ)」か「トノサマバッタ」の区別は、羽を広げた際に模様が「輪」があるか否かで見分ける。
また、「クルマバッタモドキ」の場合は、特徴は胸背部に見えるX字型の白紋がある。
後日、市内の公園を散策したが、こいつしかいなかった。
だから、今日はトノサマバッタを見つけるのが一つの目標だ
った・・・・。
因みに「イボバッタ」は、子供の頃はコレに触るといぼが出来ると言われて忌み嫌われていました。
当然そんなはずもなく、体の特徴から名づけられた。
ヒナバッタ
バッタ亜目バッタ下目バッタ上科バッタ科ヒナバッタ亜科
クルマバッタモドキやイボバッタに似ているが、違った。
ショウリョウバッタ
バッタ目バッタ亜目バッタ下目バッタ上科バッタ科ショウリョウバッタ亜科
飛翔する時に
「チキチキ」
と音を立てるバッタはこいつだ。
このため「チキチキバッタ」とも呼ばれているが、音を立てるのはオスだけ。
メスは日本にいるバッタの中で最大の大きさです。
オンブバッタばかり見てると大きくて最初は楽しい。
コオロギ科
エンマコオロギ(閻魔蟋蟀)
バッタ目キリギリス亜目コオロギ上科コオロギ科コオロギ亜科
コオロギと言えば、こいつ。
森での採取は禁止されているので、ツアーが終わって号令で昆虫を一斉に逃がした。
すると、後ろから大きな声が・・・
女性指導員「大きなエンマコオロギを見つけたわ!」
・・・・・・いや、今、私が逃したでしょう。
ここコンクリート舗装よ!
話を聞かず、指導員の方は自慢げに虫眼鏡捕獲器に入れて皆に説明し始めた。
最初捕獲して、産卵管があるからメス・・・と思ってたけど、産卵管はもっと長かった。
中央の尖ってるのは何よ?はね?
因みに、二本のトゲは感覚器だそうです。
これはオスでした。
シルエットが黒いからゴキブリと区別できない人がネットでは沢山出てくる。
因みに、20世紀に入るまではエンマコオロギは食用や民間療法の薬として利用されていた。
イナゴ科
ツチイナゴ(土蝗)
バッタ目バッタ亜目イナゴ科ツチイナゴ亜科
今回の昆虫採集で最も見つけたバッタだ。
ただ、幼虫が多かった。
成虫(右)すると、トノサマバッタのような風格が出てくる。
でも、色は黄褐色。
因みに、ツチイナゴは日本国内で唯一の成虫で冬をこすバッタです。
こう言うウンチクを教えて欲しかったわ。
なお、昆虫食で食べられているイナゴはコバネイナゴです。
イナゴは大量発生しない
2020年4月14日、アフリカ東部エチオピアで、サバクトビバッタが大量発生し、20万ヘクタールに及ぶ農地が被害を受け、およそ100万人が緊急食糧援助を必要とする事態となった。
漫画等でよく聞く
「バッタの大量発生」
これは、蝗害(こうがい)と言われる。
[引用] 呪術廻戦 87話
これがなぜ起こるかというと、
バッタの幼虫が狭いところで大量に育つと、群生相という遠くまで飛べるバッタになるため。
学問的には、この遠くまで飛べるバッタになる変化を相変異と呼ぶ。
相変異が起きるのはバッタ科の昆虫で、イナゴ科では起きない。
つまり、イナゴの大群・・・は嘘
なお、バッタ科でもトノサマバッタやクルマバッタモドキは相変異するが、ショウリョウバッタやオンブバッタはしない等、更に限られる。
ササキリモドキ科
セスジササキリモドキ
バッタ目キリギリス下目キリギリス上科ササキリモドキ科
ササキリモドキの仲間は、以前はキリギリス科にまとめられていたものが研究が進んだ結果、独立した科に昇格した。
こいつも沢山いた。
小さすぎて、捕獲しても子供は喜ばないバッタ。
その他
昆虫採集の時間の約半分以上は芝生やアスファルトを歩いた。
しかし、周囲の草木にチョウやトンボは飛んでいたので採取した。
赤トンボ「ノシメトンボ」
トンボ目トンボ科アカネ亜科
アスファルトで、赤トンボを捕まえた。
指導員「トンボは噛むから気をつけてください」
子供達「えー噛むの?怖い。触れない」
指導員、あんたの目的は何なのか・・・。
子供達に昆虫との触れ合いを教える事が目的じゃないのか・・・・。
翅の先端部分が褐色になっています。
ノシメトンボはちょっとした林と水場があれば、普通に見られるトンボです
モンキチョウ
チョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科モンキチョウ亜科
羽を閉じた状況でオス・メスの判断は難しい。
斑紋がハッキリしているものはオス、薄い感じのものはメス・・・とするとメスかな。
モンキチョウのオスは黄色ですが、メスでは黄色と白色の2型があります。
白色のメスがオスと追飛していると、一見モンシロチョウとモンキチョウとが仲良く飛んでいるように見えるが交配はない。
まとめ
バッタも色々と調べていくと深いことが分かった。
とりあえず、種類を捕まえない事には知識は増えないな。