広島市南区、広島プリンスホテル前防波堤で「シリヤケイカ」釣り

「フューチャー・イズ・ワイルド」によると我々哺乳類は、一億年後に「ポグル」と言う7cm程度の大きさ一種のみらしい。

しかも、この「ポグル」はクモたちの家畜らしいし・・・・

ちなみに、2億年後には4mちかくの「巨大イカ」が地上を這い回り、地球上を支配しているとか・・・。

と言う事でイカ釣るぞ~!今のうちに我々哺乳類の力を思い知るがよい!!

ちなみにイカは世界で約500種、日本近海でも130種ほどが知られており、そのうち食用となるのは15~20種程度です。

深夜3時30分ごろに釣り開始。いつも通り眠たいし、メンバーはA氏とY氏。

しかも、今日は非常に海が汚いです。こんな海に2億年後の未来は無い気はするが・・・

ハゲ掛け
広島市南区、広島プリンスホテル前防波堤

こんなに汚いと、仕掛けがゴミに引っかかり釣りになりません・・・・

何度も、道糸が絡まり切る結果になりました・・・

しかも、他の人はサビキで鰯とコノシロを釣ってる・・・

イカは、大体朝5:00~9:00ぐらいまでがピークだったでしょうか。

とりあえず「コウイカ」と某釣具屋の情報で記述されているイカをゲット。

無茶苦茶引きます。これは非常に手軽で楽しいぞぉぉぉ!

シリヤケイカ
シリヤケイカ(学名:Sepiella japonica)

この年になって、初めてコウイカ科を釣ったのだけど「コウイカ」じゃないね、これは。

胴の先端から茶色い液体を出すので「クソイカ」とも呼ばれる「シリヤケイカ」です。

イカに関する某釣具屋のWeb情報は酷すぎる・・・・

釣り人の言った情報そのままを掲載しすぎだし、釣具屋が区別を知らない・・・

科名 和名 地方名
コウイカ目
コウイカ科
コウイカ スミイカ、ハリイカ
カミナリイカ モンゴウイカ
シリヤケイカ ゴマイカ、クソイカ
ツツイカ目
ヤリイカ(ジンドウイカ)科
アオリイカ ミズイカ、バショウイカ
ヤリイカ テッポウ、ササイカ
ケンサキイカ アカイカ、ゴトウイカ
ツツイカ目
アカイカ科
スルメイカ マイカ
アカイカ ムラサキイカ、バカイカ

「ケンサキイカ」の子供なども「ミズイカ」と呼ぶことがあるが、これは標準名ではない。

また、「コウイカ」と「アオリイカ」を一緒の分類にしてるが、

学問上「科」が違うと言うことは、「猫」と「犬」ほどの違いであり、

学問上「目」が違うと言うことは、「猫」と「コウモリ」ほどの違いがある。

とりあえず2億年後の地球支配生物を、家に帰って刺身で食す。

「こんな海の魚を刺身?」なんて言うんじゃありませぬ。魚屋の魚だって何処でとれたか分かりはしません。

通常、刺身で食べて腹が痛くなったら3cm程度の「アニサキス」と言う寄生虫のせい。

3cm程度と言っても、素人は繊維と間違えて分からないことが多いでしょう。

感染率高い サバ、ニシン、スルメイカ、アンコウ、タラ、イワシ 、サケ、マス
感染率低い ヤリイカ、コウイカ、イシガキダイ、マコガレイ

釣れたシリヤケイカより、よっぽどスーパの「刺身用スルメイカ」の方が危険です。

スーパーが何でも安全だと思っている人は、食べて数時間後に上腹部痛や下腹部痛が起こして下さい。

まあ、-20度で24時間以上冷凍か、60度以上の加熱調理で数秒以内に死にますがね・・・・

ちょっと、正式に魚の調査に乗り出しましょうかね・・・

外道釣りなら、Y氏。今日は色々釣ってもらいましょう、頑張って下さい。

普通「いわし」というと、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種をさす。

カタクチイワシ
カタクチイワシ(学名:Engraulis japonicus)

カタクチイワシに関しては11月に大量に回遊してくるので網ですくいます。

当初「今日はイカ釣りのみ!」と言い切ったY氏が、イカ釣りそっちのけで、その後も多数の魚種を釣り上げる・・・

日本にはキスの仲間はシロギス、アオギス、ホシギス、モトギス4種類が棲息。

シロギス
シロギス(学名:Sillago japonica)

日本近海に約80種がいるカレイ科。カレイ科の御三家としてマガレイ、マコガレイ、イシガレイがいるが・・・

幼魚すぎ・・・。特徴がハッキリと分かりません・・・

マコガレイ
マコガレイ(学名:Limanda yokohamae)

マコガレイは、
・体のわりには口が小さい
・両目の間に数列の鱗がある
・無眼側(白い裏側)の尾びれに近い部分の両縁に黄色帯が無い
・体の幅がやや狭い

よく分かりません。マコガレイの方が一般的のようなので、マコガレイでしょう。

Y氏が胴付き仕掛け(サビキに青虫付け)で釣った「?」な魚。

時々釣れる。アイナメの幼魚のようだが、色がハッキリし過ぎだし、別種かな?

アイナメ
アイナメ(学名:Hexagrammos otakii Jordan et Starks)

アイナメ属のレベルで5種(クジメ、スジアイナメ、ウサギアイナメ、アラスカアイナメ、エゾアイナメ)の仲間がいる。

スジアイナメ、クジメは尾ビレは丸みを帯びている。

エゾアイナメは、全身に黄白斑点があること、胸鰭の上方に1暗色斑紋がないこと、眼のまわりに放射状斑紋がない。しかも、結構珍しいらしいし・・・・

これらのことから、この生物はやはり「アイナメ」の幼魚でしょうねぇ。

今度はY氏が投げ釣りでキスの外道で釣ったハゼ科の魚・・・

これもよく見る。魚の大きさは5cm程度。しかもピンボケで分かり難い・・・

スジハゼ
スジハゼ(学名:A. pflaumii)

ハゼの種類は日本だけで400種は存在する。まあ釣りの対象魚は少ないが・・・

サビハゼ(サビハゼ属)なら下顎に多数のヒゲが生えている、スジハゼ(キララハゼ属)ならテッポウエビと共生する。

調べた結果、この生物は「スジハゼ」の幼魚に間違いないと思います。

ちなみに本種は「海藻の中で生活」「エビとの共生」「砂地で生活」と3型いるらしが、外見の見分け方は解明されてませぬ。

また、我々は今までネズミゴチと呼んでいたが、メゴチも種類が多い(トビヌメリ、ハタタテヌメリ、ヌメリゴチ、ヤリヌメリ、ホロヌメリなど)。

これもシーズンに何回か写真を撮影し、一体正式には何なのか調べたいと思います・・・

今回の撮影に関して、

Y氏:いつも一番多くの種類の魚を釣ってる

って・・・言うじゃなぁい?

アンタ、本命一匹も釣ってませんから!残念!!
(波田陽区風にね)

午前3:00~午前11:00まで・・・よく頑張った俺・・・。

シリヤケイカ1匹、ネズミゴチ、イトマキハゼ、ヒトデ各種
Y氏 シロギス8匹、カタクチイワシ数匹、マコガレイ(11cm)3匹、スジハゼ、アイナメ、ネズミゴチ、イトマキハゼ、ヒトデ各種
A氏 シリヤケイカ2匹、スルメイカ1匹、イトマキハゼ、ヒトデ各種

今日のイカはなぜか水深6m程度と深かった。

※広島湾で釣れる魚の正式名と、画像取得が目的の日記です。

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