パラダイムシフトを生き抜く

Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo.

これは文法的に正しく深い。バッファローの地に暮らす動物たちの社会的階級に見られる上下関係を描写している。…3点

 
 

かつて昔(昭和時代)、人間が「豊かになる」とは、「多くを所有すること」だった。

 
 

時代 ステータスとされた所有物
1950年代後半 三種の神器
 「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」
1960年代半ば 新・三種の神器(3C)
 「カラーテレビ ・クーラー・自動車」
2003年頃 デジタル三種の神器
 「デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビ」

 
 

しかし今、人々に価値観の変革が訪れている。

 

「所有する」 →「所有しない」
 
「買う」 →「フリー」
 
「最初にお金を払う」→「使った分だけお金を払う」
 
「使ってみないと分からない」→「使って良かったら買う」
 

 
 

今までの常識 これからの常識
持ち家 賃貸
マイカー レンタカー、カーシェアリング
本を持つ 図書館、ダウンロード、ペーパーレス化
CD・DVDを購入 レンタル、ダウンロード、YouTube
衣服、スポーツ、旅行用品を購入 レンタル
パソコン上にデータを保管 クラウドのサービスを利用
ゲームを購入して遊ぶ 遊んでみて購入を決める
シェアウェアで収益 広告課金で収益
定額、定量課金 従量課金(基本使用料は無料)
正社員を雇う 派遣社員を利用

 
 

これは「ケチだから」「貧乏だから」というのが理由ではない。

 
 

「本を買う」理由は「本を読む」ことが目的であり「所有」ではない(一部の収集家を除く)。

多くの人が「所有」の本質を理解し、そのための環境・サービスも増えたのが要因。

「所有しない」「使った分だけお金を払う」メリットは非常に大きい。

 
 

  • 購入する敷居が低くなる(初期投資を抑えられる)
  • 使っていない期間のお金・税金(自動車税、車検等)を抑えられる
  • 廃棄処分・置き場に困らない
  • 所有しなければ部屋が広くなる
  • 「所有」に伴うリスクやコストは非常に大きい。

 
 

初期投資が低いので普及は広まり「本当に良い商品・サービス」が生き残る。

高級品を「所有している」ことを自慢する人は、時代錯誤です。

 
 

今後は「どれだけ使いこなしているか?」が大切です。

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