コロナでオンライン授業となった「生活科」の中で、廃材を使ったオモチャを作る宿題があった。
こんなの親の手助け必要だろ(怒
オンライン授業中にやれよ!
とりあえず、子供と相談して作成経験のある牛乳パックでサッカーゲームを作って提出した。
翌週 オンライン授業が終わり、先週は各自の作った玩具を使って
「屋台ごっこ」
をやったらしい。
段ボールや割り箸を使ったスペースが必要な
「滑り台」
「ボウリング」
「射的」
などは別の部屋に分かれて、それぞれが店長になるごっこ遊びだ。
で、いざお店屋さんごっこが始まると、大多数の子供が自分の持ち場を離れ「射的」に並びに行ったとの事。
そして、我が子供含めた お店経営を続けた2〜3人だけ教室にポツンと残された状態だったとか……。
なにこれww
世知辛しさを学ぶ授業かよww
大型ショッピングモールの進出により、地元の商店街の衰退を見ている感じだわww
せめて「オモチャ作成」の用途や目的は事前に伝えようよ。
てか、エコの授業の宿題だったからマスクのヒモなどを使って作ったのに、他の子は折り紙とかビーズ使ってる。何でもありじゃんww
今回、射的ゲームを作った子は数人のグループ作品で、かつ金と銀のメダルを景品にしていたらしく、それも人気に拍車をかけたようだ。
「お店屋さん」ごっこは、また開催されるらしいので、次は景品で顧客を集めてみよう!
プラ板で鬼滅の刃のキャラを作ってみる
記憶の檻に閉じ込めて忘れていた苦い経験がまた呼び覚まされてしまった……。
私が小学生2年の頃にもお店屋さんごっこがあった。
ワクワクして家に帰って毎日何時間もかけて折り紙や工作で商品を作った記憶がある。
結果、全く売れなかったけどねww
小学生って人間として一番残酷だわーー。
大人気になった子供達の商品は、「ドラゴンボール」のキャラクターの「プラ板」。
当時は「プラ板」を知らなかったし、ましてや「ドラゴンボール」もまともに見たこと無かった。
今だったら、「鬼滅の刃」でプラ板作れば良いんじゃない?
断じて「鬼滅の刃」ネタがPVが稼げるから選んだじゃないよ。
必要な材料
もはや子供の意思は置き去りに、親のリベンジ目的でプラ板作りが始まった。
「プラ板あそび」は1980年代から90年代前半にかけて小学生の間で大流行した。
同じ年の相方はプラ板を知らないとか……一大ブームだったぞ!
【材料】
- プラ板
- ハサミ
- 油性ペン
- 紙やすり(400番)
- 色鉛筆
- 穴あけパンチ
- 下絵
- アルミホイル
基本的にダイソーで揃うが、新しく購入するのは「プラ板」ぐらいだと思う。「半透明(フロストタイプ)」のプラ板なら「紙やすり」すら不要。
どういう事かというと、当時は色付は油性のカラーマジックを使ってた記憶があるけど、今では
色鉛筆
を使うのが主流らしい。
え?プラ板はツルツルだから塗れないでしょ?
それを可能にするのが「紙やすり」であり「フロストタイプ」のプラ板だ。
ダイソーでプラ板(100円)を購入する
プラ板は今でも人気のようで、大きく展示スペースが用意されていた。
購入したのはオーブントースターに入れると約1/4に縮むタイプ。他にも1/5、1/6や、白色、金色などのプラ板が存在した。
使用方法は次のように書いてあった。
- 油性マーカーで絵や字を書きます。絵の大きさは10cm四方以内にしてください。
- はさみやカッターで切ります。キーホルダーにする場合はパンチで穴をあけてください。
- アルミホイルをしわしわにして裏返し、その上にプラ板をのせてオーブントースターに入れます。
- 加熱して縮めます。130℃を超えると、プラ板は大きく反り返しながら、ちぢみ始め、またもおの板状に戻りちぢむのが止まります。
- ちぢみが止まったらスイッチを切ります。ちぢんだプラ板は、箸やピンセットで取り出します。冷めないうちに平らなものでおさえて、そりを直します。キーホールダーや好きなヒモをつけて出来上がり。
懐かしいなーー。今は説明も書いてあって親切丁寧。
「半透明タイプ」だと「紙やすり」は不要だ。
ダイソー大型店を数店舗回ったけど「半透明タイプ」は見つからなかった。むしろ小型店には存在していた。
JANコード:4549131579024
サイズ:B5(182mm×257mm)
枚数:1枚入り
厚さ:0.3mm
カラー:半透明(フロストタイプ)
販売元:(株)大創産業
ググると「半透明」タイプで作る「プラ板」ばかりの手法が目についたので、「透明」タイプを買ってみた。
下絵を書く
カラー、白黒印刷、漫画、雑誌……なんでも良いから下絵を用意する。
子供のクラスで大人気の「冨岡義勇」で実験開始。
表 アニメ版の鬼滅の刃で一番好きなキャラは誰?(ねとらぼ調査隊調べ)
人気順位 | 名前 |
---|---|
1位 | 冨岡義勇 |
2位 | 煉獄杏寿郎 |
3位 | 我妻善逸 |
4位 | 魘夢 |
5位 | 嘴平伊之助 |
この投票は偏りを感じる。小学生感がゼロだよ……。
やる事は透明なプラ板に写すだけだ。
注意する点は、ツルツルするから滑らないように気をつけるぐらい。
(C)吾峠呼世晴/集英社
はい完了。
リアルすぎる下絵は写すのが面倒なので、デフォルメ版を利用してみた。
※ 下絵は著作権の都合上掲載なし
油性ペンで書いた裏面に紙ヤスリをかけるく
これもダイソーで買ってきた。400番がオススメらしい。
(C)吾峠呼世晴/集英社
で、ここでヤスリをかける理由は
色鉛筆で塗るため。
油性ペンで色塗りするなら不要。
当時は皆さん油性ペンで塗ってたけど、ムラができてしまうデメリットがあった。
色鉛筆なら失敗が低くて、キレイに配色できるらしい。
で、プラ板はツルツルするから、あえて表面に傷をつけて配色できるようにするらしい。
考えた人偉いなー。
(C)吾峠呼世晴/集英社
はい。完了。
- 円を描くようにヤスリをかけることで、一方向からの引っかき傷のようになるのに注意する。
- 色を塗る部分にだけヤスリをかける(透明じゃなくなりキレイに見えなくなる)
- 端の方のヤスリをかけるのを忘れないようにする
なお、前述の「フロストタイプのプラ板(100均のダイソーやセリアで購入可能)」であれば紙やすりの作業は不要。
色鉛筆で塗る
(C)吾峠呼世晴/集英社
焼くと色が濃くなるので、色塗りは薄めでも大丈夫です。色鉛筆らしく優しい色合いにすると良いでしょう
オーブンで焼く
事前に1、2分熱しておき、オーブンが温まった状態で焼くと曲がりにくい。と子供の頃に聞いたので、その通りにやってみる。
(C)吾峠呼世晴/集英社
グッと小さくなったら完成!
(C)吾峠呼世晴/集英社
予想以上に小さくなった……。
そして、裏面は色鉛筆で書いた跡が見えて、あまりキレイじゃないな。
最後に同じくダイソーで購入できる金具を購入すればキーホルダーとなるが、子供向けの粗品目的なので「釣り糸」を結んでおいた。
【付録】その後のコーティング
爪でプラ板の表面を擦っていたら、剥げてきた。
色鉛筆で塗ったプラ板は色移りや色落ちを防ぐ為のコーティングする事が推奨されていた。
表面を
- マニキュアのトップコート
- UVレジン
- ニス
などでプラ板をコーティングすると「ぷっくり」つやのある素敵な作品に仕上がる。
また、接着剤を出来上がったモチーフの裏側にのばし、各アクセサリー金具をつければ、自分だけのブローチやヘアピン、ピアス、指輪が完成する。
まとめ
難しい事は何もない。だって小学生の頃の遊びだもん。
あとは大量生産だ!!
これを持って行って屋台の景品にすれば良いよ!!
良いわけ無いでしょ!!
親が作ったものを景品にしちゃ駄目でしょ。
って、ごもっとも。
結局、子供は「折り紙」のメダルの景品にしたが、やはり3名しかお客が来なかったらしい……。
【追伸】
再度「お店屋さん」ごっこが開催されるというので、今度は「輪投げゲーム」にオモチャを変えてみた。
これが大ヒット!
ようやく肩の荷が下りたわ……。