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「戦争は絶対にしてはいけない」と安易に考える人は危うい

      2020/08/21

縄文時代より先祖代々我が家は広島県で生活していた(と思われるが)が、就職して上京し、アメリカのサンノゼに赴任後、今では千葉県に住んでいる。

広島市に住んでいた頃は、

  • 平和に関わるボランティア(インターネット灯篭流し)
  • 大学での研究活動(戦前の広島の町の3D作成、原爆ドーム・嵐の中の母子像の形状復元)

など意識せずとも、平和活動に対して関わりがあった。

が関東で生活していると、意識して「戦争写真パネル展」に足を止めたり、「戦争体験の語り部の話会」に申し込みを行わない限り目にすることは殆どない。

各展示会も「クイズラリー」にしたり「お菓子」を配ったり試行錯誤が必要な状況だ。

 
 

学校の「道徳」の時間というのは「戦争と平和」を学ぶものと思うほど広島では時間を使っていた。

が、大学時代の富山県民が

 

「え?『道徳』の授業は、富山では『性教育』に一番時間使うちゃ。」

 

と発言したことを、今でも忘れられない。

 
 

そして、もう一つ「広島 平和記念式典」のライブ放送は全国で行われ、「黙祷」は全日本人が行っていると思っていた。

首相の出席しているし、世界各国から多くの参列者も出ているので。

しかし2013年に民放を確認した時は、「ももいろクローバー」や「冷やし餃子」の紹介をしていた。

で、今年も同じ状況のようだ。

広島原爆式典の生放送を広島県知事の所で途中で切るというTBS全く報道しない民放各局、メディアというものは最低であることがよくわかった。さらにアベの言うことにはテロップが出ると言うことはあらかじめ決まっている文言であるからだせるもの。安倍さえ中継すればいいという最低メディア。

 

残念ながら、関東圏ではテレビでは平和記念式典を見ることができない。

そんな事は分かっていたので、毎年インターネットライブ放送を見た。

 
 

今年はコロナで参列者を限定したようだ。

印象的だったのは、広島県知事(湯崎英彦氏)の話で、平和云々ではなく語彙力と文章力に脱帽した。

 被爆75年の今日ここで、我々は、人々の予想と願いを裏切る大きな二つのことを目の当たりにしています。一つは、75年は草木も生えないという予言に抗い、広島がこのように誇るべき復興を遂げているということ。もう一つは、この日までには、と願い続けてきた核兵器廃絶が、残念ながら未だ遠い現実であるということです。

  • 「頭(こうべ)を垂れねばなりません」
  • 「物理的現実の前にひれ伏し」
  • 「皆さん、今こそ叡知を集めて行動しようではありませんか」
  • 「核兵器の破壊力は、アインシュタインの理論どおりまさに宇宙の真理」
  • 「万有引力の法則や原子の周期表といった宇宙の真理とは全く異なるもの」
  • 「原爆犠牲者の御霊(みたま)に、広島県民を代表して、謹んで哀悼の誠(まこと)を捧げる」

 
 

さて、そろそろ本題。

子供・親たちの「平和のメッセージ」を読んでみると、

「戦争だめ絶対」
「武器を持たない」

と書いてある。
 
 

ここで、大きな疑問がひとつ残る。

「そもそも、なぜ戦争に反対しなかったのか?」

なぜ子供でも分かるダメな事を多くの大人がやってしまったのか?

なお、戦争について個人的観点を記載するが、タブー感があるのでちょっとベクトルを変えている。

先に個人的見解「戦争は絶対にしてはいけないのか?」

偏向文章なので、先に個人の見解を述べておく。精神的に考え方を受け付けないのであれば、読まないことをオススメする。

 
 

まず「平和はありがたいことであるし、その価値は伝えるべき」だと思っている。

ただし、私が若者だった時代は過ぎ去ったので「平和賛成」か「戦争止む無し」と考えるかは次の世代の個々の判断に任せたい。

 
 

戦争は絶対にしてはいけないと思います。

指揮をするのは政治家や軍人ですが、犠牲になるのは、罪のない一般国民ですから。

 
 

灯籠流ししていた時に届けたメッセージの9割方は次のような内容だ。

 
 

ただ、考えてみてほしい。

外国が理不尽な条件で攻めてきたり、理由もなくミサイル攻撃をしてきて家族・親類・友人・知人らが無残に殺されたとする。

その時、冷静に「平和が至上であり、戦争しないことが大事だ」と言い切れる自信があるか?

 

たとえば、知らない人に大切な親族や子供が殺されたり、性的犯罪を受けたりする。

その時でも、「平和的解決」を望むことができるか?

 

そんな聖人のような心を持った人の方が、世の中少ないのでは?と思ってる。

 
 

・・・と曖昧に書いても仕方ないので、個人的見解を述べておく。

飯野賢治氏が「息子へ」というタイトルで「原発」に対する「あり・なし」を日記にしていたが、「原発」を「戦争」に置き換えた文が的を得ていた。

 

戦争は、賛成か、反対か、ってなると
賛成の人たちと、反対の人たちに、別れちゃって
その先、進まないことが多いんだよね。

(中略)

パパの意見。
結論になっちゃうけど聞いてくれ。
パパは戦争、ナシという意見なんだ。

賛成か、反対か、ではなくて
そもそも、やっちゃいけないんだと思う。

(中略)

パパは、自分の世代より先まで
影響を与えてしまう可能性があることって
手を出しちゃいけないと思っているんだ。

いま生きている人が、その人生を「どう生きようか?」
というのは、その人の自由でもあるから
少なくとも、それを求める権利はあると思うんだけど

次の世代とか、その先の世代まで
影響しちゃうようなことは、やっちゃいけないと思うんだよ。

今後の「戦争」が、人との殺し合いだけとは限らない。

武力戦争ではないが、情報戦、経済戦争、貿易戦争、サイバー戦争だって勃発している。

また、将来「地球外生命体」が地球に攻めてくるかもしれない。

そこまで含めた広い意味での「戦争」に対する個人的見解だ。

「戦争反対」という考えは「刷り込み」でしかない

個人的意見を述べたところで、もっとも言いたいことは、

 

今の時代の「戦争反対」という考えは、単なる「刷り込み」でしかなく、絶対的ではない。

この「刷り込み」は、大衆扇動・世論の作り方次第では、あっさりと崩れ去るものである。

 
 

ようするに常に疑問を持ち考え・見極めるリテラシーを身につけない人間が一番危うい。

 

ドラマ「半沢直樹」でいう、次の人達。

水戸黄門的ドラマの内容が面白すぎて全く目に止まってないかもしれない。
 

会社でも学校でも、このような人たちは多い。

そういう人は、興味がない事はとことん傍観者で、興味ある事でも

 
 

浅い

 
 

また、インターネットが発達した現在であれ「刷り込み」により世論が間違った方向へ進んでしまった例は多くある。
 

例えば、コロナ中のデマでティッシュペーパーが無くなったのは記憶に新しい。

そして、そのデマの発端と思われる人物を袋たたきにしたが、それもデマだった。

今の時代でも(だからこそ)、自然と「刷り込み」が発生しており、媒体は違えど状況は昔と変わらない。

 
 

「韓国」や「中国」との関係なども然りである。

 
 

いや、あれは、明らかに「韓国」「中国」がオカシイ。

こっちは正当防衛だ!

 
 

なんて言う人は滑稽旋盤、笑止千万、ちゃんちゃらオカシイ。

 
 
 

日本のやっていることは自衛であり、為すのではないのである。

武力を用いても戦争をしているわけではない無い。

これは、現在の南日本新聞の前身である「鹿児島新聞」の1931年9月6日に掲載されたコラム。

 

実は、当時も全く同じ理由から戦争に発展し、太平洋戦争へと進んでいった。

まとめ

現在、ネットに出てくる映像コンテンツが内容の真偽が確認されないまま拡散され、時にはフェイクとして人々に届く。 

まず、メディアの送り出すコンテンツが、事実・真実を伝えているのかを見極めるリテラシーを身につけることが求められる。

・・・・それを行ったとしても戦争への道は国民が知らないうちに一歩ずつ進んでいく。

「刷り込み」というのは、大衆扇動・世論の作り方次第では、あっさりと崩れ去る。
 
 

戦争ってのは、正義と正義のぶつかりあいで起こるもの。

テロリストも基本的にみんな

「いいこと」

をしてると思っていて、自分が信じる社会にとって「いいこと」をしようとしてる。

 - 2020年(社会人16年), 随筆

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