本上武士氏の逆張り移動平均乖離率の有効性検証(システムトレード)

クワガタムシが死にました・・・。

台風の日に木を探して交換(それまでは既製品)し、虫かごもキレイにした後に餌を食べなくなり急に弱っていきました。

土(既製品)が湿ってなかった?針葉樹を与えて匂いでやられた?

カゴから脱走したりと可愛いヤツだったので、可哀相なことをしました。

そして、その日から左目が充血して痛さが取れない。

本上武士氏の上昇トレンド型の株システムトレードの有効性検証

2007年後半からシステムトレードに取り組みストラテジーを紹介している方(本上武士氏)を見つけました。

その中で、2008年~2009年頃の日記に「逆バリ型ストラテジー検証結果」というものがあります。

移動平均乖離率だけをメインに使った古い手法ではありますが紹介します。

移動平均乖離率は斉藤正章氏の逆張り手法にも出てきます。

また、トレシズ氏も次のように語っています。

移動平均乖離率(終値)(5日)という指標は、かなり重要な指標だと思っております。

・順張り買いでは5日線上の銘柄を狙い、5日線下になったら売買対象外
・逆張り買いでは基本、5日線下の銘柄限定

5日移動平均乖離率の有効性検証

【資金管理】

  • 資産500万円:レバレッジ2倍
  • ポジションサイズ:定額50万円
  • 突入タイミング:サイン点灯数10個以上
  • 売買優先順位:10日平均売買代金降順

【買いルール】

  • 5日移動平均乖離率 -15%以下
  • 終値100円以上
  • 10日平均売買代金1億円以上 

【手仕舞いルール】

  • 施行タイプ:翌日寄り成
  • 利食い:含み益5%
  • 期限切れ:7日経過

バックテスト結果

利益曲線は次のとおりです。

マイナスの年は2018年だけです。

25日+5日移動平均乖離率検証の有効性検証

【買いルール】

  • 25日移動平均乖離率 -25%以下
  • 終値100円以上
  • 10日平均売買代金1億円以上
  • 上場全銘柄
  • 5日移動平均乖離率 -15%上抜け 

【手仕舞いルール】

  • 施行タイプ:翌日寄り成
  • 利食い:含み益5%
  • 期限切れ:7日経過

バックテスト結果

利益曲線は次のとおりです。

マイナスの年はありません。

勝率も83.51%と高く、平均年利は20%未満と低いですが、プロフィットファクターは高いです。

25日移動平均乖離率×200日移動平均乖離率の有効性検証

【買いルール】

  • 200日移動平均乖離率が-30%以上 
  • 25日移動平均乖離率 -25%以下
  • 10日平均売買代金1億円以上
  • 終値100円以上

【手仕舞いルール】

  • 施行タイプ:翌日寄り成
  • 利食い:含み益5%
  • 期限切れ:7日経過

バックテスト結果

利益曲線は次のとおりです。

マイナスの年はありません。

勝率も79.38%と高く、平均年利は20%未満と低いですが、プロフィットファクターは高いです。

統合システム

これらの手法は全体的に右肩上がりですが、全トレード数が少なすぎます。

これらを全て統合したら、全トレード数も増えて綺麗な単調増加になる可能性があるのでは?と思ったので試しました。

ここまで良い手法なら、自分だけ使って公開しないのが普通な気もしますが・・・。

ソースコード

TIlib、Utility、TrendCheckライブラリはGitHubに置いています(日記の公開日に合わせたバージョンを利用下さい)

バックテスト結果

利益曲線は次のとおりです。

あれ・・・寝ました。

というより、2018年だけマイナスだった手法にも関わらず2017年と2008年も負け年になりました。

特に、肝心の2008年(リーマンショックの年)に負けたら意味ないです・・・。

全トレード数は増えました。年利が上がるので良いことです。

ですが、平均年利(直近5年)が下がりました・・・・。

プロフィットファクターは平凡な値になりました。

勝率も下がりました。

良いこと無し・・・・。

まとめ

単純に組み合わせればよい・・と思ってましたが違うようです。

とはいえ、333万円ずつ各手法に資金を分ける方法では、購入銘柄数が減り全体利益が落ちます。

資金分割も奥が深そうです。先は長い・・・・。

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