日本人は、
ワイングラスは脚の部分(ステム)を持つ
ことが正しいと思ってます。
しかし、この持ち方は、
国際的なマナーとしては正しくない
という、アフィリエイトブロガーの記事が2013年頃から増えてきました。
でも、ブロガーは他人のサイトを、
コピペして
ページを大量生産することが目的だから、
誰一人 根拠を明示していない
状況です。
では、
発端は誰なのか?
それは、次の三者です。
アサヒビール
日向清人(慶応大学)
ミカマイコ(LAURIERライター)
シャンパングラスであれワイングラスであれ、立っていようと座っていようと、ともかく、グラスはカップ状の本体部分を持つのが当たり前です。
【引用】ワイングラスの持ち方 新訂版(文・日向清人)
欧米では、フォーマルな場でも大統領や王室の人達はワイングラスの“ボウル部分”を持っています(勿論、一般の方も!)
【引用】グラスの脚(ステム)を持つのはNG!? 知っておきたいワインのマナー(文・ミカマイコ)
なるほど、それが欧米スタイル。
私もカルフォルニアに住んでいるのだから、
ボウル部分を持って
パリ育ちのフランス人(自称ワイン通)と「持ち方」をテーマに食事をしました。
が、一蹴・・・
フランス人(自称ワイン通):
お前は何を言っているんだ?
「テレーズの罪(Therese)」を見てみろ!
全員ステア持ってるぞ!
ぎゃふん・・。
後日、「テレーズの罪(Therese)」を見てみると、確かにステムを持ってます。
アメリカのレストランで辺りを見回してみると、
ステアを持つ人が多い
真実を徹底的に調べて
フランス人(自称ワイン通)をギャフンと言わせます!
ワイングラスの謎の調査開始
今回の場合、
書いた本人に質問する
これが一番の近道です。
アサヒビールのサイトには次のように書いてあります。
ステム(脚)部分を持つのは、テイスティングの様式でグラスの横から、ワインの色や粘性を観察するための持ち方です。ただし、一般的な日本の書籍には見た目もエレガントに見えますし、温度変化も少ないことからレストランでもステムを持つのがルールと記載されていることが多いようです。しかし国際的に見ると公式な晩餐会マナーとしては、ボウル部分を持つとされております。
実はこのサイトには2012年までは「ステムを持つようにしましょう」と書いていました。
ワイングラスはステムの部分を持ちます。ステムとはシャンパングラスやワイングラスを支えている細い脚の部分のことです。ワインをレストランで飲むときは最適の温度でサービスされます。それなのに、ワインが入っているグラス部分を手で持つと手の温度がグラスに伝わって、ワインの温度が上がってしまいます。そうするとベストな温度でワインを楽しむことができません。それに、手の皮脂でグラスが曇ってしまったりすると、ピカピカに美しく磨かれたワイングラスが台無しです。見た目もステムを持って味わうとスマートですので、グラスの部分ではなくステムを持つようにしましょう。
これは、誰かの指摘があったと思われます。
それを確認するのが一番の近道です。
アサヒビールのサイトのソースは?
アサヒグループWebSite事務局からの返答を貰いました。
この度、ご質問を頂戴しました「ワイングラスの持ち方」につきましては、文献を参考にしたものではなく、エチケットやプロトコールのスペシャリストを育成されている関係団体やワイングラスメーカーの方など、専門家にご教示いただいた内容を元に記載しております。
国際的な晩餐会などでは、会話を楽しむ場なので、より“安定感”を優先し、ボウル部分を持つ場合が多いことや、ステムを持つと、飲む際に顔を大きく上に傾けることになるため、会話に向かない、といったことから、ボウル部分を持つのが主流とのことでございます。
なるほど。
- プロトコールのスペシャリストを育成されている関係団体
- ワイングラスメーカーの方
って誰よ?
どこのメーカーよ?
それを教えて下さいよ?
が、何度質問しても答えは貰えませんでした・・・。
そもそも、ボウルを持つならワイングラスにステムがいらないでしょ!
独自にワイングラスの歴史やプロトコールの書籍・サイトを調査することにします。
次回につづく・・・
※ 国際的なルールの真実をご存知の方はメールで連絡を下さい。
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