アメリカは日本と比べると親族調査や先祖調査がとても簡単にできる。
なのでアメリカではホビーとして親族調査は定着している。
キリスト教会も「透明性を明らかにする」目的で、渡航記録や生誕・死亡情報までを管理して公開することに協力しているらしい。
最近は「ファミリーヒストリー」という番組の影響で、家系図作りが日本でもプチ流行中だとか。
でも、日本の寺院・行政は「個人的な興味では見せれない」「行政書物だから無理」「差別的な情報が含まれるので禁止」「プライベートに関わるから」・・・で、見せてくれない。
いつまでも役所仕事してる場合じゃねーだろ!
日本の親族なんて私の生まれる30年前に他界した親族ですら、次のような簡単な事が分からずに10年経過しました。
- 父親、祖父は誰か?
- 子供、孫は誰か?
アメリカに渡った人々は、たった2ヶ月で今まで連絡すら取れずに困っていた人々を見つけることができました。
- アメリカに渡った遠い親族の名前とメアド&近々会う約束
- 義理の父の従兄の生死と、その家族の住所・電話番号
- 義理の父の従弟の生死と、その家族の住所
- 直系の養子となった親族の移民先と子孫の居場所、墓のありか、墓の写真
「アメリカと日本の一番の違いは?」と言われたら、
過剰なまでの情報公開とデジタル化
を真っ先にあげたい。
日本人が想定する「インターネットが当たり前」なレベルの情報量ではないです。
前回もネタにしたけど、10年ぐらいアメリカの先祖に関して書いているブロガーにメールした際の返信内容はこちら。
現状、日本へ発送した記録しか情報が無く、私も知りたいと思っていますので逆に教えて欲しいです。
サンノゼに住んでるんですか~?サンノゼ博物館にも行きたいと思ってたんですよね!サンノゼ周辺には◯◯っていう知り合いが住んでるので。
再度「能無し!」と言ってやりたい・・・。
アメリカでは何でも手に入る。探す気がないでしょ、この人。
自分を永遠に子孫に忘れて欲しくなければ、アメリカで生まれて死ぬべきだ!
足取りの分からない従兄弟の調査
義理の父の従兄弟が「アメリカで過ごしているのか?」「日本に住んでいるのか?」が分からないという質問。
日本に住んでいる場合は「戸籍の附票」を手に入れれば分かるのだが、役所に尋ねると、
正当な利害関係がある場合(土地相続や利権)でないと直系以外は取得できない
との返答が返ってきます。
そんな事は承知。
そんな場合は「全国のタウンページのデータベース」から調査します。
携帯電話が普及する前は一般家庭の電話番号・住所はタウンページに載っていました。
「住所でポン!」などのサイトを使えば手に入るよね。
このサイトは犯罪扱いになり裁判中。でも、使う側にはありがたいサービスです。
同姓同名が電話帳にいないことを確認。
丁度その時に、義理の母から「アメリカにいると思う」という連絡を受けたので再度アメリカでの調査を実施することにしました。
アメリカのサイトでの調査
いつもお世話になるアメリカの親族調査サイト。キリスト教会のサイトです。
さて、前回調査したときには『Frank 苗字』って人の情報なら沢山ありました。
でも、やっぱり義理の母に聞いている名前の人は見つかりません。
うーん、、、、『Frank』って人の生年月日は探している人の生年月日に似てるなぁ・・・・。
「って、、この人じゃね・・・?」
という事で、調査してみると「ミドルネーム」を発見し、その名前が「日本名」と一致しました。
アメリカと日本で名前が違う
というのは、後々の他の人の調査結果でも多々ありました。
今後は、このような内容に気をつけた方がよさそうです。
他にも、調査する際には
- 生年月日は±5年ぐらいの幅を持たせる
- 名前や苗字のスペルミスの可能性も持っておく
- 妻の旧姓も確認する
などに注意しながら進めましょう。
「アメリカ名」が分かれば調査は早いです。
- 結婚情報
- 死亡情報
- 現在の子孫の名前、住所、電話番号
などなどの情報を取得。
そして、住所が分かれば、Google mapで現在の建物の様子も見ることできる。
また現時点で誰がオーナーか?なども調べることもできる。
電話番号もゲットしたので電話してみると、シニアな女性が電話口に出てきた。
内容も聞かぬまま強制的に電話を切られたが、調査した家系図と我々の関係、返信用封筒と切手、そしてリターン・レシート(受け取り証明)付きで手紙を送付した。
あとは相手次第かな・・・。