モツゴが卵を産んだとブログで紹介したのは今年の1月4日。
モツゴはオス2匹、メス1匹しかいないが、その唯一のメスが数週間毎に60個以上の卵を産み続けてくれた。
……どんだけ産気づいてるのさ。お盛ん過ぎww
トータルで1000匹近い稚魚を産むらしいが、そうなると飼うことは不可能なので放置していた。
すると……
ある時は卵が全て突然消えている
ある時は卵のまま腐敗している
という状態で春を迎えた……。
卵のまま食べられたのか、孵化したけど食べられたのか、産まれて「ろ過装置」に吸い込まれたのか、父親モツゴが卵の世話を放置して水カビが生えたのか理由は分からない。
多分最後の推測は合ってるけどね。
春になったし、多少の赤ちゃんモツゴを飼育してみよう。
ということで、親モツゴがまた育卵?放棄してたので、親の水槽と分けて人工孵化を試みた。
水槽を分けて卵を育てる
隔離が必要になるので、卵付きオブジェをダイソーの虫取りケースに移した。
モツゴは、卵を守るだけでなく、卵に付着した汚れを掃除したりもする。
ワンポイント
卵に直接やや強めにエアーレーションを当て続けることで、オスの役割でもある新鮮な水を送って水カビも防げます。
無性卵は水カビが発生しやすくそれを強めのエアーで吹き飛ばします(この水カビが厄介で有性卵までカビに侵されて全滅することもあります)
これを人工的に行うために、エアーポンプの二又分岐と水逆流防止弁も購入しておいた。
エアー(空気)を送り続ける事で水カビによる腐敗を防止してる。
てか最近、もう一匹のオスが自分の縄張りの壁の手入れをしている事がある。
これはメスを巣に呼び込むためだってさww
そして赤ちゃんモツゴが産まれた
孵化までは1週間ほどらしい。
でも既に卵に目が見えてたので、最初の仔魚が孵化するまで2日もかからなかった。
やはり調べてみると、モツゴの仔魚(赤ちゃん)は泳げないので底の方に固まるので他のモツゴに食べられやすいらしい。
ようするに、孵化した仔魚は卵黄吸収するまで底でじっとしているとのこと。
でも、朝産まれて夜には元気よく水槽の中を泳ぎ回っていたけどね。
子供の大きさは5mm程度。
孵化後の餌は?あげるタイミングは?
この辺りの情報が皆無だ。
「卵」までの情報は書かれているサイトを見かけたが、孵化後の情報が全く見つからない……
唯一の詳しい情報は掲示板だった……。
モツゴの仔魚は非常に小さくて微小なプランクトンしか食べられません。ブラインが食べられれば問題はあまりないと思われます。
ブラインシュリンプ卵って何?
調べてみたらこんな生き物……
で、この餌をあげるには一苦労がある。
ブライン卵の孵化方法
1)水槽に牛乳瓶の高さより低い水とヒーターを入れて28℃にします。
2)牛乳瓶内にエアーストーンを入れて強めにエアーレーションします。
3)1日経つとブライン幼生になります。それをスポイトで捕って魚に与えます。モツゴが2cmくらいになるまで毎日この作業が必要です。
はい。そうです。大変に面倒なんです。
ベビーフードだと成魚まで成長する個体は非常に少なくなるらしい……。
「ヒーターを入れて28℃をキープ」って専用機材がいるでしょ……いやサラリーマンには無理だよ、これ。
ということで、餌はこうなった。
ダイソー 赤ちゃんメダカ キンギョのエサ
食べてくれなかったり死んだものは諦める。
その他、次のように書いてるサイトもあった。
プランクトンが豊富な青水が最適。
水槽で飼育する場合は専用の細かいエサか、インフゾリアなどを用意すると生存率が上がる。
まとめ(約一ヶ月後)
水を交換するのは仔魚に影響があるのでは?と考え、1ヶ月後に水を交換。
マクロな写真撮れないね。αでもスマホでも駄目だわ。
生き残った仔魚の数は20匹ぐらい。1/3は減ったかもしれない。
それでも「ダイソー 赤ちゃんメダカ キンギョのエサ」をあげるとパクパク食べていたので、生き残った仔魚達は このまま逞しく成長してくれると信じている。
……と締めようと思った翌日、さらに1/3死んで5匹となった。
水は水道水を二週間放置したのでカルキ抜きは十分だと思うけど……。
エサを2つまみしかしてないから足りてなかったのかな……。
そう言えば孵化した初日は子供が誤ってエサを大量に入れすぎたと言ってたなぁ。
今回の失敗原因はそれかなぁ。分からない。