最近はよく色々な昔の事が思い出される。
死の直前に人が走馬灯が見る理由は、一説によると、今までの経験や記憶の中からから迫りくる「死」を回避する方法を探しているだという。
って、鬼滅の刃で言ってたよ?
えっ、僕死ぬの?
数年ぶりに完全に忘れていた facebookにログインしてステータスを既婚に変更した。
まさかの、おめでとうメッセージwww。
……ごめん。結婚して10年以上経過してる。
そういえば、通知される仕組みだったな。
facebookには中学生時代の繋がりが多かったので、学生時代の日々を思い出した。
中学生時代。
それは、僕にとって毎日生き地獄を味わいに行く場所。
先輩後輩の間でカースト世界に涙を流しながら生きる長くて辛かった暗黒時代。
男性は肉体が傷つくだけだが、女子生徒のイジメは精神的にも追い詰められていた。
皆の前で裸にされて笑いものにされてた女子先輩もいたわ。糞な鬼畜連中は死んだほうが良い。
僕の人生の中で「中学生時代」ほど弱肉強食の殺伐とした時期はなかった。
高校生になったらマジで天国かと思ったわ。
高校でも授業中に毎日後ろから背中を本気で殴ってくるイカれたゴリラが一人いたが、ゴリラなりの愛情表現で個性ぐらいに思えた。
斎藤お前の事だよ!
僕の出身中学校は広島県下ワーストTop.3
段中(広島市立段原中学校)
という名の県下ワーストTop3に荒れた中学校だった。
段原中学校スゴイな。校門の横で女子生徒があぐらかいてタバコ吸ってたぞ。 昔からヤンキーの学校ってイメージだけど、ヤンキーが育まれる地域性なのかね?
— T6500 (@T6500) October 30, 2012
今では移転して校舎も綺麗になっていると聞く。
段原に住んでますが“あの段原でさえ”ヤンキーを見かけることは滅多に無くなりました
が、人の心はそう簡単には変わらないと思っている。
所詮は仁義なき戦いの舞台「広島」。ヤンキーの数と悪さ含めて全国でもトップレベルの酷さだったからね。
Wikipediaに書かれている段中の著名な出身者とか……ガチじゃねーか。
新人女子教師は、段中に着任が決まって泣いたと言ってた。
僕の知ってる当時の段中はこんな感じ。
窓ガラスは割られて
非常階段にはタバコの灰殻だらけ
担任教師が登校拒否になり授業は自習
弱者は体育館裏に呼ばれて先輩のサンドバッグ
ここは、修羅の国(北斗の拳)か!
更にヤバさに拍車をかけていたのは「暴走族」の旗揚げがあったことだ。
脳筋な先輩共が入隊して、荒れ具合に拍車をかけた。
段○愚連隊
マーベ○
幾つかのグループがあった。
それらが卒業式の日には、レットカーペットの上をウイリーしながら刺繍の入った特攻服を着て颯爽と去る。
コレを見た当時の厨房は憧れと畏怖を感じた目で見てたのを覚えてる。
なお、中学生は暴走族の「見習い、附属」という扱いで、族の名前が少し異なる。
段原少年○連隊
マー○ル・チョコ
何この ウマそうなネーミングww。
でも、やる事はカツアゲ・脅迫・犯し・珍走・他校への殴り込みという全く褒められた事じゃない。
そもそも、暴走族って上納金(月謝)を支払う必要があるんだよ。
最初は月500円から始まって2000円ぐらいまで増えていく。そして払えない奴はカツアゲを始める。
そして、多くの暴走族のトップはヤクザと繋がっていて、中学校の暴走族との関係は次のようになっていた。
で、バックがデカければ、それだけ隊の箔がつく。
因みに当時、広島でもっとも有名だった暴走族が
平和○合
同窓会で、平○連合の総長なった同級生に久しぶりに会った。
袴着て、リーゼントで固めた髪の毛してたww
もう二十歳よ?
同窓会を中学校単位で集まるシステムは、マジで止めたほう良いと思ってる。
中学時代以降の暴走族事情は知らん。とうかさん、えびす講、アリスガーデンやら、観音○合、西○本狂走連盟、廣島連○——などのキーワードが懐かしい人は、下記のブログを読んで頂戴。
さて、中学生時代の話に戻そう。
僕の中学生時代はカースト最下層
僕には間違いなく人生で一番苦しく長い時期だった。
「中学生時代が楽しかった」という人達は、中学カーストでは上流国民だと思ってる。
カーストの世界で人間扱いされないのが山ほどいた。
さて僕も期待を裏切ることなくカーストで安定の最下層。
どれくらいの底辺かというと——
高校時代に「クラスのモテ男ランキング」という糞な投票を女子共を行い、僕は最下位だったからね。
小学生時代には同じく「クラスの面白い人ランキング」をコレまた女性共が全員にアンケートを行い、僕は5位だった。
これだけならクラスの人気者に見えるが、上位にランクインした生徒は他のジャンルでもランクインしている。
- 面白い人 1位・・天才な人 1位
- 面白い人 2位・・カッコイイ人 4位
- 面白い人 3位・・美人な人 3位
- 面白い人 4位・・カッコイイ人 5位
- 面白い人 5位・・それだけ
これはカースト最上位と最下位を明確に表わしている。イケメンで面白いとか、美人で面白いとか何このハイスペック!
逆をいえば純粋な「変なヤツ」としてランクしたのは僕だけ。挿絵で分かるが当時は「面白い人=変人」の意味も含んでいたからね。
例えば「面白い&天才な人 1位」の生徒は、授業中に先生とバトルしてた(一生懸命と一所懸命は違う!とか)。多くの生徒は意味さえ分からず変人扱いだった。
アンケートなんてユダ探しなんだよ!やめろよ遠回りなイジメは!
そして卒業アルバムに載せて家庭に配布するなよ馬鹿野郎。
母親が泣いてたわ。
笑い泣きだけどね。
家庭内にも問題があったと思ってる。
で、底辺にも関わらず「よく喋る」空気が読めない学生だった。
そもそも、本名のイニシャルが「K.Y(K:くうき Y:よめない)」だしね。
ただ「よく喋る」ので、担任から毎年必ず次のようにお願いされていた。
担任「明日のクラス委員決めで、学級代表に立候補して欲しい」
なのでモラリティを規定し守る・守らせる立場だった僕。
モラリティの高い子は「空気の読めない奴」としていじめの標的になる。
北斗の拳的な世界観の中でモラリティが高くて生きられるのはケンシロウみたいに強い奴だけ。
もしくは、ルールを平気で破ったり自分勝手に振る舞える奴ほど中学校時代は楽しい。
逆に、勉強できない・運動できない・モラリティだけ高いという子は中学校時代は地獄と化する。
で、僕は期待を裏切ることなく安定の運動音痴だったのは以前伝えた。
空気の読めないカースト底辺はヤンキー先輩の恰好のサンドバッグとなるのは時間の問題だった……。
そんな底辺が生きる中学校生活
イジメ(リンチ)が起きるのは休憩時間じゃなく「放課後の部活時間」か「帰宅後」。
運悪く僕は暴走族達と同じ町内に住んでいた。
もっと言うと、家の前が暴走族の集会場になっていて、夕方に仲間達と別れて帰ろうとしても、ドアを開ける直前で僕だけヤンキー達に呼び止められてた。
とにかくもう学校や家には帰りたくない……13の夜。心境は毎日が尾崎豊。
今回は同じく苦しんでいる学生たちの為に、初めて二人の先輩からのイジメ(リンチ)を告白する。
本当の僕は、蚊に右腕を噛まれても「まだ空腹では御座いませんか?」と、左腕も差し出す心優しい性格なので、人の悪口とか言ったり書いたりできる性格じゃない。
二つ上の先輩からのイジメ(リンチ)
カーストの最下層がヤンキー先輩達のターゲットになるのはクラブ活動にも慣れてきた夏頃からだった。
ヤンキー舎弟「浅○さんが、体育館裏で呼んでるぞ。」
テニス部で球拾いをしていると、幾度となく体育館裏に呼ばれた。
プロレス技の練習台
という名目でボロボロになるまで技をかけられたり殴られた。
段中の浅○
という名は全校生徒で知らない人はいないぐらいのワルで有名だった。
左でパンチングマシーンで100超えしたとか、一人で他校で暴れて複数人を半殺しにしたとか。
色々な伝説を作ってたわ。
そういえば、何度か校内にパトカーが来てたな。
一つ上の先輩からのイジメ(リンチ)
二つ上の先輩からのプロレス技リンチは時間交代制で、終れば解放されていた。
だから楽しかった事を思い出しながら現実を忘れ、痛みに耐えて時間が過ぎるのを待てばいい。
風俗嬢やレイプ魔に襲われている時の気持ちもこんな感じなのかもしれない。知らんけど。
そして、3学期が近づくと招集はかからなくなった。進学等の準備のためらしい。
が、代わりに頭角を出してきたのが一つ上の二年先輩たち。
城○お前だよ!
こいつは人生で会った中でも一番のクズだ。
力だけが必要だと頑なに信じて(先公に)従うとは負けることと言いきかしたような——・まさに尾崎豊を崇拝したようなヤンキーだった。
土下座を強要し
先公でも顔面を殴りつけ
動くサンドバックをコレクションにしてた
そして、会った時にはサウンドバック達を立ち止まらせ、大声でこの糞ヤンキーへの挨拶を強要していた。
この糞ヤンキーが外道オブ外道なのは、進学校に合格できる将来有望なカースト上位の優等生までお構いなしに手を出したところ。
僕が完全に目を付けられた発端は、カースト上位の同級生を助けた事から始まった。
「打ちそこねたテニスボールが当たった」とかの理由で、フェンスを蹴りでなぎ倒しながら脅しをかけ、仲の良かった優秀な同級生に土下座を強要していた。
その優等生が涙目で膝を地面に着け頭を地面に擦り付けようとしている姿を見て、自分のこと以上に胸が締めつけられ耐え切れなくなった。
僕なんかはどうなったっていい。でも、彼は こんな糞野郎に屈して良い人じゃない。こんな事で心に傷を負ったら駄目だ人間だ。
そんな事を考えていると自然と涙が溢れた。どんなに涙を止めようと思っても止まらなかった。
気がついた時には、僕の足はいつの間にか教員室の担任兼クラブ顧問の先公の前に立っていた。そして泣きじゃくって助けを求めていた。
が、先公は秒でもみ消す悪魔
何が生徒の鏡だ、見て見ぬ振りどころか、告げ口が先輩陣に伝わってしまったじゃねーか!
そして、肝心の先公は翌日から登校拒否。
そして僕に翌日放課後のリンチが宣告された。
翌日の授業は埋めようの無い死を前にしたような恐怖の苦しみで息がまともにできず授業なんて耳に入らなかった。英語の授業は登校拒否で自習だったけどさ。
学校を休む事も考えたが、ヤンキー集が実家に来て家族にまで被害が及ぶのがもっと怖かった。
そして、チャイムと同時に逃げたがヤンキー舎弟達に捕まり、当時空き部屋となっていた剣道室に連れて行かれてリンチ執行。
当然のように鼻血が出て口が切れて血を流したけど、僕が犠牲になった事で優秀な同級生に安息が戻ったと考えると、心の奥底で少し誇らしく感じて、何だか痛みが和らいだ気がした。
ちなみに、僕はどんなに強要されても土下座はしなかった。社会人になってからは喜んでやってるが、当時は僕にも小さなプライドがあったからね。
そんな態度をとっていたから、プライドをへし折ろうとリンチな日常はしばらく続いた。
が、どういう訳か呼び出しがパタリとやんで、中学三年の三学期が始まると完全にキャラが変わっていやがった……。
進学を考えたから、他の暴走族と揉めて制裁を受けたから、色々と噂は耳に入っていた。
ヤンキー先輩「あ、おはよう御座います!お世話になってます!」
お前誰だよ!
ふざけるんじゃねーよ!!
腹の中が煮えたぎって、何度も金属バットで殴ってやろうと思ったわ。
ありえないのが、いつの間にか同級生の中にも「根は悪じゃない」とか彼を擁護する人が増えてきたことだ。
多くの少年の心をズタボロにしておいて、お前だけ勝手に丸くなって逃げてるんじゃねーぞ!カス野郎!
その後、どうなったか?(1)
中学生はチンパンジー多すぎる。
そして、厨房の暴力に怯えた先公とチンパンジーのコンビは最悪。
先公とチンパンがグルになって襲って心と身体を蝕んで来やがるの。
そこからどう抜け出すか?
どうしたら目立たないのか?
どうしたら下剋上できるのか?
どうしたら戦えるのか?
どうしたら逃げられるのか?
どういう立ち回りが正解なのか?
将来ヤクザの用心棒になる様な奴や、本当に頭のイカれたおかしい奴と一緒にならない人生はどうやったら歩めるのか?
ずっとずっと考えていた。
そして自分から親に懇願。
「勉学に励むので、塾に行かせて欲しい」
そこから猛勉強。数学の模擬試験で偏差値80だした事もあるわ。
……でも、受験は全部落ちたけどね。
その後、どうなったか?(2)
ヤンキー先輩共が卒業してからは、リンチの苦しみから解放された。
たまに同期のゴリラがホウキや椅子で本気で殴ってくる事はあったが、最初に語った通りこれはゴリラの愛情表現で個性が強いだけだ。
ヤンキー先輩チンパンの方が数十倍タチが悪い。あいつら脳を使って群れるしね。
殴られる日々が続いたためいタフになり、ゴリラの蹴る・殴る・叩く・吠えるには耐えれるようになっていた。
ただ、毎回 痛てーんだよ、そ○!
その後、どうなったか?(3)
僕らが入学したとき、校舎内が土足厳禁となり「学ラン」から「ブレザー」に変わった。
学校側も風紀改善を努力していたのだ。
で、僕はブレザーのモニター員として毎月、ブレザーを業者に渡して新品を受け取る役目も担っていた。
まだ新採用のブレザーだったので、破れやすい箇所を補強したり、分析を行うためだ。
僕のブレザーとズボンは何度もリンチでフルボコボコになっていたから、数週間でビリビリに裂けていた。
こっちとしては毎月新品同様のブレザーに変わるので神対応に感謝しか無かった。誰にも気付かれなくなるしね。
そして月を重ねる毎に強化され続けたので、僕が卒業する頃には、段中のブレザーは戦闘服なみのタフさに生まれ変わってたわwww
ケンシロウの力をもってしても破れない超強力ブレザーが出来上がった。
これは、僕から後輩たちに贈った唯一のプレゼントだ。
まとめ
小中学生時代は同級生でも体格が違うゴリラのような奴や、頭のイカれた奴が必ずいた。
正直、そういう奴にイジメ(リンチ)られたとしても何も恥ずかしがることはない。
あいつらはゴリラだ。動物園でウンコ投げられても、笑って済ますだろう。臭くて汚ねーけどさ。
先輩や集団チンパンによるイジメ(リンチ)は許してはいけない。
時には集団心理が働いて、グルになって人を死まで追いやってくる可能性がある。
幸いにも僕は精神的苦痛を与えられる事は少なかったが、出身の小学校は「飛び降りの比小(広島市立比治山小学校)」と呼ばれており、数年に1人がマンションの屋上から飛び降りる事件が起きていた。
先公も親も全く信頼できないので、今なら「子どもの人権110番」に頼るのが良いだろう。
危険なのは耐え続けていること。危機回避目的で誤って脳が思考を停止しようとするので、早めの対応が必要だ。
弟妹は中学校は受験に合格して段中には入らなかった。地獄を経験することなくマジ良かったと思ってる。