子供「跳び箱が跳べないの。お友達は皆跳べるようになったの。」
子供「縄跳びも逆上がりもできるのに、なんでだろう?」
一緒に練習してないからね。
でも多くの子供は学校の授業の中で跳べるようになるのよ?
と言っても、鉄棒や縄跳びを何年もかけて練習してきた姿から予想する限り、親のサポートなしに跳べる気がしない。
小学生時代にクラスに一人か二人は跳び箱を跳べない生徒はいた。
こんなの手の位置の問題じゃないの?もう覚えてないや。
相方「私は小学校のマラソン大会は優勝したし、スポーツなんて親に習った記憶はない。」
はいはい。悪いところは全部 私に似たんだよね。
跳び箱ができる環境を用意する
さて、練習しようとして一番困るのがこれだ。
本物の跳び箱が無料・有料施設は無いと思ってよい。
事故になったら施設側が責任取れないからね。
運動スクールに通っている子供も多いが、永遠平社員の私は金銭的な余裕は無いんだよ。
【検討1】跳び箱を自分で購入する
鉄棒とか自宅に買う人いるよね。
今の時代は何でも買えるので、もちろん跳び箱だって売っている。
相場は6万円~8万円。
高すぎる・・・・。中古でも無理そうだ。
そして、重さは30キロオーバー。
賃貸のうさぎ小屋アパートに置けるような品物じゃない。そもそも処分にも困るわ。
却下だ、次!
【検討2】公園で跳び箱っぽいものを探す
学校ならタイヤとか埋まっていて、跳び箱の練習ができるかもしれない。
近年は休日に学校に入って遊具を利用することは許されてない。
そして近所の公園を見て回ったが見つからなかった。
ただし、こんな腰掛け椅子を見つけた。
高さも低いし跳び箱のような奥行きも無いけど・・・。
とりあえずやってみたけど、普通に跳べる。
端を手で掴んじゃうから駄目だ。奥行きが短い。
【検討3】馬跳び
ネットでも同じような質問があり、それに対する回答は
馬跳び
これ、引用画像もそうだけど、ずっと疑問だった。
跳ぶ向きが違うよね?
跳び箱ってさ、奥行きがあるじゃん?
この向きだと奥行きの練習できないから、手の位置とか気にしなくて跳べちゃう。
なので、向きはこっち。
で、何度か練習すると跳べるようになった。
改めて動画を見ると、手の位置が良くないけどね。
ただ、少し高めにしても跳べるようになったので、一安心。
よし!本番の体育でいっちょやってこい!!
翌週
子供「跳べなかったー。他の友達は全員は跳べるようになったー。」
ギャー!!
馬跳びだと、そもそも子供が跳んでいる姿が見れないので指導ができない。
【検討4】ダンボールで作る
ダンボールで手作りする猛者がいることは、ググって知ってた。
いや、これシンドいでしょ・・・。
ダンボールの中には
- 書籍を敷き詰める
- ダンボールを敷き詰める
ことで頑丈にしているっぽいけど、超重いようだし、書籍も貧乏だから買ってないよ。
そしてブログに載せるために不要な装飾までしてるし。
と思っていたが、もうクラスで跳べない生徒が数人との事で、作成することを決断。
そもそも、跳び箱の大きさはいくつ?
文部科学省規格品には、小型・中型・大型の3サイズがある。
小学生は「小型」と呼ばれる跳び箱が主流らしい。
因みに、一番上の 縦幅横幅は80cm x 30cmだ。
高さは次のとおり。
1段 | 30cm |
2段 | 40cm |
3段 | 50cm |
4段 | 60cm |
5段 | 70cm |
6段 | 80cm |
7段 | 90cm |
8段 | 100cm |
学校では「4段~6段」で練習しているようなので、まずは「4段」を目安に作ってみる。
ダンボールをどうやって入手するか?
スーパーマーケットに行けば、ビニール袋有料化もあり持ち帰りダンボールが入手できる。
ただ、小さいんだよね。
6つぐらい組み合わせないと該当の大きさにはならない・・・仕方ないか。
軽量な作り方はないの?
必要なものは
- 段ボール(似た大きさ20箱ぐらい)
- ハサミ
- ガムテープ
そして
「やる気」と「気合」だ
試行錯誤して、少ない段ボールで頑丈な作り方が思いついた。しかも作成時間は1時間未満。
そもそも段ボールって硬いんだよ。
そのまま折り目に従って入れようと思っても、もちろん入りきらない。
だから、ハサミで切れ目を入れてあげる。
その切れ目で両端を折って入れると、すっぽり段ボールが収まる。
これを2個入れると、あらピッタリ!
上から抑えても大丈夫。
上に何を被せるか?
おっ、相方のヨガマット発見!
これを上に置けば滑らないだろう。
うん、できた。
汚!放送事故!
作りが雑過ぎて、これ公開して見せちゃアカンやつだ・・・。
自分も跳んでみたけど、少し耐久性が心配だから、テープで仮貼りしているだけだからね。
そして、まさかの「ペヤング箱」。奥行き、長さがピッタリだった。
実際に作った大きさは、長さx奥行きx高さ「80cmx30cmx55cm」。つまり「4段と3段の丁度中間」。
少し低くして自信をつけてもらうと同時に、「長さ」と「奥行き」に慣れてもらうのが目的。
改めて作って見てみたら、
想像以上に「奥行き80cm」は長い
つまり、馬跳びが跳べても跳び箱は跳べるようにならない。
見えてきた跳べない理由
ようやく直に子供を跳ぶのを見ることができた。
そして跳べない理由を考察しようと思ったが、ググって出てきたコツそのものが当てはまった。
- 助走スピードが遅い
- 踏み切りが弱い
- 跳ぶ時の手をつく位置が悪い
- 腕を支点とした体重移動ができていない
- リズム感が無く一連の動作をスムーズにおこなえない
自宅の中では10mの助走は無理なので一旦無視。
手の位置は、テープを貼って守らせたらよい。
もっとも問題だと考えているのは
体重移動ができていない
これが出来ないと、そもそも腕がつっぱってい、顔より前に身体が出ない。
体重移動ができるようにするには?
簡単に言えば「腕の支点から上体をしっかりと前に出して跳ぶ」事が大事。
無料素材のイラストを加工して書いてみた。なぜか、この姿で跳んでいる写真もイラストも少ないんだよな。
要するに着地点のマットに体ごと跳び込む気持ちで、上体を前に出す必要がある。
そのための最大のコツは
跳ぶ時の視線は斜め下を見る
斜め下を見ると肩が前に出るので、跳べるようになる。
このような方法は思いつかなかった。ネットで便利だなー。
あとは、跳んでる姿をビデオに撮りながら見せて、繰り返し練習あるのみ。
まとめ
今週末は、「問題を認識」し「原因調査と分析」をするところまで。
そのために「跳び箱」をダンボールで作成することで、同じ環境を再現し、直に状態を見れる環境を用意した。
体育は木曜日らしいので来週は祝日でスキップだ。
なので、来週末を利用して試行錯誤しようと考えている。
少ないダンボールで軽めに作ったので、子供が自分で動かして練習をすることができる。
更に、子供が自ら進んで練習をしているので作って良かった。
【追伸】
飛べるようになるまでの記事はこちら。