千葉県花見川区検見川浜突堤。
ここには、毎週のように車に20分かけて釣果状況を見に行っている。
しかし、まともに釣り竿を出した経験が無い。
この場所は有名になり密で、また2割ぐらいは中国人が占拠している。
昨日なんて朝から雨だったのに、
カッパ来て大賑わい。
なお、仕掛けは5割がルアーマン、2割が投げ釣り、3割がサビキ(ルアーマンも、サビキを用意していると思われる)という状況だ。
更に、先週は投網で豆アジを採っているシニアもいたよ・・・、もう何でもありだな、ここ。
先週末に、検見川浜突堤に釣りに行った人の日記を見つけた。
うーん、ボウズや1匹、2匹しか釣れないのに、竿を出しても片付けや魚の処理が大変なんだよな。
学生時代にはアホのように水があれば竿を出していた。
でも千葉県は、早朝空いてる釣具屋は少ない。
また、一人で釣っていてもモチベーションが上がらない。
特に社会人は自由な時間も少なく一人で釣りに行けるのは家族が寝てる・遊んでる時間(朝6:00〜9:00)だけだ。
皆がサビキで爆釣であれば竿を出すだろう。
もしくは、ルアーでイナダやスズキがバンバン上がっていれば釣るかもしれない。
と、いうことでもっぱら見学をしているが、釣り人の顔は数割同じで固定客だ。
昨日は魚影が濃く、「ボイル」もばっちゃんばっちゃん起こっていた。
が、30m程度の外側の沖だ。
ボイルの魚はコノシロだと思われ、ルアーでスレで掛かっていた。
前述ではサビキ釣りと一括にしたが、サビキ釣りも種類がある事が分かった。
今まで意識したことがなく、また近年出てきた新しい釣り方もあるので、まとめておく。
なお、サビキ釣りの歴史的な内容に関しては詳しいサイトがあるので、他にお任せする。
メジャーな釣りになるにつれて、サビキ釣りには様々な派生形が誕生していきます。
関西式の下籠仕掛けは、それまでの上籠方式の欠点(重量が分散する)を解消するために誕生したと思われます。
また、浮子を使った遠投サビキは、沖を攻められるという大きいメリットから、スピニングリールの一般化とともに広がったと考えられます。
そして、サビキ仕掛けに餌をつけるという発想自体は黎明期からありましたが、スピード餌付機と極小仕掛けがトリックサビキを発展させます。
湘南では、20年ほど前、投げサビキからジグサビキが派生し、最近の西湘では、サーフからのブッコミカゴサビキが俄かに人気を集めています。
サビキ仕掛けは関東と関西タイプがある
東京で働くようになり、うどんに「関東」「関西」式がある事にはおどろいた。
同じようにサビキ釣りも「関東式」「関西式」があるらしい。
子供時代に、釣りの書籍を読んでも書いて無かった。
こういうのは載せようよ。
因みに、サビキ釣りのシーズンは春から秋(5月〜10月頃)。
特に良く釣れるのは夏から秋(7月〜9月頃)。
水温が高くて魚の活性が高いのでどの魚種も良く釣れる。
・・・とあるが、広島では年末にマイワシの子供を100匹以上爆釣したこともある。
関西式(下に錘付きカゴ)
昔から、私にとってのサビキ釣りはこれ。
カゴが着水し沈んでいくと同時に沈みながら撒き餌が海中に出て行き、一本の筋をつくる。
仕掛けはその筋にまっすぐ入るので、着水し仕掛けがなじんだときには撒き餌の中にさびき仕掛けがある状態になる。
【長所】
- 魚が多い場合はすぐにかかる場合が多い
- 絡まりにくい
- コマセの排出が早い
- 沈める速度を調整すれば仕掛けとコマセを同調させる事も可能
- 下カゴ仕掛けは下層(底)から中層にかけての魚に対して有効な誘いになる
要するに棚が深い場合に有効らしい。
まあ、棚が浅ければ撒き餌をすれば良い。
【短所】
- 時間が経つにつれ撒き餌と仕掛けが離れていきますので釣れにくくなる
- さびいてもカゴの中に残っているエサは少ないのであまり効果が期待できない
大した短所ではないな。
関東式(上にコマセ袋)
多くの書籍には、こちらの仕掛けが載っている。
関西式というものがある事を知らない私は、周りが関東式だった時に恥ずかしさを感じた記憶すらある。
この仕掛けを始めて見たとき、
撒き餌は上から下に落ちるのだから、カゴが上にある事は道理にあってる。
おお実にエレガントだ・・・・!
[引用] Dr.Stone「Z=167 好きなモンは」
と、感動した。
仕掛けをさびくたびに少しずつ撒き餌が出て行き、長時間撒き餌の効果を持続させることができるメリットがある。
【長所】
- カゴから出たコマセは自然と沈下するのでサビキ仕掛けの周囲に広がる
- コマセの出す量をコントロールするのが簡単
- 狙ったタナを狙うのも得意
- 自然に任せる、遠投カゴ仕掛けや船ウキ流し天秤カゴが得意
- 上カゴ仕掛けは中層から表層にかけての魚に対して有効
つまり、棚が浅い場合や遠投向きらしい。
【短所】
- 仕掛けはまっすぐ立っているのに撒き餌は潮の流れなどで斜めに落ち、仕掛けをカモフラージュするという点では劣っている
- コマセ袋の網目が細かいせいでアミエビが詰まりやすいことがある
潮の流れが早いと有効ではないらしい。
仕掛け周りに沈下しないでズレた場所に沈下してしまう可能性があるから。
因みに歴史的には関西式の方が新しい(関東式の欠点を補うために生まれた)。
恥じる必要はなかった。
その他のサビキ釣りの進化
投げサビキ釣り
疑似餌の付いたサビキ仕掛を少し遠くのポイントに投げて魚を狙う釣り方だ。
足元でサビキ釣りが出来ない場合、遠投が必要な場合、大物を狙いたい場合に有効。
これも関東式と関西式がある。
何度か経験あるが、一緒に行ったアホが私の仕掛けでフルスイングして仕掛けがキレた経験しか無く釣果はなし。
でも、昨日のようにナブラが遠いなら、やってみたいな。
関西式(下に錘付きカゴ)
関西式に誘導式の投げウキがついている。
ただし、飛ばしウキ・浮き止めが必要で、仕掛けのコストは幾分上がる。
関東式(上にコマセ袋)
こちらも関東式に誘導式の投げウキがついている。
釣り方は、ロケットカゴにアミエビを詰め込んで、ちょっと沖に投げ込むだけ。
投げサビキ釣りでは、潮の流れに乗せて上から撒き餌される関東式が有利となる。
2ヒロ~3ヒロ程度までの棚なら下カゴ式でも十分な釣果が得られるらしいが。
【長所】
- 遠投が必要な場合に有利
- 大物が狙える
【短所】
- 仕掛けが絡みやすい
- 棚が固定となる
- 手返しが遅くなる
トリックサビキ
この釣り方は、いつから存在しているのか分からないが、ググると2003年頃には「スピード餌付機」が存在している。
この釣り方の特徴は、サビキの針自体にコマセをからませて海中へ落とし込むという独特の釣り方にある。
足元にサビキを落とす方法の場合、サビキ針にコマセを直にからませる「トリックサビキ釣り」が釣果アップにつながる。
実際、検見川浜突堤で豆アジをコンスタントに釣っていた人達は、この仕掛けが多かった。
その際のサビキは、トリックしかけ用に作ったコマセがからみやすい親子針タイプを使うのが一般的。
もちろん、針に疑似餌装飾が施された通常サビキを使うのも手だ。
で、アミエビを付ける際にドラえもんの秘密道具なようなものがある。
「スピード餌付け器」
この道具を使ってコマセを付けるのが一般的。
トリックサビキは普通のサビキより確実に釣果が出やすい。
ボウズ逃れとして、用意しておく必要がある。
ジグサビキ(ウルトラライトショアジギング)
メタルジグとサビキを組み合わせて小型回遊魚を狙う仕掛けだ。
インパクト最強だよね。
検見川浜突堤はルアー釣りも多いし、この仕掛けはある意味
最強
コノシロがスレで釣れているのは見かけた。
餌も不要で持ってる道具で試せるので、ボウズ逃れに知っておくのは大事。
【長所】
- 手が汚れない
- ルアーフィッシング・サビキ釣り単体より釣れる可能性が増える
【短所】
- 仕掛けが絡みやすい
- 餌が無いので集魚効果はルアーアクション
- 疲れる
ぶっこみサビキ
こんな釣り方は15年前には公式(製品化)には存在しなかった。
しかし、投げサビキ釣りでウキが軽すぎると、同じような結果にはなる。
まあ、そんな現象になれば笑われるだけだよね。
なかなか、新しい釣り方を実験するのは難しかった。
今では、今までのアジ釣りでは狙えないポイントを、攻略できる。として人気だ。
投げサビキ釣りも、ウキを付けて投げ込みます。
【長所】
- 潮で流され隣で釣っている人の仕掛けと絡むことがない
- ウキ下を調整することなく、低層に棚を合わせる事が可能
【短所】
- 根がかり
餌
冷凍ブロック
昔からの冷凍ブロック。
溶かすのに一苦労。匂いをなくすのに一苦労。
でも釣れる。
アミ姫
今まで「サビキ釣り」といえば、臭い・汚い・嫌いと言う人が多かったが、この生餌のお陰で一気にオシャレになった。
これは革命に近い。
敢えて他の釣りをしていても、群れが来たらサビキ釣りに、切り替えが可能。
【長所】
- 冷凍ブロックを溶かす時間が不要
- 携帯性に優れて、いつでもすぐ使える
- 手が汚れない
- 嫌な臭いがしないので、車内が臭くならない
- アミエビの粒があるのでトリックサビキにも使える
- 余ったものは次回の釣行で使える
- 万が一の時の予備になる
【短所】
- 値段が高い
- 冷凍コマセより釣れない
まとめ
日曜日はAM中は子供たちのテレビゴールデンタイムがあるため、父はその隙に釣りへ・・・
という考えの釣り人が多いのか人が多い。
そして、サビキ釣りも奥が深い。