アメリカ赴任中に、多くの店や人と出会ったがオーガニック食品が大流行していました。
その後、日本に帰ってくると原材料を見る習慣が身につき、多くの加工食品に
- タール色素(合成着色料)
- 亜硝酸塩(ナトリウム)
- 合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK)
- 安息香酸Na
- ソルビン酸、ソルビン酸K(カリウム)
- 防カビ剤
- グルタミン酸ナトリウム
などが入っている事に気がつきます。
特に「イ○ン」の食べ物とか・・・ね。
そう、日本は世界一の添加物王国なのです。
例えば「かき氷」のシロップは昔から合成着色料が使われているが、最近は「発がん性」の無いものに置き換わっているだろう・・・と信じ切っていました。
合成着色料に関する記事は、今後も定期的に行います。
この記事の「ねほり度」 ★★☆☆☆(独自記事はなく、深堀り内容は他のブログ以下)
そもそも「かき氷」のシロップは原材料は全て同じ
全部のシロップで言えるわけではないです。
格安スーパーで売ってる次のようなシロップ限定です。
【メロンシロップ】
■名称:清涼飲料水(シロップ)
■原材料名:果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、黄色4号、青色1号
【イチゴシロップ】
■名称:清涼飲料水(シロップ)
■原材料名:果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、赤色102号
【ブルーハワイシロップ】
■名称:清涼飲料水(シロップ)
■原材料名:果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、青色1号
原材料は全て同じ。違うのは着色料。
要するに、どれも「果糖ブドウ糖液」の味なのです。
※ 果糖ブドウ糖液糖は、トウモロコシなどの天然素材から「でんぷん」を人工的に抽出しており、砂糖と比べて血糖値を急上昇させやすい。
つまり・・・・
お店「へい!どの色にしますか?」
子供「えっと・・・・、メロンが美味しそう」
親「私の『イチゴ』も食べてみる?」
子供「『イチゴ』の方が美味しい!僕も『イチゴ』が良かったー(泣」
という夏の風物は、滑稽でしかありません。
脳はすぐに騙されます。
だから人はすぐに騙されます。
目に見えたもの・感じたことが真実じゃありません。
そういえば、子供の頃に聞いたことがあるなぁ~。
科学的証拠はあるのか?証拠は!?
ですよね~。
でも、2015年に、味覚センサーを研究開発しているAISSY株式会社が、実際にかき氷のシロップ3種(イチゴ・メロン・ブルーハワイ)を分析しています。
利用したのは、慶應義塾大学の鈴木孝治研究室で開発された「味覚センサー レオ」!
甘味・旨味・塩味・苦味・酸味を数値で出力したところ、3種類とも全て同じ数値を示しました。
[引用] https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/6608
そもそも、原材料が同じなのだから違いは無いでしょ。
だったら、ブルーハワイって何やねん?
という疑問に対してもAISSY株式会社はアンケートを実施済。
- ラムネのような、爽やかだけど甘い味(20代・女性)
- 青い食べ物は存在しないので、”不思議な味”そのもの(10代、男性)
- トロピカルなイメージ、フルーティさもある(20代・男性)
要するに、実際に食べた事がない、むしろ存在しないものでも、人はイメージによって、味を作り出すことが出来るということ。
ほらね。人間って・・・騙されやすい動物でしょ。
もう一度。
ただ・・・、解せないのは最初に色だけ変えて別名でシロップを販売した人です。
なぜ同じ原材料なのに異なる味覚であるメロン・いちご・ブルーハワイというネーミングで販売したのか・・・・かなりの策士だ。
錯覚してしまう理由は、脳の仕組みにある
少し掘ってみましょう。
本当は同じ味なのに、色と香りで違う味だと錯覚してしまう理由は、脳の仕組みにあります。
舌の表面にある「味蕾(みらい)」という部分と、色や香りの情報を組み合わせて、味を感じると考えられています。
「味蕾の分布」に対して、次のような図を見たことがあるかもしれません。
これ、、真っ赤な大嘘。
2006年に舌の特定の部分が味を感知するのではなく、舌に無数に分布している「味蕾」一つひとつで全ての味が検知できている事が分かってます。
※ 上図の「味覚地図」は、1990年頃にはすでに間違っていたことが判明しています。
[引用] Chandrashekar et al. “The receptor and cells from mammalian taste”. Nature 444, 288-294, 2006
私は、舌の奥で「砂糖」をなめても甘かったし、小学生の時代から「嘘」だと思ってたよ。
でも、これで「味覚オンチ」と言われてた・・・・学校教育の被害者です。
信じて疑わない事は、もはや罪だ。
なお余談ですが、これを逆手に取ったフルーツに「ミラクルフルーツ」があります。
レモンを食べても「甘い」と錯覚するため、ダイエットに活用されています。
以前、実際に体験したことがあります。
タール色素(合成着色料)とは何か?
私の悪い癖ですが前置きが長い・・・。
ようやく本題
タール系とは石油から作られている色素のことです。
食用〇色〇号という合成着色料は、法令で厳格な規格が設けられていません。
どういうことかというと不純物は15%以内であれば混在しても問題ないとされているのです。
これがしばしば問題視されている合成着色料の不純物による「発がん性」になります。
このため、海外では禁止されているタール色素が日本では12種類も使用されています。
[引用] その着せ替え人形は恋をする(第38話)
かき氷を食べたあとに、舌に色がつくことから分かるが、タール色素は色がつきやすく落ちにくい。
着色料 | 説明 |
---|---|
青色1号(ブリリアントブルーFCF) | 発ガン性の疑いがあることで、EC諸国では使用が禁止されています。 |
青色2号(インジゴカルミン) | ノルウエーで禁止。この食品添加物は、ラットで発ガン性、染色体異常が報告 |
黄色4号(タートラジン) | 染色体異常をおこすほかに、アスピリン喘息患者にアレルギー反応を起こす原因物質になるとの説もある。ノルウエー、オーストリアでは使用禁止。 |
黄色5号(サンセットイエローFCF) | 発ガン性とアレルギー性です。ドイツでは使用禁止 |
緑3号(ファストグリーンFCF) | EC諸国で禁止。この食品添加物は、ラットで発ガン性、染色体異常が報告。 |
赤色2号(アマランス) | 米国で禁止。変異原性、染色体異常、ウサギで発ガンの報告有。ラット新生児の体重減少や死産。 |
赤色3号(エリスロシン) | 染色体異常を起こすおそれや、発ガン性への疑いなどがある。アメリカ、ドイツやポーランドでは使用禁止になっている。 |
赤色40号(アルラレッドAC) | ノルウエーで禁止。アレルギー性、臓疾患の疑いがある。 |
赤色102号(ニューコクシン) | アレルギー性が認められている。 |
赤色104号(フロキシン) | 遺伝子損傷性、変異原性、染色体異常の不安あり。この食品添加物は、発ガン性のため、多くの国で使用禁止。 |
赤色105号(ローズベンガル) | 発ガン性のため、多くの国で使用禁止。 |
赤色106号(アシッドレッド) | 遺伝子損傷性や変異原性、染色体異常が言われており、発ガン性の疑いがあるため日本以外の国では禁止されている。 |
イギリスの食品基準庁(FSA)は、2008年に、赤色40号と赤色102号、黄色4号、黄色5号を含む6種類のタール色素が、注意欠陥障害の原因になる恐れがあるとの理由で、食品メーカー等に自主規制を促しています。
また、アメリカやカナダでは、赤色2号と赤色102号、赤色106号は、がんやアレルギーを引き起こす可能性があるとして、使用が禁止されています。
さらに、赤色3号については、甲状腺に異常を生じる可能性があるとの理由から、ドイツでも使用が禁じられています。
まとめ
長生きしたい。
なんなら、永遠の命が欲しい。
そのためにガンで死にたくない、まじで。
特に危険な添加物が使用されている主な食品は次のものです。
特に小さい子供がいる家庭では、いくら安いからと言っても食べさせてはいけない。
- ミートボール(30種類の添加物が調合された魔法の「白い粉」&廃棄寸前の腐りかけの肉)
- コーヒーミルク(水と油と添加物の100%)
- チーズ(添加物「セルロース」や「乳化剤」)
- 食パンの「臭素酸カリウム(発がん性物質)」
- ハム・ソーセージの「亜硝酸Na(がんになるリスクを高める)、タンパク質の水増し&着色料」
- 練り物・漬物「ソルビン酸カリウム(発がん性の威力が高い)」
- カレールー「甘味料(アセスルファムK、スクラロース)」や「タンパク加水分解物(発ガン性物質)」
- 発泡酒「カラメル色素(カラメル3とカラメル4には発がん性物質が含まれる)」
- 缶詰「着色料(赤色3号)」
- ジャム「落ちた格安りんごと大量の添加物(凝固剤、防腐)」
- ハンバーガー(添加物だらけ)
- フリスク(100%添加物のみ)
- ネギトロ(ラードやショートニングが添加されているので、回転寿司ではネギトロと呼ばない)
因みに、上の錯視図はどれもインチキです。
本物はこれね。
気づかなかったり、騙される人は「かなりの情弱」です。