アメリカはポンド、マイル、華氏・左ハンドル、日付の書き方

「英語」は世界共通言語であるが、「アメリカの常識」が「世界の常識」というわけではない。

生活していて「アメリカが変わっているのか?日本が変わっているのか?」と思うことは沢山ある。

ここでは、表記や寸法などの有名な「ここが違うよ、アメリカと日本」を紹介しておきます。

右ハンドルか左ハンドルか?

日本では「右ハンドル」が常識。でも「左ハンドル」の外車を日本でも時々見ることがあり、

「金持ちは外車に乗る。外車は高い&カッコいい・・・・」

と、少しずつ外国人に対して劣等感を感じていました。アメリカでもトヨタカーばかりなのに。

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WHY SOME COUNTRIES DRIVE ON THE RIGHT AND SOME COUNTRIES DRIVE ON THE LEFT

右ハンドルな国の方が少なく、日本や東南アジア、オーストラリア、インドなどだけしかありません。

大半は左ハンドルの国となります。

例えばアメリカでは右側通行で、かつ左ハンドル。日本と完全に逆です。

右側通行の場合は助手席に乗る人が歩道側に降りることができるように、安全面を配慮し左ハンドルを作ったと言われています(フォードが「右側通行における左ハンドル」流通させたため)。

逆に右ハンドルは、馬車に乗る際に右手でムチを扱えるよう右側に座っていたためと言われています。

上記の理由を見る限り、日本で左通行にも関わらず右ハンドルの車を買う人は、

相手の事を思いやれない(自己中)な人間

と言うことですね。

日本に関して 追記(2018.11.24)

江戸時代には日本は左通行が一般的になっており、明治時代には1900年に左通行を制定しました(イギリスに習ったという説もあります)。

ちなみに、江戸時代には武士の刀のぶつかる事で殺し合いになることを避けたために左通行になっていたようです。

【参考】チコちゃんに叱られるより(2018.11.23)

摂氏か華氏か?

昔、別冊少女コミックに「ファミリー!(1981年 – 1985年、渡辺多恵子)」という漫画がありました。

カルフォルニア版のサザエさんのような物語で、その中で少女が熱を出し「100度だ!」と言うシーンを覚えています。

当時は「100度なんて大げさな・・・。」と思っていたけど、

100度(華氏) = 37.7777778 度(摂氏)

というカラクリがある事を知りませんでした。

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Map showing countries that still use Fahrenheit as a temperature scale

「アメリカ、パラオ、バハマ、ベリーズ、ケイマン諸島は華氏(ファーレンハイト度)」「それ以外の国は摂氏(セルシウス度)」です。

体温/熱が知りたい時なんて頭がクラクラしていたり急いでいる時なので、摂氏・華氏なのかを瞬時に判断するのは難しい。

1960年代まで多くの英語圏の国で華氏が使われていたが、アメリカを除いて(混乱するとの主張)摂氏への以降が完了している。

アメリカでは華氏では「人間の平熱が98.6度」「100度以上になると治療が必要」と生活感覚に直結した温度目盛であると主張する人も多いそうで移行ができていない。

グラムかポンドか?メートルかマイルか?

「摂氏・華氏」の話と同じです。

「メートル・グラム法」は18世紀末のフランスにおいて、世界で共通に使える統一された単位制度として制定されました。

にも関わらず変更できてない国。その代表が「アメリカ」です。

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Map of countries officially not using the metric system

他は「ミャンマー」と「リベリア」だけ。ミャンマーの商務省は、2013年10月に、メートル法の採用の準備をしているとアナウンスしています。

アメリカでは「ポンド」「マイル」を使って大きさ・長さを指定します。

時々アメリカで「長さを測りたいんだけど?」と言われて日本の「メートル法」の巻き尺を渡すのだけど、少し申し訳ないと思ってました。

が、

なぜメートル法の我々が申し訳なく思う必要があるんだ・・・

と思い直しました。

6/12/2015か2015/6/12か?

また、ややこしいのが日付表示。

「6/12/2015」と書いた時、この日付は何月何日でしょうか?

ヨーロッパの人は「2015年12月6日」だと思います。アメリカの人は「2015年6月12日」だと思います。

ヨーロッパとアメリカでは「日月年」と「月日年」で逆認識となっています。

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Date format by country

ちなみに、日中韓は国際規格ISO8601の「年月日」準拠で、2015年6月12日のことは「2015/06/12」と書きます。

英語圏の国

「では英語はどれだけ話しているのか・・・?」というシンプルな疑問もまとめておきます。

公用語 詳細
1. 英語 約80ヶ国・地域で公用語
2. フランス語 フランス、スイス、ベルギー、フランスやベルギーの領域だった諸国を中心に29ヶ国で公用語
3. スペイン語 ラテンアメリカ地域を中心に20ヶ国で公用語
4. アラビア語 アラビア半島と周辺、サハラ砂漠以北のアフリカ北部を中心に27ヶ国で公用語
5. 中国語(マンダリン) 中華人民共和国・台湾・シンガポールなど
6. ロシア語 東ヨーロッパと中央アジアで理解されている言語

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The 6 most influential languages in the world

因みに日本語が公用語な国は2カ国あり、「日本」と「パラオ共和国・アンガウル州」。

公用語かどうかはともかく、英語が世界共通語であることは事実だけどね。

まとめ

アメリカはマイノリティ(minority)な国です。

世界標準だと思わなくてよいです。

逆に日本の常識は世界標準に出来る限り即した形になっています。

外国に憧れる調子にのった人間(特にアメリカかぶれな人間)には、

お前の常識は世界基準では非常識だ

と言ってあげましょう。

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