未来社会を考察する意義は、人間の欲望を最大限に解放し(常識的予想)、これを建設的な人間的目的に誘導する道を探求する(科学的予想)ところにある。
未来社会を語ることは、現在における自らの選択に責任をとることである。
[引用] 百年後の日本「編集後記」
これもんか~!!
© ヴァイケン・オルドの錬金研究室/右薙光介 ミクニシン tanu/講談社
ちなみに1969年に描かれた、事故ゼロの車の実現方法は次の通り。
超音波をあびせエンジンをよわめ、車を停止させるハイウェー監視ロボット
絵は笑えるけど、文章自体は今でも通用する。
© 『事故0(ゼロ)のハイウェー』(1969年、小松崎茂氏)=「昭和ちびっこ未来画報 ぼくらの21世紀」
成毛眞の「2040年の未来予測」、ミチオ・カクの「2100年の科学ライフ」そして、「人類の長い午後: ミレニアム・クロニクル未来史の冒険西暦3000年の世界」から事柄を抽出してAIに画像を書かせた。
3000年までの人類の進化を御覧ください。
2001年~2100年
AIに関する見解は現実の方が超えている。人間寿命は120歳の壁は簡単には超えられないと思う。
成毛眞の「2040年の未来予測」に書かれている事柄
【科学技術】
- 人工衛星を活用したリアルタイムの災害リスク評価システム
- 誰でも、いつでも、どこでも、個人の能力・興味に合わせた学びに対応できるデジタル環境
- 話し言葉でも文脈を捉えた文章に自動整理・文字化できるAIシステム
- 人の心身の状態を分析しすぐにアドバイスしてくれる超小型デバイス
- IoTを利用した精密農業の普及
- 量子情報通信技術に基づく安全性の高い自動運転システム
- コンピュータシステム等への不正侵入を防止する技術
- 場所を限定せず操作できる自動運転システム
- 遠隔地の人やロボットを自在に操れる身体共有技術
- 過去の自分自身や偉人、遠隔地の人、ビデオゲームのキャラクターなどと競うことができる拡張現実スポーツ
【環境】
- 地球温暖化が進み、途上国の小麦の生産量が30%減少する(価格は約3倍に高騰。温暖化なしでも40%値上がりする)
- 地球温暖化が進み、途上国のコメの生産量が15%減少する(価格は2.2倍に高騰。温暖化なしでも60%値上がりする)
- ほぼすべてのサンゴ礁が、地球上からなくなる(世界のサンゴ礁の75%が、すでに消滅の危機)
【宇宙】
- カーボンナノチューブを利用した宇宙エレベーターが実現する(総工費は約10兆円。リニア中央新幹線の東京―大阪間は約9兆円)
- 複数の月面基地で100人規模の技術者、研究者が生活。短期滞在の旅行者が往来する
- 国内に約2兆円の宇宙エンターテインメント市場が生まれる
- 国テキサス州ブラウンズビルの民間宇宙基地から、火星に100万人が移住する
【科学】
- コンピューターが外科手術を担当する
- コンピューターが教師の代わりをする
- コンピューターが農業経営をする
- コンピューターが電力管理をする
- 食器洗いや子守りがロボットの仕事になる
【医療】
- 80歳未満のがん死亡者がいなくなる
- 老化の抑制、臓器交換、脳の機械の融合が、ヒトを不老不死に近づける(寿命150歳、最多の死因は自殺)
ミチオ・カクの「2100年の科学ライフ」に書かれている事柄
- 回路付きコンタクトレンズをはめると、ネット接続が可能になる
- 心の中だけで通話・コンピュータ命令が可能になる
- 自動車は運転手不要となり、燃料もいらない
- 人体ショップがオープンし、臓器や体のパーツを取り替えれる
- 人間の寿命は更に伸び、好きな能力を持つ子供を生むことができる
- 癌細胞は破壊され、癌や痴呆症の超早期発見が可能となる
- 感情を持つロボットができ、肉体・事務労働はなくなる
- 宇宙エレベータができ、太陽系外の星を目指す宇宙船が開発される
- 地球温暖化は更に深刻になり、防衛策として街を大きな壁が取り囲む
仮想現実マシーンがエンターテイメントの中心になる
完全なる立体映像が流行る。
パソコンには香りを再現する装置や接触感覚が伝わる装置がつく。
コンサート、スポーツ、旅行なども自宅にいながら疑似体験できるようになる
オフィスや家庭にロボットがやってくる
当初は警備専用や介護、話し相手などだが、2050年にはほぼ人間とおなじ動きのできるロボットが完成する。
運転手、受付、作業現場での重労働などはロボットが担うようになるが、人間の雇用問題が生じる
老化を抑えることに成功する。
老人が若返ったり、誰でも100歳まで生きることができるようになる
感覚産業が発展する。
五感を自由自在に操り、ありとあらゆる非日常の体験がゲーム感覚で体験できる。
好きな夢を見たり、続きから再生することも可能になる
2101年~2200年
ありとあらゆる体の臓器が交換可能になり、120歳を超えても若者と同じ見た目になることも可能になる。
ほとんど病気を事前にわかり、回避できるようになる。
人体冷凍ビジネスがブームに
死ぬ前に「22世紀は楽しんだ、今度は23世紀を楽しみたい」と希望すれば、記憶そのままに23世紀に解凍してもらうことが可能になり、人生を二度楽しめるようになる。
知能道路「スマートウェイ」が世界中に普及。
交通事故ゼロ、運転することなく自動的に最短で目的地まで行くことができる
ナノテクノロジーの発達により、モノを原子レベルで分解・組み立てできるようになる。
2100年代半ばには、ポケットに入るサイズの車や飛行機が実現する
月面に都市ができる。リゾートも開発され、一番の人気観光地になる。月が産業や研究の拠点となる。地球と静止衛星を結ぶ宇宙エレベーターが実用化する
人工感触器の誕生
当初は離れた人と抱擁したりする程度だが、最終的には擬似触れ合いも可能になる。
匂いや圧力など全ての感覚が再現できる。
性転換体験も可能になり、それまで経験できなかった感覚が体験できる
砂粒ひとつのコンピュータが、現在のスーパーコンピュータの性能を上回る
人口知能も発達、ロボットが人間に反抗したり、人間を奴隷のように扱う可能性もある
身体的特徴、知能、健康などを自由にコントロールすることが可能になる。例えば、人種も自由に変えられるようになる。
同時に倫理的問題も出てくる
2201年~2400年
都市はドーム型になる
各ドーム内では空気清浄、温度、湿度などが管理されており、それぞれ特色を持った運営がなされ、個人が自由に選んで住む。
各ドーム間はリニアで結ばれていて移動は自由
バイオ技術の発達により、人間の形が変わる。人工的に新たな生命体を生み出すこともできる
ナノロボットが完成、脳の治療なども容易になる。
ナノロボットは軍事兵器としても使われ、敵の兵器に侵入して破壊するなどといった新たな戦争形態が生まれる
あらゆる天然の素材を人工的に作れるようになる。例えば、肉、魚、卵なども人工的に作り出すことができる。水と空気を原料にしてビスケットを作るということも可能になる
ロボットの政治家なども生まれる
ロボットが人間と同等の権利を有するようになる。
2401年~2600年
難民ロボットの発生
人間と同じ権利を得て人間社会に溶け込んだロボットに対する反感が強まり、人類はロボット擁護派と否定派で対立する。
ヒューマノイドたちは人間に対抗する世界的ネットワークを作る。
世界各地でロボット排斥が強まり、ロボット先進国の日本にロボット難民が殺到する。
各地でロボットによる反乱が起きる
人間のサイボーグ化
ロボットの人間化が制限されるようになる
脳とネットワークが結ばれる。脳に直接メールや思考を送ることが当たり前となる。同時に、ハッカーたちは脳への侵入を繰り返すようになり問題になる
現在のような雇用がなくなる。ほとんどの労働作業はロボットが行うようになる
世界規模で人類が宗教的活動に回帰する
アニミズム信仰なども復活する。古代のような宗教国家が復活する
2601年~2800年
地球野生化計画
地球の生命力を復活させるため、各大陸ごとに人間の住む地域を限定し、10万人規模のカプセル都市を作り、その外に人間が一切触れない自然環境を作る。
カプセル内で使用するエネルギーは全てリサイクルする。
人類が生まれる前の地球環境を復活させる。遺伝子操作で、ありとあらゆる絶滅動物や絶滅植物が復活する。
第二次宇宙旅行ブーム
火星への観光投資や資源開発が進み、定期ツアーも運行される。地球外生まれの人間が増える
ワープ技術
27世紀頃に実現し、この新航法により1500光年先にあるオリオン星雲にも数か月で到達できる。
同時に宇宙植民地の時代が始まるが、争いも生む。
海底都市に住む海生人が増加する
地上に住む人類と対立するようになる。地底に住む人間も登場する
動物との完全なるコミュニケーションが実現する
2801年~3000年
月、火星など地外に住む人間が1億人を突破する
人間の大半が300歳まで生きるようになる。
500歳を超える人間も現れる。
身体は使い捨て、交換可能になる。永遠に生きたい者は、肉体を捨てて自らの精神を生かし続けて「超意識」となる。
異星文明との出会い
宇宙規模のコミュニケーションの時代が始まる。
異星人との間で情報や文化の交流も行われ、遺伝子の交換も行われる。
人間以外の新生物と交流
地球よりも10万年以上進んだ文明との交流ということも起こり、人類の思考方法が大きく変化する。
遺伝子操作で見たこともないような生命体が生まれる。
スターウォーズに出てくる酒場のように、人間以外の様々な生物と人間が共存する
一方で、テクノロジーに頼らない人間的でシンプルな生き方を求める人が増える。
タイムマシンの研究が飛躍的に進歩する可能性
今から約1000年後、人間が通過できる安定したワームホールを人工的に作り出すことができる可能性
おわりに
全て「Designer(Powered by DALL·E 3)」を利用して出力した。
以前から実施したいテーマではあったが、AI画像生成技術が未発達だったので伸びてしまった。
今回AIで作ってみると、未来に行くにつれて街は消え砂漠のような世界ばかりが描かれてしまった。
また数年後に作った時には、どれだけの進化を遂げているか楽しみにしておく。