新NISA相談会に約1万7000人参加 日経平均が最高値更新…投資への関心高まる
日経平均株価が史上最高値を34年ぶりに更新。
新NISAの上手な活用方法について教えるイベントには、資産運用会社13社が参加した。
オンラインを含めて、約1万7000人の投資家らがアドバイスを受けた。
これって
「私は投資に関して無知ですよ!」
と自分から宣言して金融機関に捕食されに行ってるだけじゃんww
金融機関はEV、AI、インド、カーボンニュートラル、宇宙、環境など、とにかくテーマ・インデックスを作り、あの手この手で手数料を取ろうとするので注意が必要。
映像に流れていた「ピクテ-iTrustインド株式」の信託報酬は
年0.3828%
これだけ見ると「信託報酬が0.5%を超える運用商品はゴミと思え(by 山崎元氏)」の教えの範囲内ではあるけれど……
「目論見書」を見ると追加記載がある。
実質的な負担:0.9828%(信託報酬+投資対象の証券への支払い)
加えて信託事務に要する諸費用:0.055%
ゴミ商品じゃねーか!!
最近はオルカンやS&P500の信託報酬は十分安いため、NASDAQ100インデックスの信託報酬引き下げが熱い。
設定日 | ファンド | 信託報酬[実質コスト] | 純資産総額(億円) |
---|---|---|---|
2024.1.30 | 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド | 0.198%[—%] | – |
2023.3.31 | ニッセイNASDAQ100インデックス | 0.2035%[0.321%] | 321.9 |
2023.8.23 | SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス | 0.2388%[—%] | 15.3 |
2021.1.29 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.4400%[0.465%] | 843.6 |
2018.8.31 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.4950%[0.516%] | 820.8 |
2020.8.31 | インデックスファンドNASDAQ100 | 0.4840%[0.573%] | 909.7 |
2020.3.12 | NZAM・ベータNASDAQ100 | 0.4400%[0.622%] | 28.6 |
2021.6.29 | PayPay投信NASDAQ100インデックス | 0.2024%[0.702%] | 15.2 |
1月30日に楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンドが誕生し、なんと信託報酬は0.198%。
現在「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(信託報酬0.4950%)」を保有しており、年間0.3%の余計な金を失ってる事になる。
これって乗り換えた方が得なの?乗り換えない方が得なの?
色々なサイトを見て回ったけど、積立期間や信託報酬額に応じて違うようでよく分からない。
だったら、簡易計算ツールを作れば良いじゃん。
インデックス投資信託乗り換え「目安」チェッカー
非課税の新NISA向けではない。
株の売却益には税金が「20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、住民税5%)」かかるため、乗り換えが得か損かを検討するためのツールだ。
そしてインデックス商品の運用利回りの入力を省略しているため、あくまで簡易版(実際にはもっと税額回収の期間は短い)だ。
入力
【現在の投資信託】
- 評価額 円
- 含み損益 円
- 信託報酬(実コスト) %
【乗り換え先投資信託】
- 信託報酬(実コスト) %
結果
- 売却時の税額 円
- 信託報酬(実コスト)の引き下げ額 円/年
- 税額を回収するまでの期間 年
※ 前提条件
- 税金は20.315%固定
- 信託報酬(実コスト)以外のコストは考慮しない
- 税金支払い後の全額を乗り換え先投資信託に一括購入
- 乗り換え後の追加購入はしない
- 乗り換え後の価格変動はない
実装ソースコード
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 |
$(document).ready(() => { $('input').on('change keyup', () => { // 売却時の税額 const v0 = parseInt($('#f2').val(), 10) * 0.20315 // 新元本 = 評価額 - 売却時の税額 const v1 = parseInt($('#f1').val(), 10) - v0 // 信託報酬(残差) = 信託報酬(乗換前) - 信託報酬(乗換後) const v2 = parseFloat($('#f3').val()) - parseFloat($('#f4').val()) // 信託報酬(実コスト)の引き下げ額 const v3 = v1 * v2 * 0.01 // 税額を回収するまでの期間 const v4 = v0 / v3 if (isNaN(v4)) { $('#f5').val('') $('#f6').val('') $('#f7').val('') } else { $('#f5').val(v0) $('#f6').val(v3.toFixed(2)) $('#f7').val(v4.toFixed(2)) } }) }) |
実際の計算説明
乗り換えた場合、その税金分の利益を取り返すのに何年かかるのか?
まず運用資産額が500万円(益100万円)のiFreeNEXTインデックス(信託報酬 0.5%)を一旦売却するとする。
100万円が【利益】なので、乗り換えるためにiFreeNEXTインデックスを全て売ると、100万円に対して 20.315%が課税される。
税金 = 20万3150円(100万円x0.20315)
つまり実際に手元に残るお金(新元本)は
479万6850円(500万-20万3150円)
となる。
また乗り換え後の楽天インデックス(信託報酬 0.2%)との信託報酬の差分は
0.3%(0.5%-0.2%)
のため、投資信託を変更して得した年間の金額は
1万4390円(479万6850円x0.3%)
お得になる。
このため税額を回収するまでの期間は?
約14年(20万3150円÷1万4390円)
おわりに
実際には年率によって評価額が増えていく。
なので14年より早くお得になる。
今回の場合は切り替えるなら早ければ早いほうが良いが、既に信託報酬が0.1未満の商品では全く気にする必要はないだろう。
ご参考に。