死ぬまでにやりたい100の目標の一つに
僕が執筆した書籍が国会図書館に並ぶこと
がある。
残り90個ぐらいは決まってないけど。
たとえ身はたとえ野辺に朽ちぬとも、国会図書館であれば半永久的に保存されれば誰かの目に止まり役立つかもしれない。
そんな中二病的な欲求がずっとあった。
で、国会図書館に書籍が並ぶためには
納本が必要
1ヶ月以内の納本は、出版者の義務となっており、例えば自費出版の場合は自分で行うことになる。
ここに1冊の書籍がある。
旧仁保島村保田家に伝わる文書に関する調査報告書(発行日2023年4月30日)。
この書籍は保田家総本家が書類提供協力をしており、僕も少し調査に関わり僕の名前とサイトURLも引用されている。
ただし、発行人は「仁保郷土史会」であり、その会に私は所属してないので会のリストに名前はない。
だから僕が この書籍を国会図書館に置いてもらう依頼するなら、「納本」のではなく「寄贈」となる。
だって「納本」とは発行人がやることで、それ以外は「寄贈」だからね。今回は「寄贈」をしてみよう。
寄贈するために国会図書館にメールしてみる
サイトを見ると国会図書館に寄贈する場合は、
- 国内書籍か?海外書籍か?
- 発行部数は100部以上か?
により問い合わせ先が異なっていた。
この書籍は一般販売したと聞いているが、発行部数は100部未満だろう。
そして、まずは「寄贈申出資料のリスト(Excel: 12KB)」を作成し国会図書館に送付する必要があるらしい。
で、メール送信して待つこと3日。
ようやく返信が届いた。
国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課 収集第二係です。ご連絡をありがとうございます。
本件につきましては、発行者からのお申し出ですので、(第三者)寄贈ではなく、納本に該当します。
無償納本であれば特に書式等、手続き的なものはございませんので、郵送、宅配等でご送付くだされば結構です。その際、恐縮ながら、送料はお持ち願っております。
以下、一般的な注意事項ですので参照ください。
***
資料をご納本いただける場合は当館宛に送付あるいは持参のいずれかの方法をお取りください。
送付の場合は以下の宛先にお願いいたします。
〒100-8924 東京都千代田区永田町1-10-1
国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課 収集第二係 宛
(個人名ではなく「収集第二係 宛」にお願いいたします)持参の場合は東京本館西口(通用口)からお入りいただき、1階にある納本受付までお越しください。
なお、納本受付の受付時間は月曜日から金曜日の9:00から17:45(祝日、12月29日から1月3日を除く)となっております。
東京本館の開館日とは異なっておりますので、ご注意ください。また、ご納本のほか、図書館の利用もなさる場合は入口が異なりますのでお問い合わせください。
資料のご納本に際していくつかお願いしたいことがございます。
・納本申出資料の取扱いを当館に一任すること。
書き込み、汚損、破損等がある場合、また、図書館における閲覧複写等の可否について発行者の確認が必要な場合等、状況によっては、ご寄贈いただいた資料を当館の蔵書にできない場合があります。当館の蔵書とできない際に資料の返送を希望される場合は、送付の際にその旨を記載したメモを同封していただくか、持参の際に対応したものにその旨お申し付けください。
・当館への資料送付の際の送料を負担すること。
着払いでの資料送付はお断りしております。ご了解ください。その他ご不明な点がありましたらお手数ですが、末尾の連絡先までお問い合わせください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。国立国会図書館
収集書誌部国内資料課
収集第二係
TEL:03-3581-2331 内線24622
あれ?寄贈だと思ったが納本で良いんだ?
ただ、このメールが届くのが遅かったので、一足先に国会図書館に直接出向いてしまってたよ……。
納本しに国会図書館に行ってみる
納本する方法としては2つある。
- 国立国会図書館に直接持参する
- 郵送または宅配便を利用して送付する
じゃあ、関東圏に住んでるのだから直接行ってみるかー。
場所は「東京本館納本カウンター(本館西側1階)」。
送付する場合は、国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課まで、元払いで送付します。
社内会議が10時30分からあるので、9時30分頃に東京メトロ有楽町線「永田町駅」に乗れたら間に合うぞ!
午前9時からのオープンありがとう>国立国会図書館!
で、8時50分。図書館に到着して地図を確認すると、本館南口、本館入口は記載があるが「西側1階」はなかった。
じゃあ正門に向かうか……。
真夏の日差しの中、見渡す限りの暑さに耐えながらトボトボ正門を探した。
あれ?正門は9時30分から入れるみたい……そして入館には会員証が必要(新館で9時20分から作成受付)とのこと。
うーーん、待つしか無いのか……。
このままでは仕事の会議に遅れてしまう……。
時計の針は9時10分を指しており、焦りと不安の色彩が僕の顔に浮かび上がり始めてきたのを感じた。
待ってても埒が明かないので国会図書館の西側に向かってみた。
確かに入口はあった。あったが、
関係者以外立ち入り禁止
と書いてあり従業員らしき人しか出入りしていない……
途方に暮れ不安のうねりは僕を追い詰めはじめてたところ、再度「地図」を見つけた。
納本の方は、通用口(西口)にお越しください
あれ?やっぱり従業員らしき人が出入りしていた入口じゃん。
納本自体は拍子抜けするほど、あっけない
受付で名前と受付時間を記載すると青丸のバッチを渡され、納本室に向かうように指示された。
場所は突き当りから右端。
で、ドキドキ&ワクワクしながら納本部屋に入ったが、社員の方は慌ただしく作業していて、受付には誰もいなかった。
手続きに必要な記載情報は次のとおり。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 書籍名
- 出版人
- (提供)部数
記載していると受付に担当者が来た。
僕「メールが帰ってこないのですが……」
担当者「それは申し訳ないですが、色々と我々も忙しいので……」
という会話程度で、手続は即座に終わって終了。
おわりに
思いがけず納本となったので人生の目標の一つを達成してしまった。
なんか想像してたのと違うけど、まぁいいや。
自主出版とか金がかかって仕方ないからね。
国会図書館の検索には一週間~二週間程度で引っかかるようになった。
別途「広島市立図書館」にも寄贈したっぽい。
今年は人生の目標の他の一つも達成した。