cosisin氏のブレイクアウトデイトレサンプル有効性検証(システムトレード)

20年間の日経平均株価を見てると、株価上がってるのに2017年ぐらいからシステムトレードのバックテストは寝てしまう。

(C)会社四季報 2020年夏号(巻頭18ページ)

 
 

私だけじゃないからね。

システムトレーダー全員の悩みだと思ってる。

何度か紹介しているが坂本タクマ氏なんて2010年ぐらいから横ばいだよ……。

これはセンスがない。

(C)坂本タクマ / 第29話「シストレあるあるの”資産横ばい”を脱出せよ!

 
 

でも、最近はバフェットの言うとおり「S&P500」で良いんじゃない?とも思えてきた。

少なくとも確定拠出年金などは全てアメリカ株にしておこう。

以前書いたようにシステムトレードは長期保有・スイング投資からデイトレ・分足買い・高速トレードにシフトしてる……ように感じている。

まぁコロナや大震災など未曾有の危機による株価下落は心理的に耐えれないので、デイトレに飛びつくのは理解できる。

 
 

デイトレ手法も身につけるため、cosisin氏がストラテジーを公開しているので、氏のバックテストから行ってみよう。

ブレイクアウトデイトレサンプル公開、といってもちょっといじわるしてみました。 : cosisinのブログ

cosisin氏のブレイクアウトデイトレサンプル有効性検証

黒塗りとなっているが、二つ後のブログで答えを公開している。

最後にブレイクアウトはスイングにしない方が良さそうです。勝率激減、マイナスの年出現といいとこなしです。まあ、それでもそれを何とかしようとする努力が大切なんでしょうね。

ブレイクアウトとは、株価がレジスタンスラインを上抜けること。

その他の売買ルールは次のとおり。

【基本設定】

  • 1) 株価の低い場合はランキングしない[50]円以下
  • 2) 売買代金の少ない場合はランキングしない(売買代金の[3]日間平均が[5]千万円以下の場合)
  • 3) 単利利用、通年
  • 4) 全ての銘柄対象

【ランキング条件(ブレイクアウトサンプル)】

  • 1) [前日比(率)]が[-5]と[5]の[範囲内]
  • 2) 過去[2]日間に、[終値→高値(率)]が[8]より[大きい(同じ含む)]日が[1]日以上[存在しない]

【買いルール】

  • 1) [ブレイクアウトサンプル(順位)]が[10]より[小さい(同じ含む)]
  • 2) [翌日逆指値(終日)][終値(+5.00%)]で[買い]を仕掛ける

【手仕舞いのルール】

  • 1) [Stop高(高値)]が[1]と[同じ]
  •  1.1) [当日指定値][高値]で手仕舞いする
  • 2) [保有日数]が[1]より[大きい(同じ含む)]
  •  2.1) [当日引け]で手仕舞いする

【優先順設定】

  • 1) 期間上昇(率)(10)大きい順

イザナミ独自のネーミングが幾つかある。次のような式になる。

「前日比(率)」 = (終値 - 1日前の終値) ÷ 1日前の終値 × 100
「終値→高値(率)」= ((高値÷終値)-1) × 100
「期間上昇(率)」= 当日終値(現在値) ÷ 指定期間前の終値 × 100

なお、手仕舞いルールの1つ目は実装していたがシンプル化のために削除した。

究極のトレーディングガイド「S&Pのデイトレード手法」の有効性検証(システムトレード)
ゴールデンウィークが終わった……。働きたくない。働きたくない。働きたくない。木曜日・金曜日と出社だったけど……休んだ人は多かったよね。トレーダーがトレーディングシステムを使...

バックテスト結果

何度か買い/売りの実装を修正したよ……。

そしてバックテスト時間は8時間、長げーよ。

利益曲線は次のとおり。

勝率60%未満、プロフィットファクタ2.0未満……だけど

 
 

平均年利(直近5年) 148.66%

 
 

えぇぇ元本が2倍になるのwww??

デイトレで一銘柄の平均利益「¥10,800」って、凄すぎるでしょww

まとめ

ついに来た!!

 
 

私の時代が!!

 
 

とか思ってない。

なんせ、cosisin氏のブログに次のように書いてある。

ブレイクアウトのサンプルを作りました。当然質を落としています。それでもまずまずな感じにしています。

氏の結果とも違うしね。

また不具合の可能性が高いけど……よく分からない……。

とりあえず、毎日フォワードテストしながら状況をウォッチしてみるか……。

Protraは実装の自由度が高すぎて、実装が合ってるのか色々と心配になってくる。

ソースコード

バックテストには無料OSSの「Protra」を利用した。

TIlib、Utility、TrendCheckライブラリはGitHubに置いている。

タイトルとURLをコピーしました