近年、印旛沼水系でも頻繁に見掛ける様になった「お魚キラー」ですが、「ビンドウ」を含め定置性の漁具は大小に関わらず海での使用は禁止されています。
これは千葉県のみならず、全都道府県共通です。
昔は夏休みに子供が遊び程度に使うのは黙認されてきましたが、近年子供を楯に海で公然と魚介類を採捕する故意犯的な大人が増え、それにより現在では監視が徐々に厳しくなり子供と一緒でも密漁として検挙されます。
ましてや、大人だけで海で「お魚キラー」や「ビンドウ」など使っていれば全く言い逃れは出来ません。
雑食性で魚の卵や稚魚、水生昆虫や水草など、何でも食べてしまう外来コイですが、特に錦鯉は泥を吸い上げる習性が強く、水質汚濁への影響が大きいことが学術調査でも明らかになっています。
千葉市内の川の名前
「鹿島川」「都川・支川都川」「坂月川」「花見川」「村田川」が存在します。
二級河川に関しては調査済です。わざわさ二級河川で竿を出す必要性はないな・・・という感じです。
前回は役所の記載している魚の一覧を確認しましたが、釣り人の認識と乖離があったので、今度は釣り人の情報を参考にします。
印旛沼遊漁権(内共第8号)の区域はどこまでか?
一級河川である「鹿島川」「花見川」は「印旛沼」と繋がっており、「遊漁承認証(遊漁券)」が必要となる区域(1日券500 円、1年券3000円)があります。
詳細図を見る限り、「鹿島川」「花見川(新川)」の一部の区間までが内共第8号のようです。
出典:千葉県報(16.9.2付け号外)
鹿島川というのはどこからどこまでが印旛沼管理の影響下にあるのか。
それは京成電鉄の走る橋までだという事です。タナゴ釣り。タナゴを求めて散策。#7 印旛水系 鹿島川
と書いてあるブログを発見したが、上図を見る限り、京成電鉄だとあまりにも印旛沼に近すぎる気がする。
ご存知の方は教えて下さい(漁協に自分で聞けば良いんだけど・・・そもそも行かない場所なので)
他のブログなどを参照した限り、次の区域までというのが私の理解です(随時更新予定)。
花見川(新川)は「村上橋」まで。
鹿島川は「総武本線」まで。
花見川(新川)
新川沿いの遊歩道は、車進入禁止&駐車禁止です。
近隣住民の方もよく思っていないのか、警告の看板が立っていたり、通報されたのか警察と揉めている事もあるそうです。
法律違反というリスクを犯すほど釣れるフィールドではないので、新川下流は車で来るのはおススメしません。
・・・・とのことです、がっかり。
新川
釣り人のブログより抜粋します。
- 岸寄りへ振り込むと延々とギルの猛攻を受けました
- サシを落とせば次々と小魚が釣れますが、ギル以外に釣れたのは小さなタモロコが一匹だけ
- 思い切って棚を浅くして、少し岸よりへ振り込むと、チョンチョンというアタリの後で控え目に消し込み、釣り上げるとタモロコでした
- ヤマベ釣りというと清流でというイメージがありますが、印旛沼流入河川でも夏季に釣ることができます
- 印旛水系で、流れのある場所だとオイカワなんかも釣れます
- 新川では時おり小さなワカタが釣れます。大きなワタカは草食性が強くなるため中央排水路でしか釣れませんが、若いワタカの食性はオイカワやハヤと変わりませんので新川でも釣れます。
- 新川で釣りをしていると、釣り上げた細身のスゴモロコを一瞬ワカサギと見間違えることがあります。
- 新川釣れるって人は城橋より上流
- 新川と桑納川合流点の角で鯉のブッ込み釣りをしていました
花見川は濁りが強くて微妙な流れもあるため、清流釣りの軽い細仕掛けでは判りづらいですが、上流は思いのほか浅いとのこと。
また、オイカワ(ヤマベ)釣りは、餌は生餌から練り餌、虫から毛鉤までその日の条件に合わせて(この判断が難しいわけですが)チョイスすることが大事とのことです。
花見川
多くのブログで見つかるターゲットのは「テナガエビ(6月)」と「ハゼ(9月)」です。
その他、検見川浜突堤もポートタワーも近いので「セイゴ、フッコ」「イワシ」などもターゲットに入れつつ、釣りの計画をする人が多いようです。
ハゼ
2013年で大会は終了になったようですが、ハゼがよく釣れるようです。
大会を継続できなった理由に、役員の高齢化が原因らしいです。
ちなみに、20匹合計の計測で1位は380g~405gのようです。つまり、一匹20g以下の大きさです。
そのた、「ウロハゼ」「ドロメ」「ヌマチチブ」が釣れるようです。
学生時代は「ウロハゼ」は捨ててましたが、マハゼよりも身に水分が多く、ふっくらとし、臭みもないのでサクサク食べらるらしい。
テナガエビ
ポイントは、花見川の花見川区役所近くの瑞穂橋の下です。
近くに無料の駐車場もあるらしい。
あとは「汐留橋」。
潮の引いた2~3時間が一番の時合い(例:干潮10時半であれば釣り開始は9時ころ)
[引用] https://web.tsuribito.co.jp/beginner/tenaga-nyumon1707
- ①足元は靴で行く
- ②小さいイスも持っていく
- ③虫よけスプレー持参
- ④アカムシをいれる木箱かタッパーも持参
- ⑤手洗い用の水を持参
ウナギ
エサは「ミミズ」か「アオイソメ」の4~5匹くらいの房掛け。
基本的に夜釣りで、午後7時を過ぎ暗くなってきての釣りらしい。
時期は6月後半。
花見川の河口でシーバス狙いの投げ釣り仕掛けで釣れており、ジェット天秤で思い切り飛ばす
ハリスは丸セイゴ針12号くらい。
鹿島川
こちらは釣り人ブログが少ない。あっても多くの人はブラックバスです。
めいわ第2調整池で9/23実施した水辺の探検隊、総計100名の参加にも関わらず、魚がいませんでした。
昨年(2017年)の状況と比較すると考えられないぐらいの惨憺たる状況でした。モツゴやモロコが大幅に減っています。全体で数匹しか捕獲できず、亀も見られませんでした。
「棲息しているのに採れなかった」 それとも 「モツゴなどが、何らかの原因で激減した」のどちらでしょう。
水も採取して、簡易の水質調査をしました。その結果は、水質には大きな問題はないようです。2018年11月1日 いきもの調査(鹿島川)より
まとめ
ざっと調べた感じだと、無難に「はぜ」や海釣りの方が釣果が期待できそうです。
川って在来種が生きるには厳しいところになってきたなぁ・・・。