会社を休んで、Developers Summit 2013に行ってきました。
去年は「共感」今年は「Action」がテーマ。去年ほどの感動は無かった…な。
目黒雅叙園
素晴らしいことは沢山言っていた。
例えば・・・
これからは「ポータブルスキルを持っておく」こと。
- コミュニケーション能力(英語含む)
- 環境適応能力
- デザイン思考(何かやるときの設計思考)
- マクガイバリズム(今手に入る物・周りにあるものだけでやっていく)
40年間ラットレースで良いのか?抜け出したくないのか?世界を変えるのか?部品になるのか?
他にも・・・スクラム道 原田騎郎氏
「スクラムとは改善を続けられる(継続的か)か?が重要」。
コードレビューやペアプログラミング、毎日の進捗報告など新しい事を追加する事は本当の改善ではない。
- 本当の改善とはInput(やること)を減らすこと
- そして、Output(結果)を変えず品質は保つ(か向上させる)こと
- やることをやめる、くっつける、減らす、単純化する
- ムリを無くしムラを無くし、結果としてムダを無くす
セミナー開始前の様子
昼間も雅叙園の廊下にホワイトボードといすを置いてOpenJamが開催されていた。
スクラム道が開催されるというので、ボーッと椅子に座っていたら、
5人組で2チームに分かれて、20分以内にトランプで3階建タワーを作れ
皆の考えるトランプタワー
と言うお題が与えられた。
あせるチームメンバー。
女性A「トランプタワーってあの三角形を並べるやつ?」
女性B「全員で作る必要があるから、皆で寄らないと作れないよ。」
女性C「このトランプ折れてるよ・・・柱にならないよ・・・。」
男性D「こんなの無理だろ。1段すら立たないよ・・・・。」
男性E「三角が一つだけ作れそう。壊れるから触らないで!」
確かにツルツル滑る机の上で3段はおろか1段ですら作れなそうだ。
ふと、テーブルの上を見渡すと無造作にハサミが置いてあった。
私「さっき、単純化って話があったでしょ?
そして机に無造作にハサミもあるし、
トランプも折れたのが混じってるよ。
きっとヒントだよ。」
全員「(無視)・・・」
だれも話を聞いてくれないので、自分の考える解答を実際に作ってみせることにした。
私「こうやってトランプ折ったら、簡単に立つでしょ?」
私「で、これで3段。これでOutputが同じでしょ?」
全員「えっ・・・と」
チームメンバーと対戦チームも、私の作ったトランプタワーに半信半疑な感じな様子だった。
原田氏「まさか開始1、2分でお題をクリアする人がいるとは・・・」
原田氏「先月アメリカでも開催したんですが、正直・・皆さんを舐めてました。」
原田氏「これは『トランプは折ってはいけない。切ってはいけない』という固定概念を捨てて、いかに柔軟にムダを捨ててOutputを出すかの訓練です。」
この言葉で、皆がようやく気づいたようで、トランプを切って柱にする人も出てきた。
結局、私がすぐにクリアしたために、セミナー時間が15分早めに終了。
原田氏「トランプを折ったり切ったりして立てると楽です。土日作業とかしてたら、愚直にタワーを建てようとしていないか思い返し、改善を図りましょう。」
こういうアイデア出しは昔から訓練してきたからね。
逆に言えば「このスキルが今の時代には大切」ということなのかな。
起業したり、フリーランス、メディア露出していれば、また違う人生を歩めたかもしれないな・・・。
やっぱり、大企業に入って空腹を忘れた人生を歩んじゃ駄目だな・・・・。
ただ、まだまだ私の発想力は今の若い人には負けてないことが分かった。
更に発想力を鍛えて、リスクを最小にしながら今の自分の殻を破る方法を模索したい。