MSXとは?
「MSX」と言うコンピュータをご存知だろうか?
1983年、ASCIIとマイクロソフトが共同で企画・開発した8ビットパソコンマシン。
当初15社を数えた協賛メーカーも、最終的には松下一社となり、事実上消滅した日本のワビ、サビを感じずにいられないパソコンである。
私は小学校1年の時、「MSX」をファミコンの代わりに買ってもらったのが出会いだった。
BASICでゲームが組め、父がソースコードの書かれた書物を用意してプログラミングし、カセットテープに保存していたのを覚えている。
その後ROMカセットを購入。
その当時買ってもらったゲームは、
「エレベータアクション」
「スカイジャガー」
「DDAY」
「まっぴー」
などであった。
今でも有名なゲームも多いが、ファミコンにも劣るグラフィック…。
2、3ヵ月後には
「ちまちま」
「ドラゴンアタック」
「ドラゴンスレイヤー」
「バトルオブぺガス」
等を父が買ってきた。しかしながらその後MSXは壊れ、MSXのROMだけが現在でも残っている…。
超戦士ザイダー『バトル・オブ・ペガス』
当時、全く理解不能であった「超戦士ザイダー『バトル・オブ・ペガス』」をエミュレータを利用することでこの年になってゲーム内容を理解できた。
「惑星ペガスに不穏な動きがあるとの知らせを受け、
宇宙連合政府の命により潜入した超戦士ザイダーが、
戦闘艇で惑星上を破壊しまくり、また時折地上に降下して
単身敵の基地に乗り込み大暴れ。そんなこんなでフラグを立てたり、
仲間(先に消息を絶っていたエージェントたち)を助けたりしながら、
ラスボス・銀河の魔道士ザイールを倒す」
…この説明、日本語が少々壊れていて
小学1年に理解できるかい!
ゲーム操作もよく分からず、
「スクロールシューティング+バトルロールプレイング」
というゲームジャンルは今見ても
「はぁ?」
っと言う感じです。説明書は捨ててしまったので、ネット上で検索…。
…無い!ゲーム紹介すら無い!
しかし、探しまくった結果「クソゲー」として攻略紹介しているページを発見!
実はこのゲーム、当時としては結構画期的なゲーム。
シューティングゲームとしては、ツインビーの様に「空中」「地上」の2種類に攻撃が可能。
さらに、「左Shift」キーで地上に降りれ、ザイダーが地上で「サイコガン」を使って敵を倒す。
確かに当時はここまでは知っていた。しかし、地上で何をすべきか知ったのは今になってであった。
結局、
仲間を助け、武器を見つけ、ボスを倒す。
たったこれだけだったのだが、建物(基地)に「スペース」キーで入れることを知らなかった…。
理解すれば、そんなに難易度は高くない。
どうやらこのゲーム、1周目でいろいろとフラグを立てておき、ワープを利用してもう一度前のステージに戻ると、そこで別のイベントが発生するのです。
さらにその
イベントフラグに応じて別のイベントが発生し……という形でどんどん進めていけばいいわけです。なんだ、普通のRPGと同じですね。
一方通行のシューティングでやることかい(怒)
しかもセーブできないんだってば!
ただ、作者もそこらへんは考えて、ヒットポイントにも工夫が見られます。
POWERとDAMEGEがあり、DAMEGEがPOWERを超えるとゲームオーバーです。
敵にやられないと、DAMEGEが減り、完全にDAMEGEが消えるとPOWERが回復します。
DAMEGEがあるときは、POWERも一緒に下がります。
攻略ルート
ステージ | 最初の建物 | 2番目の建物 | 3番目の建物 | 4番目の建物 |
STAGE 1 | 敵 | 敵 | ジョニー(仲間(の死体)) | G1カートリッジ |
STAGE 2 | ライド(仲間) | 敵 | 神殿 | サイコガンG2 |
STAGE 3 | ガイ(仲間) | 敵 | ||
STAGE 4 | 敵 | バリヤー解除 | 敵 | シンシア(仲間) |
STAGE 5 | 城の鍵 | サイコガンG3 | フローターユニット | |
STAGE 6 | 敵 | ラスボス(城) |
「バトル・オブ・ペガス」のゲームは大きく1周目と2周目に分かれ、1周目でいくつかのフラグを立てると、2周目でさらにいくつかのイベントが発生するという流れになるみたいです。
これをまとめたのが上表です。
このチャートがあるかどうか(そして、ゲームの流れを知っているかどうか)で、ゲームのツラさが天と地ほど変わってくるでしょう。
ちなみに黄色が1周目、水色が2周目です。「神殿」には「フローターユニット」を取ればいつでもいけます。仲間の回復に利用します。
攻略の載っていたページの捨て台詞
多分こんなゲームをやるバカはもういないと思いますが。
って、
めちゃはまっているんですけど…