高校生までの僕は、母親の選んだ衣服を着て生活していた。
そんな状況だから、中学、高校という閉ざされた箱の中で、学生服という名のユニフォームに身を包み、日常の中でファッションに興味を持たないモブな人生を歩んでいた。
そんな僕でも私服を気にするイベントは存在した。
遠足(修学旅行含む)
このイベントだけは母親のセンスが勝るのか……それとも同級生から指を差されるのか……。
そのようなスリルを感じていた事は未だに忘れられない。
で、進学は地元の公立大学に無事合格。
情報系の学部だったため、
オタク
がゴロゴロいた。
- 長髪
- ブカブカ&ヨレヨレ服
- キャラクターTシャツ
当時(1999年頃)、同じ学科に所属していた他称元祖ネットアイドル兼アルファーブロガーのサイトには次のような記載がある。
つーか、うちの学校は情報系なんだが。
センスが悪い(汗)
とにかく、センスが悪い人間だらけなんだ(悩)
いや、普通にセンスが悪いだけならまだしも。変(悩)
いや、自分ではそれがいいと思ってるんかもしれんが(汗)
はたからみたら、すげぇ変(汗)
よくいるじゃん(汗)
勘違いヤロウ。
© のみ様部屋(2001年にアクセス十万超え)
まぁ、これ
僕について
書かれている記事なんだけどね。
ということで、以下、僕のファッション黒歴史を語ります。
読んでくれる皆さんは僕のこと大好きですね!
勘違い野郎(僕)は駄目な方向に走ってしまう
前述のように高校時代まで親が服を選んでいる子供が、大学から自分で選ぶと……こうなるようだ。
頭にはバンダナ
迷彩・ミリタリーなトップ
オタクもドン引きのファッションで大学に通学していた……。
いらすとや画像でイラストを作ってみたけど、ありえない服装ww
自衛官芸人「やす子」が料理番組に出てるのかよww
なので、ネットアイドル&アルファブロガーな同学科の女性に、
ちょんけちょんに馬鹿にされる
つーか、今日、学食で(汗)
うちの学科の人らしいんだが(悩)
いや、話したこととか無いからわかんねぇ(笑)
その人が、バンダナをまいてたんだ(笑)
いや、頭になんだが(汗)
つーか、バンダナ巻いてる時点で超勘違いヤロウなんだが(汗)
そのバンダナの巻き方が。三角巾(汗)
© のみ様部屋(性生活も赤裸々で大人気だった)
ちょっぴり泣いた……
© ドラえもん/藤子・F・不二雄/小学館
が、さらにブログで追い打ちをかけられ……。
普段着からオカシイけど、もっと変(悩)
うぅん(悩)
タダでさえ、周りの学部から評判の悪い情報学部(悩)
あーいう人がいるから、皆に誤解されるのね(焦)
© のみ様部屋(GIF職人、Flash職人でも有名だった)
儚くも美しかった僕の大学生活の景色は、大学1年生から暗雲に覆われてしまった……。
その後、ファッションを学び明後日の方向に進む
周囲に嫌われると過去問の回覧等もなく残りの大学生活は地獄で終わる。
© 大場つぐみ、小畑健/DEATH NOTE
僕はそこから呪われたように夜な夜なファッションサイト見て回る毎日へと行動が一変した。
当時の神サイト「脱オタクファッションガイド」(2002年12月開設)」
その3年後には書籍も発売されてるらしい。
僕が大学1年生の時は このサイトは存在してなかったけれど、似た個人サイトは幾つかあった。
そのサイトには次のように書かれていた。
とりあえずコムサシリーズを着ておけば「脱オタ」の第一歩
藁をも掴む気持ちだった僕は信じて、全身分を購入(大学2年生頃のブログ参照)。
新調の羊の皮のコムサ(コレクション)のズボンが
…ビリビリに破れてた…。
(コムサデモードの)カシミアのコートがボロボロになってた…
コムサデモードは黒色が多かったため、それに合わせて他のブランドも「黒色」な衣服ばかり増えていった。
20代後半には服装が固定化される
平日の上司のパワハラ生活を忘れるために、土日はマルイ、109、渋谷・原宿・新宿ファッション街に足を運んでいた。
散財も多く、ファッションに毎月5万円以上使うのは当たり前。
ハイファッションにも手を出し、全身真っ黒を貫き
いつしか映画「マトリクス」の主人公ネオな服装になってたww
※ コムサのシャツ、ドルガバのベルトとサングラス、イッセイミヤケの靴、カルティエのネックレス、ARMANIの下着……コートはどっかのフェイクレザー。
が、株で大損失を出し土日引きこもりとなり、異なる方向に180度 ファッション感が変わった。
毎日、一年で365回も服装を選ぶという思考も時間が惜しい。
© 高木ユーナ/群舞のペア碁
で、着る服を統一してしまう。
今では、スティーブ・ジョブズ、ザッカーバーグも同じ考えなので理解されやすい。
彼らのファッション思考が有名になる前は漫画「おぼっちゃまくん」スタイルだと揶揄されてたけどね。
で、今では春夏秋冬、家でも外でも登山でも結婚式でも同じ衣服
を貫いている。
なお娘の友達には「黒い怪物」「カラス」と呼ばれているらしく、保護者からは相方に「ご主人はミュージシャン?」と質問される状況だと聞いている。
おわりに
この日記を書こうと思ったのは、昔の外付けHDDを漁ったところ同学科女性のブログ記事が見つかったため。
良くも悪くも他人が僕の事を書いてくれるというのは、数十年経過するとありがたい思い出だ。
な訳ねーだろ!!
読み直して、また腹が立ったわ!!くそったれ!
因みに56.8%が、大学ファッションデビューで「失敗」経験あるそうだ。