「収入の何割を貯蓄&投資に回すのが正しいか?」の統計的結論

むかしむかし、ある町に一人の男性が住んでいました。

男性は毎晩真夜中まで机に向かい働いた報酬から、15年間にわたって毎月欠かさず5万円とボーナスを住宅財形に投資してきました。

彼はその選択を、

家族の幸せな未来を築くための一歩

として捉えてました。

彼はその積み立てをする度に、家族が笑い声で満たされ、温かな光に包まれる日々を夢見ながら過ごしてきました。

 

 

その町には、もうひとりの男性が住んでました。

その男性も同じく15年間、月々の収入から5万円とボーナスを切り詰め、それを世界インデックスに積み立てていきました。

彼は

投資が未来への道しるべであり、その選択が新たな機会を切り拓くものである

ことを信じて過しました。

 

そして15年後、二人は偶然知り合い、仕事の不満と積み立てた努力を語り合い結果を共有しました。

 

 

世界インデックスで積み立てた男性の利益】

 

5,500万円

 
 

住宅財形で積み立てた僕の利益】

 

550円

 

世界インデックスに積み立ててた男性は最終的に2億円の資産を得てFIREし、日々の仕事から開放された贅沢な余生を過ごすことができました。

めでたしめでたし。

 

 

一方の僕はリストラ対象になる事を恐れる日々を過ごしつつ、定年後も再雇用制度を利用して年収200万円で清掃員になる検討を始めました。

 

 

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財形貯蓄は解約して積立投資に回したほうが良いって話
今年から「株」や「投資信託」に関する知識の全てを書籍ではなく「ツイッター」や「ユーチューブ」から得ている。ネットや書籍は「株式優待」「オススメ!日本株」「RSIがMACDが……」など糞な内容しか書かれていない...

 

人生とは選択の連続である

これはシェイクスピアの言葉です。

 

ああ、良い言葉言うね。うん、いいよ

 

人生とは人の、この世に生きている間である

そしてこれは金田一京助の言葉です。

 

それ辞書だな!それ辞書で「人生」って調べるとそうやって載ってんだよ。

 

僕は入社前から多くの書籍を読み、入社開始と共に5万円の積立て、ボーナスを積立ててきた。

手取り15万円以下だった時代もあったが継続し続けた。

 

僕の過ちは

 

正しい投資先を知らなかったことと、金融機関を信じてしまったこと。

 

だけど当時、僕には正しい投資先を発見することは出来なかった。

一方で

 

貯蓄に回す金が無い

 

という人がいるのが不思議でならない。

もはや戯言たわごとにも聞こえる。

まずは貯めないと投資は出来ないのだから、今回は貯蓄について調べてみた。

 

億り人になった多くの人は

運用を上手にやってうまく銘柄を当てた人

というよりも

がんばって投下する金額を少しずつ増やしていった人

だからね。

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著名人たちの貯蓄の割合アドバイス

一つずつ説明が必要な内容ではないので、知ってる限りの著名人の言葉をまとめてみた。

 

割合 格言 著名人
10% 「月収の10%」で金のガチョウを育てよう ボード・シェーファー(Financial Freedom 経済的自由と人生の幸せを同時に手に入れる!)
10% 収入の10分の1を貯金せよ ジョージ・サミュエル・クレイソン(バビロンの大富豪)
10~15% 収入の10%から15%を貯金に回し、残りを生活費として使うべきです スー・オーマン
15% 収入の15%を貯金に回し、残りの85%を生活費として使うべきです デイヴ・ラムジー
20% 貯蓄には収入の1~2割、できれば2割回す 勝間和代
20% 収入の2割を貯金すべきである(50-30-20のルール) エリザベス・ウォーレン(アメリカ政治家)
25% 消費70%、浪費5%、投資25% 土井 英司(お金持ち入門)
25% 定期収入からの四分の一と臨時収入の全額を貯蓄に回す 本多静六(私の財産告白)
30% 収入の30%を貯金、30%を生活費、30%を娯楽に使い、残りの10%を慈善活動に回すべきです グラント・カーディオン
50% 収入の半分を投資に回すこと ジェイエル・コリンズ(父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え)
50% 夫人と一緒に月収の50%を貯蓄 サー・ジョン・テンプルトン
80% 毎月の給料の2割で生活し、残りの8割のお金を投資 穂高唯希(本気でFIREをめざす人のための資産形成入門)
貯金する前に、まずは投資を考えるべきです ロバート・キヨサキ(金持ち父さん貧乏父さん)
生活費の3から6ヶ月分を普通預金に残し、残りを全世界株式のインデックスファンドに投資する 山崎元
貯金の残りの部分で生活しなさい ウォーレン・バフェット

アメリカ政治家エリザベス・ウォーレンは「50-30-20のルール」といって、

  • 収入の50%を生活費に充て
  • 30%を好きなことに使い
  • 20%を貯金していくこと

で安定して家計管理を行うことができる。と語っている。

皆さんやや比率は違うけど

 

10%~50%(ボーナス含む)

 

が多そうだ。

因みに僕は基本給は全て相方が管理しているためボーナスだけ貯蓄に回している。

おわりに(JUST KEEP BUYING・DIE WITH ZEROより)

結論付けて終わる予定だったけど、最近のベストセラー本には全く異なる記述がある。

 

節約してストレスを感じているのであれば、その貯金は間違っている。

JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

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ニック・マジューリ
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この書籍は全米屈指のデータサイエンティスト・ニック・マジューリの書『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』。

彼は100年以上にも及ぶ信頼性の高いデータより結論を導き出した。

一般的なアドバイスでは、収入の一部を貯金に回すことが推奨されていますが、これは安定した収入があること、そしてどの収入レベルの人も同じ割合で貯金できるという前提に基づいています。

しかしながら、現実には多くの人々の収入は不安定で、貯蓄率は収入水準に大きく影響されます。

ここから

 

収入の一定割合を貯金に回すというアドバイスは誤りである

 

と主張している。

そして

 

ストレスにならない範囲でできる限り節約する

収入や生活状況により、貯金する額を変動させる

 

が正しいとのこと。

例えば10%であっても節約にストレスを感じるならば、それはその人には不適切な額の節約なのだ。

またビル・パーキンスの『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』にも

生活水準や年齢、収入は人によって異なるので、自分に合ったバランスを探し、それを守ること。

と書かれている。

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

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ビル・パーキンス
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更には、

人生で最も大切なのは「お金」ではなく「思い出」

限られた時間の中で幸福を最大化するためには、人生の早いうちに良質な経験をすることが大切

 

以上より、結論としては

貯蓄は多すぎず(経験を逃さないために)、少なすぎずが大切

 

したがって

誰にとっても当てはまる収入と支出の比率はない。

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