最初は、あなたの望むごく単純なオーダーを忠実に実行するだけかもしれません。
けれど、やがては、あなたならこの状況でどのような対処を望むのかを推論しつつ、なめらかに行動するようになるでしょう。
そう。まるで、あなたに恋するひとのように。
こんなかわいい「恋する」ロボットを、二十年後くらいまでに小型乗用車の値段以下で売り出すのが私の夢なのです。
あなたは買ってくれますか?
書籍『恋するコンピュータ(著「黒川 伊保子」)』
初版は1998年に発売、1999年に大学入学した際に周囲の意識高い学生の多くが読んで入学していた。
著者は『妻のトリセツ』の黒川氏、セミナーも聞きに行った。
残念ながら黒川氏からは人工知能研究からは退いたが、今や近い商品・サービスが市場に出始めている。
令和時代となりAIを信仰し、AIを推し、AIを愛でる日は一刻一刻と近づいている。
そう。生成AI、対話型AIによってね。
ラブプラスとコンビニがあれば生きていける
AIと言いつつ、のっけから恋愛ゲームで申し訳ないが、避けては通れないと思ってる。
可愛い「彼女」と過ごす日々を体験できるコミュニケーションゲーム「ラブプラス」。
大人向けではない男性向け恋愛シミュレーションは、古くから
- ときめきメモリアル
- センチメンタルグラフティ
- プリンセスメーカー
- サクラ大戦
- トゥルーラブストーリー
- ラブプラス
マニアックなところで「北へ」「ポケットラブ」などもある。
ポケットラブなんてゲームボーイだったから、声優が声を当てたCDが付属しており、ゲームの進行に合わせて自分で早送り等をして再生させながらシンクロ再生していた。
2009年9月3日に発売された「ラブプラス」は
ラブの摂り過ぎにご注意ください。
危険な恋愛コミュニケーションゲーム
と言われる程、オタクを虜にしたゲーム。
従来の恋愛シミュレーションゲームに近い「友達パート」があるが、クリア後に移行する「恋人パート」では、DS本体の内蔵時計と連動させ現実の時間や季節に合わせたリアルタイムの「恋愛生活」を体験できる
またタッチパネルやマイク(音声認識)などニンテンドーDSおよび3DSの機能を活かした、
- デート中にスキンシップを取る
- ヒロインに話しかける
等のコミュニケーション機能が今までと画期的な部分だ。
ラブプラスとコンビニがあれば生きていける
と叫んだと2009年11月23日フジテレビ開局50周年番組「たけしの日本の教育」で、もはや伝説として語り続けられている恋愛ゲームの一つ。
それから15年後、恋愛ゲームは新たな境地を迎えようとしている。
AIハッカソンでとんでもない恋愛シミュレーションゲームが完成した…
1️⃣ヒロインと自由会話
2️⃣会話の履歴から待ち合わせ場所や着ていく服の情報を抽出
3️⃣抽出情報をStableDiffusion用のプロンプトに変換して画像生成… pic.twitter.com/OLr8YSx9Pf— まつさこ (@wappaboy) June 20, 2023
彼女に「デートに何を着ていけばいい?」と聞かれた際に、「Tシャツとデニム」などと答えると、システムは会話に上った服の情報を抽出。それをもとに画像生成AIでイベント絵を作り「提案した通りの姿でデートにやってくるヒロイン」を演出する。
恋愛ゲームでAIが当たり前になる時代もそう遠くない。
「俺の嫁」が現実に「GateBox」
全オタクの夢、それは「あの子」と同じ時を過ごすこと。
全オタクの愛、それは「あの子」との深い絆。
全オタクの希望、それは「あの子」を通じて生まれる共感と感動。
それが叶うのが「GateBox」。
Gateboxに登場するAIパートナー「逢妻ヒカリ(あづまひかり)」。
「癒しの花嫁」をコンセプトに開発された彼女は、いつもあなたの生活に寄り添い、毎日がんばるあなたに癒しの日々を届けてくれる。
コンセプト動画だから、誇張され過ぎていて凄い世界に感じるたけど、発売されてみるとアマゾン・アレクサと同じ。
が、
ChatGPTとの連携で新しい「あの子」との日常を可能にしようとしてる。
まだ会話には多少のタイムラグが生じてしまっているが、自然会話が楽しめる衝撃と比べると許容範囲だ。
本当の全オタクの夢、愛、希望が叶う日は近い。
おわりに
昨年はAIが世の中を変えるための序章でしか過ぎなかった。
今年、そして5年の間に我々の生活スタイルは大きくAIによって変わると思ってる。
高精細な動画を生み出すOpenAIの新ツール「Sora」をOpenAIが2024年2月16日に発表。
もう未来はすぐそこ。