《感謝》愛して止まない居酒屋「鳥二郎」が自己破産して丁度1年

僕は居酒屋「鳥二郎」が好きだった。

その鳥二郎はコロナ禍に運営できず一年前に倒産してしまった。

居酒屋「鳥二郎」を運営するダイナミクス(東京都中央区)が、2023年2月27日東京地裁に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けました。負債総額は106億7,800万円。飲食店の倒産としては、2022年4月に破産したアンドモワ(東京都港区)の負債総額80億円を超える大型のものとなりました。

丁度一年が経過したので備忘録と感謝の意を込めてブログ記事にする。

鳥二郎よ、あなたの奮闘は忘れない!

「トリキ(鳥貴族)のパクリ」だと言われ続けた「鳥二郎」。

 

そもそも運営会社「ダイナミクス(旧:秀インターワン)」も認めてるからね。

鳥二郎が鳥貴族の営業形態の一部を取り入れようとする意思があることは否定しないが、飲食業界では数え切れないほどの模倣がなされてきた。あくまで自由競争の範囲内だ

値段や名称だけ見てもこの通り。

鳥貴族 鳥二郎
価格 280円均一 270円均一
看板メニュー 「じゃんぼ焼鳥」の「貴族焼」 「ジャンボ焼鳥」の「二郎焼」
生ビールの呼称 うぬぼれ生 プライド生

 

「味が良い」「味がまずい」というのは僕には興味がない。

毎日「卵かけご飯」を食べても

「今日の卵かけは旨いな!」
「今日の卵かけは旨いな!」

と思ってる馬鹿舌だしね。

 

© 鬼滅の刃/吾峠呼世晴/集英社

 

なお個人的にも「鳥貴族と似てないか?」と質問されると「超似ている」と答えるだろう。

例えば看板。

鳥貴族は「うぬぼれ」。鳥二郎は「プライド」。

 

なお、僕は多い日は「鳥二郎 京成船橋店(2018年7/11オープン)」に週に2~3回通っていたこともある。

精神的に仕事で人に追い詰められて飲んで鬱憤を晴らしてた時期だ。

お陰で腹回りが10cmも一年で増えてしまったけどね。

鳥二郎のメニュー&雰囲気

僕に言わせれば、鳥二郎はトリキに似ているというより格安居酒屋チェーン店の良い所を全てパクったような店だ。

飲食業界では

 

模倣は文化

 

ネットの記事は鳥二郎を中傷目的でトリキとしか比べてない一見さんだから、鳥二郎の本当の良さが分かってない。

焼き鳥メニュー

もちろん焼き鳥メニューはトリキ並みに沢山ある。

ただ、焼き鳥やつくねのレパートリーはトリキ以上に豊富だ。

ただしトリキもそうだが、焼き鳥一本270円はちっとも安くない。

鳥二郎では二郎焼以外はまず頼まない。

その他のメニュー

鳥二郎は焼き鳥以外のメニューを頼む事が多い。

既にメニューの豊富さはトリキなど眼中になく、何でも売っている印象がある。

小籠包とか牛カルビとか……もう鳥専門店ではないね。

ネットではメニュー表が見つからない……ので全てを紹介できずに残念。

もちろんラーメンやデザートも豊富。

要するに鳥二郎は炭水化物をガッツリ食べに行くイメージがある。

 

僕は鳥二郎を

 

居酒屋界のラーメン二郎

 

と呼んでいた。

ようするに二郎という食べ物であり他店とは全く別の業態。

 

また他店同様に数カ月ごとに新メニューがあり毎回新鮮な気持ちで入店できる。

ドリンクは?

基本的に居酒屋ではビールかジントニックしか頼まないからメニューが豊富なのかは知らない。

ただ鳥二郎では、コスパ最強の

 

チンチロリンハイボール

 

がある。

きっとこれは串カツ田中のパクリだろう。

  • 出た目がゾロ目でハイボール1杯無料
  • 出た目の合計が偶数でハイボール1杯半額
  • 出た目の合計が奇数でメガハイボール倍額

得しか無いためビールに飽きたらハイボール。

その他のサービス

テーブルにコンセントもついていて携帯やPCの充電も自由にできる。

僕は居酒屋でもPC広げて仕事しているので、ありがたい。

 

また会計時にもサイコロに応じて割引等があった。

そしてポイント制度もあり、もちろん僕はスタンプもコンプリート済(未使用)。

 

会計時にチンチロリンハイボールやサイコロ等で値段がどんどん下がっていく……という嬉しい体験ができるのは鳥二郎が初めてだ。

その他8月26日は「ジローの日」でフードもドリンクも全品半額など、色々な取り組みをしていた。

おわりに

結局パクりなイメージは払拭されず倒産。

 

他の酒屋のエンタメを盛りに盛り込んだ業態でコスパ最強の唯一無二な居酒屋だったので残念。

因みに3人で何を食べても好きなだけ食べても支払額は一人当たり「2,500円」程度に収まっていた。

 

最近は鳥貴族も値上げのラッシュ。

  • 1989年から280円均一
  • 2017年10月1日から298円均一
  • 2022年4月1日から350円均一
  • 2023年5月1日から360円均一

もはや鳥貴族の焼き鳥に360円出せる人は本当の貴族だろう。

 

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そのような中でも鳥二郎は次のような張り紙をして270円を保っていた。

これぞプライド。

ネタはパクるところが鳥二郎っぽい。

うぬぼれてる場合じゃねーだろ鳥貴族!

 
 

鳥二郎が潰れ、過去には向かいの居酒屋「ちばチャン」に戻したこともある。

こっちは学生が非常に多い。

そして「手羽先」か「唐揚げ」か「焼きそば」の「大バカ」注文して馬鹿騒ぎする程度しか能がなく、40歳過ぎた中年には厳しい。

そもそも腹いっぱい食べたいけど、同じものではなく少量を色々とビュッフェ気分で食べたい。

鳥二郎、今までありがとう!

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