イラスト書いたり作曲できる人は昔は憧れがあった。
僕だって過去には何度か描いてブログでも紹介したこともある。
学生時代は萌えなイラストの練習したこともあったけど、色塗りやポーズ・表情を極めることができず断念。
ブログやパワーポイントなどで文字だけでなくイラストを使うのは一定の効果がある。
だけど〜ぼくには画力がない〜
きみに〜見せる腕もない
今、その諦めていた世界にAIの技術が食い込んできた。
2022年5月にはGoogleでAIを研究・開発するGoogle ResearchのBrain Teamが画像生成AI「Imagen」を発表。
6月にはさらに「Parti」という画像生成AIも発表。
その後、8月に、ロンドンとカリフォルニアを拠点とするスタートアップ「Stability AI」が、人間のアーティストが描いたような高クオリティの画像を生み出せる画像生成AI「Stable Diffusion」を一般公開。
今後は、AIの特性を理解して自分の思い通りのことをさせる技術「プロンプトエンジニアリング」が重要とも言われている。
オススメ無料画像生成AI
有名どころを触ってみた。
技術的には深層学習を応用した画像生成モデルの1つである「敵対的生成ネットワーク」(generative adversarial networks、GAN)を使って生成している。
簡単にいえばコンピューターが事前に覚えた膨大な画像からパターンを学習し、指示された条件に合わせて新しい顔を生成するという仕組み。
学習データだけでも大量のHDD容量必要だしマシンパワーも必要なので、ローカルでは試したことがない。
でも、オンラインで無料公開している人たちがいるっぽいので色々と試してみよう。
画像生成AI「Stable Diffusion」
さっそくStable Diffusionを使ってみた。
オンラインサービスでの画像生成時間は5分以上はかかるので、今回紹介する中では一番遅かった。
anime girl in Studio Ghibli style,blonde hair,blue eye
スタジオジブリ風のアニメの女の子、金髪、青い目
作画が壊れているものもあるけど、これ…すごいな。
これ、男性諸君なら、セクシーな画像を作りたくなるかもしれない。
ただし、実際にやってみると「黒画」となる。
これは、成人向け表現を含む画像を黒塗りするセーフティフィルターが搭載されているから。
本当にセクシー画像作りたいなら、オープンソースらしいので、コードを修正すればできるっぽいよ。
エロのパワーは凄まじい。
俺の嫁AI「Waifu Labs」
少し前にTwitterで話題になったツール。
Waifuとは、オタク言葉で言う「○○は俺の嫁」の英訳。
そんな「嫁」「推し」の画像を、ユーザーの好みに合わせて自動生成してくれる。
「キーワード」ではなく、表示されている画像を4回選択する。
すげー美少女きた……。
三国志大戦とかに出てきそうなキャラだわww
そんなもんだから、現地ではAIに自動生成された美少女との「婚姻証明書」が発行されたらしい。
色々と進んでいらっしゃる……。
凄いけど、大きなアイコン入るのが不要だなー。
二次元キャラに強いAI「ERNIE-ViLG」
なお「pixiv」と入力すると完成度が上がる事から、日本のイラストコミュニケーションサービス「pixiv」の画像を大量学習させているのではないかという疑いが持たれている。
pixiv, beautiful girl
幼いイラストになる感はある。
試しに「成熟」というキーワードを入れても(「adult」は禁止ワード)、可愛いけど幼い……
pixiv, beautiful matured woman
その他の画像生成AI
有料だったり作画がうーんなものも沢山ある。
また「DALL・E 2」は招待制で利用できない。
画像生成AI「Midjourney」
NASA(アメリカ航空宇宙局)の技術者を務めたデイビッド・ホルツ氏が代表を務めるAI研究チームが開発した画像生成AI。
8月1日の時点ではβ版を公開。
無料で25回まで画像生成のテストができる。
面倒なのが、画像の生成にはコラボレーションツール「Discord」を使う。
MidjourneyのDiscordサーバに入り、コマンドを使って生成したい画像の内容を英語で指示すると、AIが1分前後でお題に沿った画像を出力する仕組み。
実際にやってみた。
anime girl in Studio Ghibli style,blonde hair,blue eye
スタジオジブリ風のアニメの女の子、金髪、青い目
これじゃない感……。
公開されるのもなんだかなぁ……。
美少女イラスト自動生成AI「MakeGirlsMoe」
2017年8月11~13日に東京ビッグサイトで開かれたコミックマーケットに合わせて、公開された。
老舗に近いサービス。
約3万点のゲームキャラのイラストを、コンピューターに読み込ませているらしい。
やってみたが、5年の歳月の技術の進化を感じる結果となった……。
若干、違和感を感じちゃうよね。
でも、作ったのは京都大学で情報工学を学ぶ中国人留学生らしいので脱帽だ。
キャラクター生成プラットフォーム「Crypko」
これもGANの技術を利用するアニメ風の顔画像を生成するキャラメーカー。
そして、開発会社は有名な「株式会社Preferred Networks」。
ただ……、想定した絵にならないので何度も試したくなるが、Crypkoは無料では許してくれない仕様となっていた。
無料利用目的では使いづらい。
顔イラストメーカーAI「彩ちゃん」
これもRefine GANと呼ばれる生成モデルを用いている。
やってみたけど、画が好みでないので会員登録までやる気持ちにはなれなかった。
おわりに
これ、普通にブログでも使えそうだ。
絵師涙目じゃんww
正直、株の機械学習のシステムトレードにハマらず、違う活路を目指したほうがよい気がしている。
他にも色々と似たサービスがあるっぽいので割愛するけど参考に。