昨日、マテ貝を大量に貰ったので、自分たちでも挑戦したくなり「マテ貝」を取りに来ました。
マテ貝は、砂抜きしやすく、サイズも大きくて旨味も強いため、食用としては人気の貝※です。
※ DASH海岸では、マテ貝はアサリの4倍の値段がつく高級貝として紹介されています
必要なものは「食塩」と「スコップ」と、やる気です。
食塩を入れる容器はこんなものが必要ですが、急に決行を決めたので食塩1kgの袋を片手に砂浜を走り回ることになりました・・・・。
本日は大潮で干潮11:00。砂浜には10:20頃に到着しました(10:20~11:40)。
稲毛海浜公園では「貝類の採取(潮干狩り)」が禁止になったようです。
2.公園内では、次のようなことをしてはいけません。
③樹木、草木、野草、貝類の採取、その他施設の損傷
※ 稲毛海浜公園の園内マップに記載されているようです。
マテ貝潮干狩り
ここで捕れる貝は、「アサリ」「ハマグリ」「バカガイ」「ホンビノスガイ」「マテガイ」「シオフキガイ」です。
乱獲が続き「ハマグリ」はおろか「アサリ」も見かけることは滅多にありません。
・・・・・と言われますが、見た目ほとんど一緒だよね。小学校の頃には区別がつかなかった。
潮干狩りの場所は検見川浜突堤の近辺の砂浜でした。
ファミリーもいました。
ショベルを持ったり、海の中に入っている人もいます。
そんな人達は大抵が
中国人
潮干狩りの5割は中国人で、そしてなぜかファミリーで来ます。
そして根こそぎ掘って捕まえて持って帰ります。
数年後は何も残らない・・・。
日本人が少ない理由は、水質も悪い地域だし採取して食べないのからかな・・・・。
捕り方
子供が大喜びな捕り方です。
塩分濃度に敏感なマテ貝は、急激な変化があると浸透圧調整できずに死んでしまうので、巣穴から外に逃げる習性があるそうです。
穴の空いている場所をを見つけて1cmほどの砂をスコップで掘ります(熊手ではなくスコップで砂を横に削り取ります)。
そこで、出てきた穴に対して塩を入れます。
指で入れてもよいですが、溶けて入れにくくなるので、ハチミツ容器が役に立ちます。
10~20秒程度待っていると、マテ貝の穴であればニョキッと顔を出します。
我々はほとんど採れなかったので、動きを動画はYouTubeから持ってきました。
引っ張りすぎると体が切れてしまうので、貝の部分をしっかりと掴んだらゆっくりと持ち上げます。
少し鈍くさい子供でも採れます。
※ マテガイは敵から逃れるため、出入水管の先を切って逃げようとする(自切)ので、出入水管の切れ端がバケツや砂浜に見つかります。
で、コツを聞くために、中国人の乱獲達に話しかけましたが無視されました。
丁度、シニアな釣り人が来たので話をしました。
素人と玄人の違いは、素人は穴に手当たり次第に塩を入れる。
玄人は砂を掘って出てきた穴が壊れないものにだけ、塩を入れる。
壊れる穴は虫(ゴカイ)等がいるから、玄人は無駄な塩を使わない。
で、君のは塩を使いすぎだよ。それじゃいくら塩があっても足りないよ。ちょっとで良いよ。
で、我々のような初心者はあまり採れません。7匹でした。
大量に取っている人もいましたし、昨日のシニアは20匹以上取ってましたね。
なお、大きめの貝が掘っている最中に採れたのでとりあえず持って帰りましたが、これは「シオフキガイ」のようです。
シオフキガイ
バカガイ科バカガイ亜科バカガイ属砂を含んでいることが多いので、ときに嫌われる。一般にはほとんど流通しないもの。
バカガイより、成長線がはっきりしているらしいので、シオフキガイに間違いなさそうです。
・・・・面倒だけど持って帰ってきました・・。
調理
たった3個(食べ物として数えるので単位は「個」)のシオフキガイのために面倒だなぁ・・・・。
昨日は「バター焼き」を作ったので、今回は「味噌汁」にします。
シオフキガイの砂抜き1(よく洗う)
シオフキガイはアサリやハマグリと違い最後まで砂を吐かせることは非常に難しいです。ですので半日程度待てば次の作業にとりかかります。
海水から引き上げ、ザルとボウル等を使用して水道水でしっかりと洗います。
汁は凄く良い出汁が出ていますので捨てない様にして下さい。
- 茹でて貝を開いてむき身にする
- ボウルに水を張ってザルを使用してしっかりと洗う。
- 砂が出なくなるまで何度も洗う。
- ひもの様な物(外套膜)も残っていれば取り除く
- シオフキガイの中に小さなカニ(カクレガニの仲間「ピンノ」)が入っていれば除く(食べても問題ない)
何度か繰り返し砂が出なくなったら完了です。
・・・と書いてあるページはありましたが、内臓に砂を含んでいるらしく、内蔵も取り出すのが一般的なようです。
シオフキガイの砂抜き2(内臓を取る)
一つ一つの身を取り出し、口についた藻などをとる。右と左にある貝柱の下をちぎります。
左右の貝柱の下をちぎると貝紐がはずれるので別のボウルにうつします。
次に内蔵をちぎり取り、内蔵は捨てます。
あとは醤油で食べます。
処理後の貝は食べるところが少ないです。
が、口に入れると後に残る味が他の貝とも違って、クセがなく美味しいです。
【2021年5月27日追記】シオフキガイの砂抜き(エアーポンプ利用)
「空気を送り込むと砂が抜けやすい」らしい。
つまり、エアレーションしながら砂抜きするとシオフキガイでも砂が抜ける。
時間は一日。
1)海水 12時間
2)食塩水 12時間
持ち帰る間は海水につけると貝が揺れにストレスを感じるらしい。
ペットボトルで海水を汲んで、貝はクーラーボックスに入れて持ち帰る。
マテガイのお吸い物
マテガイ茹で汁を使ってお吸い物にします。
マテガイはアサリほど自然なダシが出ないので、シオフキガイの出汁を使ってみました。
料亭なんかでは3本しか入ってないのに2,000円は取られるそうです・・・本当かな。
- 水(適量)
- 塩(少々)
- 味噌(大さじ2弱)
- ※薄口醤油(味を見ながら小さじ1/4)
水が煮立ったら火を弱めて貝、塩を加え、貝の口があくまで5~10分煮ます。
あとは、味噌等を少々入れて完了。
1個だけ11cmの大きいサイズのマテガイが採れてました。
貝殻も外して、マテガイの身だけ入れた味噌汁です。
キモいわ!!
エイリアン!グロテスク・・・・
そもそも、貝は内蔵等が気持ち悪くて子供の頃に嫌いでした・・・・。
昨日のバター焼きの方が良いね。
肉は煮るより焼いた方が美味しい
by 東京チカラめし
まとめ
シニアは人が沢山採れたようですが、私は頑張って探しましたが7匹でした。
そして、食塩は500gぐらい使いました。
子供には釣りのようでウケが良いですが、味も普通だしグロテスクだし、塩も沢山必要だし何度も行かなくても良いかな。
なお、海の中に入り藻の近くで目の細かい網を左右に動かし、ヨウジウオやハゼ類など超小型魚類を沢山取っているファミリーがいました。
これも面白そうです。
【2021年5月2日追記】 2021年は千葉ポートタワーで潮干狩りをしてみました。