不老不死・抗老化に関する2025年の研究内容まとめ

福井県小浜市には、人魚の肉を食べて何百年も生き長らえた八百比丘尼やおびくにの伝説が残されている。

 

漁師の男が異界の宴に招かれ、そこで人魚の肉が調理されているのを目撃する。

 

原作:寿エンパイア 125話 © せきや てつじ/‎小学館 ※ AI着色二次創作

 

120歳を過ぎて諸国を巡遊し、ついに800歳で故郷の若狭に戻り、洞窟に籠って生涯を終えた。

2025年12月7日に「NHKスペシャル 究極の欲望 “不老長寿”最新テクノロジーがもたらす未来とは?」が放映された。

 

遺伝子から推定される人間の生物的寿命は

 

38歳

 

医療技術の進化によりヒトは寿命を伸ばしてきた。一方で「老い」を多くの人が経験するようになった。

 

「老い」とは長寿を追求した人間が自ら生み出してしまったジレンマだったのです。

 

2026年、抗老化は新しいフェーズに入ろうとしている。

 

2034年には抗老化市場規模は今の2倍(24兆円)の市場になると考えられている。

2025年に話題となった抗老化研究

メトホルミン

NHKスペシャルで紹介していた抗老化として注目されている薬剤。

メトホルミンは本来、2型糖尿病の治療薬として開発されたビグアナイド系の強力な薬剤。

しかしメトホルミンを摂取している糖尿病患者の生存率が健康な人より高いという研究結果により注目されている。

今後6年間の臨床試験を得て市販薬としての展開を考えているそうだが、その前に摂取する人が増えている。

細胞の老化抑制、老化した細胞の除去促進

細胞内の不要な物質、老化した細胞成分除去(オートファジー)を促進して新陳代謝アップ。さらに細胞内のミトコンドリアの機能を保護し、細胞老化の進行を遅くします。

メトホルミンは、医師の診察と処方箋が必須となる「医療用医薬品(処方箋医薬品)」に分類されている。

「DMMオンラインクリニック」「eLife (イーライフ)」などを使えば、2,500円/月程度で手に入りそう。

SGLT2阻害薬

順天堂大学循環器内科 南野徹教授らは、2025年9月29日に糖尿病の治療薬「SGLT2阻害薬」に老化細胞除去効果があることを明らかにし、その抗老化効果を検証するための臨床研究を開始した。

【SGLT2阻害薬の一覧】
カナグル、フォシーガ、スーグラ、ジャディアンス、ルセフィ、デベルザ など

対象となるのは、以下の① と②の条件を両方満たす患者。

① 同意取得時において以下のいずれかの条件を満たす方。
 1. 年齢が75歳以上の方
 2. 年齢が65歳以上かつ認知機能低下のある方(MMSE 27点未満)
 3. 年齢が65歳以上かつフレイルのある方(clinical frailty scale 4以上)
② 糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病のいずれかの診断を受けている方

SGLT2阻害薬の抗老化効果臨床研究について

期間は12ヶ月。

ビタミンD3(オメガ3は効果なし)

2025年5月の研究で、ビタミンD3の摂取がテロメア(染色体の端)の短縮を防ぎ、生物学的な摩耗を約3年分抑制できる可能性が示された。

Vitamin D3 and marine ω-3 fatty acids supplementation and leukocyte telomere length: 4-year findings from the VITamin D and OmegA-3 TriaL (VITAL) randomized controlled trial
Limited studies suggest that vitamin D or omega 3 fatty acids (n-3 FAs) supplementation may be beneficial for telomere maintenance, however, evidence …

 

投与量は 2,000 IU/日 と比較的高用量

※一般的な日本の推奨量(8.5〜9 μg ≒ 340–360 IU/日)。

 

私が飲んでるサプリはビタミンD3「1,200 IU(30µg)/日」。

 

 

因みにオメガ3(EPA+DHA 1g/日)はテロメア維持効果がなかった。

 
 

原作:ONE PIECE © 尾田栄一郎/集英社 ※ AI着色二次創作

 

「ビタミンD」「タウリン」「オメガ3」が抗老化効果が認められたサプリメントという認識だったのだけどな……

IL-11阻害による寿命延長

加齢とともに増加し、慢性炎症を引き起こすタンパク質「IL-11(インターロイキン11)」をブロックする抗体薬の研究(2024年)。

マウスに投与したところ、オスで約22%、メスで約25%の寿命延長が確認された。

Widjaja, A.A., Lim, WW., Viswanathan, S. et al. Inhibition of IL-11 signalling extends mammalian healthspan and lifespan. Nature (2024).

2025年、この抗体薬は人間を対象としたフェーズIおよびIIの臨床試験が並行して進んでいる。

安全性や瘢痕(傷跡)治療への効果を検証中。

おわりに

抗老化に効果がある薬剤って糖尿病の薬剤であることが多いな……

逆をいうと糖尿病の疑いがある人って老化が加速しているのかな……

今のままでは僕は他の人より寿命が尽きるのが早そうだ……

 

なお専門家を30人つけ「180歳まで生きる」に挑戦する大富豪ブライアン・ジョンソンが次の7つを習慣にすることで92歳まで生きれると話している。

  • 1) タバコを吸わない
  • 2) 週に6時間運動をする → 私は4時間
  • 3) 筋力、柔軟性、有酸素運動の3つを鍛えること
  • 4) 地中海ダイエットかブライアン・ジョンソンの提唱するBlue Printを実践する食生活 → オリーブオイルや魚食べてる
  • 5) BMIを18.5〜22.5の範囲内に保つ
  • 6) お酒は摂取をしないか、週にワイングラス1杯〜2杯の量にとどめておく
  • 7) 良い睡眠をとり続ける

ほとんど実践しているのだけどな。

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