土日は算数を私が教えているが偏差値は全く上がらない……どころか下がり続けている。
ある日見かねた相方が一流家庭教師を探し出し、算数を教えてもらう事になった。
その月謝12万円
家庭教師は週一回なので、それ以外の日に予習や復習を私がやっていた。
それすら見かねた相方が、家庭教師と私が話す場を設け、そこで家庭教師に言われたキツイ言葉。
私は偏差値が40の子を70にした経験がある
父親が中学受験に関わって成功した家庭を私は見たことがありません
算数は量じゃなくて質(質を変えないと時間は足りない)
あなたは子供に概念を教えきれてない。子供ではなく親が悪い
あなたは算数に一切関わらないで下さい
で、その日から家庭でハブにされていた。
勿論、心の中ではこのように叫んでいたよ。
それ証明できるのかよ?統計データあるのかよww
塾に行かずに父親の指導で偏差値70の学校に受かった家庭知ってるわwww
だけどグッと我慢して
「分かりました」
とだけ答えた。
ここで喧嘩しても娘の成績が上がるわけじゃないからね。12万円溝に捨てる事になるし。
その後、僕は余暇ができたので「くずし字講習」を受けたりしていた。
そして数カ月後。
家庭教師「そもそも全く量が足りないな ボソッ」
と言ったようで「もともとの約束が違う」と相方がキレて解約。
結局、私がゼロから復習させる日々に戻った。
X(Twitter)やAmebaブログを見ると、ママさんが一生懸命に子供のスコアやレベルでマウントをとっているポストを大量に見かける。
「夫の肩書」と「子供の成績」が彼女のステータス
自身の技術や能力を磨くことは二の次で「夫と結婚した私が凄い」「私の子供だから凄い」と、まるでブランド品を着飾るかのように自慢している。
「つるかめ算」を面積図で解かない
特殊算には「植木算」「つるかめ算」「和差算」「仕事算」・・・と多々ある。
つるかめ算は面積図で解くのが一般的
中学入試「算数 塾技100」では
「差集め算」
で解かせている。
月に10万円以上の家庭教師や個別指導の塾に通っても、
- それでは解けない
- 差集め算で解くのは間違っている
と言われ続けてきたが、そうは思わない。
ただし塾の先生の解き方と異なるため、授業についていけない子供が生まれてしまうけどね。
「つるかめ算」を「面積図」で解くのは幾つかの塾講師がNGだと語っている。
むしろ面積図の方が難しいと思うけど・・・・。
弁償のつるかめ(罰金のつるかめ) (1/2)
的当てゲームをします。的に当てると3点もらえ,外すと1点失います。10回ゲームを行って,得点は18点となりました。何回外れたでしょうか。
四科のまとめ(四谷大塚)に同じような問題が載っているが、面積図で解こうとするお子さんは、うまく解けない場合がほとんど。
その理由は「面積図は,負の量や、差の量を表すのに適していないから」。
一方で「差集め算」で解くと簡単に解ける。
差集め算って結局、方程式で解いているのと同じなので何でも解けちゃう。
弁償のつるかめ(罰金のつるかめ) (2/2)
姉と妹でじゃんけんをします。1回勝つと5点、1回負けると1点もらえます。あいこも1回として、2人とも2点ずつもらえます。20回のじゃんけんをして、姉の得点は61点、妹の得点は49点です。姉の勝ち・負け・あいこは何回あったか?
姉と妹が1回じゃんけんをするので2人合わせて考える。その値と理想値を差集め算で解く。
【足した数から引き算する】
姉と妹の「あいこ」は5回だった。
ここから計算で、姉の勝ちの回数を計算することは可能だけど、さらに差集め算で求めることもできる。
【引き算をする】
姉が妹に3回じゃんけんで勝っていることが分かった。
以上の結果より、姉は9回勝ち、6回負け、5回あいことなった。
比のつるかめ問題を差集め算で解いてみる
少し厄介なつるかめ算。
比のつるかめ問題(1/2)
こちらは四谷大塚5年下の第4回の範囲。
ある人がA、B、C 3種類の品物を合わせて50個買い2080円はらいました。1個の値段はA、B、Cの順に30円、40円、50円です。また、買ったA、Bの個数の比は2:3になっています。この人が買ったA、B、Cの個数を求めなさい。
次に「差集め算」なので、全てが(C)だったと過程して、その差を引き算する。
そこまで解ければ、あとは比の計算をして完了。
①が60なので、A=②=12個、B=③=18個、C=50-(12+18)=20個。
比の旅人算+つるかめ算(2/2)
四谷大塚では5年生の10月頃に解く問題。
さとし君の歩く速さと走る速さの日は4:9で、歩いてから学校から郵便局まで行くと36分かかります。
ある日、さとし君は学校から郵便局まで行くのに、はじめは歩き、途中から走ったところ、全部で21分かかりました。
さとし君が歩いた時間は何分ですか。
今まで通り、「現実」と「仮定」を差集め算で書いてみる。
「歩いた時間」が求めたいので「仮定」には「走った速さ」にしておく。
ここで一番注意が必要な部分。
実際の道のりは(比だけど)「時間 x 速さ = 道のり」で「144m」となる。
④ x 36分 = 144m
これで差集め算の形になったので、解くことが可能。
答えは9分だ。
おわりに
自慢だけど、私は中高生の数学の教師免許を専修過程まで保有している。
中学時代に塾の数学偏差値は70を超えていた事もある。
アルバイトで塾の講師や家庭教師も経験済みだ。
だけど、実の子供に教えるのはしんどいね……
だからといって、何名かの家庭教師に依頼してみたけど定着は全くしてなかった。
「父親が教えれない」という家庭教師は信用できない。
周囲で、逆に父親が教えてないという受験生を見たことない。父親ももちろん中学受験を経験済前提。