GitHubのコントリビューション・カレンダーで、コントリビューションがつくと緑色になる。
これを
GitHubに草を生やす
と呼ぶ。
私は特に意識はしておらず、ブログ上に載せるとコードが長い場合にGitHub に実装コードをコミットする程度。
その程度の使い方だから全く気づいてなかったけど「Achievements」って欄にアイコンがあった。
なんだこりゃ?
軽く調べると「2020 GitHub Archive Program」への功績が認められ、「Arctic Code Vault Contributor」バッチが付加されたようだ。
貰ったのはシステムトレードの「Protra」ライブラリと、Kaggleの実験サンプルコード。なんで?
「Arctic Code Vault」とは「GitHub Archive Program」の1つであり、
優れたオープンソースを
次世代に残すためにスナップショットを、
北極圏の深さ250メートルの永久凍土にある
アーカイブ施設に
今後1000年に渡り
保管を行うプロジェクト
らしい。
ツッコミ所が多過ぎてどこから突っ込んでいいか分からない!
私の作った「Protra」のライブラリが1000年保存されても肝心のProtraが消えてるかもしれないし、そもそも東証の仕組みも違うでしょ日本残ってるのww
真面目に調べてみた。
GitHub Arctic Code Vault とは何か?
Microsoftの子会社であるGitHub は「GitHub Universe 2019」において、「GitHub Arctic Code Vault」を含む「GitHub Archive Program」というプロジェクトを発表した。

北極圏ノルウェーのスヴァールバル(Svalbard)諸島にある、閉鎖された炭鉱を利用した地下の貯蔵庫(vault)施設「Arctic World Archive」に、マイクロフィルムに保存されたGitHubのパブリックリポジトリを、1000年間を見込んで保存する。
フィルムの寿命は通常約500年だが、ノルウェーの企業Piqlのフィルムは1000年持ちこたえられるように作られているから……らしい。
21TBものソースコードを186リールものデジタル感光アーカイブフィルム(“piqlFilm”)に収め、北極圏のスバールバル諸島にある廃鉱に保存

GitHub Arctic Code Vault に選ばれるには?
ここをワクワクしながら調べたけど
☆starが付いてるアクティブなオープンソース・ライセンス下のリポジトリは軒並み対象
という感じだった。
2020年2月2日に、GitHubの公開リポジトリで、最近数ヶ月間アクティブだったものをすべてスナップショットしました。アーカイブには、2019年11月13日のGitHub Universeでの発表から2020年2月2日までの間にコミットがあったすべてのリポジトリ、少なくとも1つのスターがあり、スナップショットの1年前(2019年2月2日~2020年2月2日)にコミットがあったすべてのリポジトリ、および少なくとも250個のスターがあるすべてのリポジトリが含まれます。さらに、上記の基準を満たすすべてのリポジトリのgh-pagesも含まれます。
対象者は何百万人にも及ぶため,別になにか偉いものではない。
「GitHub Archive Program の価値がガッツリ下がった」と嘆いている人もいた。
しかし,自分が書いたものが遠いどこかに1000年間 眠っていると思うと,なかなかロマンのある話ではないでしょうか。
これを発見するのは、移住した宇宙人かも、はたまた次の文明の人類かも知れない。
GitHubは米国時間2022年9月20日、オープンソースコードの保管庫である「GitHub Arctic Code Vault」の仕上げとなる作業の完了を発表した。
今貰えそうな「バッチ」まとめと取得してみる
内容は次のサイトの方が詳しい。

2025年の最新状況はこちら。
名前 | バッジ | 手に入れ方 | 現時点で 入手できるか |
ランクが あるか |
---|---|---|---|---|
Starstruck | ![]() |
16個のスターを持つリポジトリを作成する | ○ | ○ |
Quickdraw | ![]() |
イシューまたはプルリクエストを オープンしてから5分以内にクローズする |
○ | × |
Pair Extraordinaire | ![]() |
マージ済みプルリクの共著者となる | ○ | ○ |
Pull Shark | ![]() |
2つのプルリクエストがマージされる | ○ | ○ |
Galaxy Brain | ![]() |
2つのディスカッションに回答する (受け入れられた回答を得た) |
○ | ○ |
YOLO | ![]() |
レビューなしでプルリクエストをマージした | ○ | × |
Public Sponsor | ![]() |
GitHub Sponsorsを通じてオープンソース コントリビューターをスポンサーとなる |
○ | × |
Arctic Code Vault Contributor |
![]() |
2020 GitHub アーカイブプログラムの リポジトリにコードを寄稿する |
× | × |
Mars 2020 Contributor | ![]() |
Mars 2020 Helicopter Missionで 使用されるレポジトリへの寄稿コード |
× | × |
Heart On Your Sleeve | ![]() |
GitHub上で何かに対して絵文字でリアクションする | × | × |
Open Sourcerer | ![]() |
複数のリポジトリでプルリクエストがマージされる | × | ○ |
この中ではQuickdrawが一番簡単そう。
- GitHubアカウントにログイン
- 新しいリポジトリを作成(PublicでOK、名前は例:”test-repo”)
- リポジトリのページで「Issues」タブをクリック → 「New issue」ボタンでイシューを作成(タイトルと本文適当でOK 例: Test Issue)
- 作成したらすぐ(5分以内)にそのイシューのページ下部で「Close issue」ボタンを押してクローズ
- プロフィールページを確認するとバッジが追加されてる
本当に増えたwww
おわりに
1000年保存される。これで私のほんの一部が生き続けると知って、安心して死ねる 🙂
んな訳がないww
私は死なんぞ!