最近は釣りに行ってない。
暑いし釣れないし、何よりゲオスミン臭、油臭い、水銀含有量が高い、放射能セシウムだらけ、マイクロプラスチックだらけ、アニサキスだらけの魚ばかり。
でも旬の魚の塩焼きを安く食べたい!
そんな人に朗報!
不漁続き“高級魚”から一転、サンマ豊漁!価格200分の1に
日本の排他的経済水域(EEZ)にサンマが多く回遊したため、大型のサンマが豊富に捕れたそうだ。
根室では一匹18円
他県でも1匹80円という手頃な価格で市場に出回っている!
と、ニュースで行ってたので地元のスーパーマーケットの棚を見てみた。
739円(一匹:370円)
相方には「グリルが汚れるから魚を焼きたくない」と言われている。
だから塩焼き状態を購入する事になるが高い。
半額なら手が出せるので夕方まで待ったけど、もう身と骨がくっついてカチコチ。
いまだに わからない 納得していない
当たり前(の価格では)買えないですね
初めて吉森さん(41)の気持ちが分かったよ……
そもそもサンマは江戸時代にはほとんど無名で、その他扱いの魚。
江戸後期の『年中番菜録』(嘉永2年(1849))には次のように魚のランクが書かれている。
- 上品:かます・くち・あじ・ごまめ
- 中品:うるめ・とびうお・むろあじ
- 下品:さいら・いりがら・鯡・めざしの類
この「さいら」が、今でいう「サンマ」であり下品とされていた。
江戸時代の主な料理書中には「さいら・さんま」はこの年中番採録にしかみあたらない……と記載があるが未調査。
※ 『水料理焼方玉子細工』弘化三年(1846)には「サンマ」が登場するが単語のみ
いかん、サンマ目黒に限る
古典落語「目黒のサンマ」。
目黒へ紅葉狩りに出かけた殿様が、農家で食べた庶民の味・サンマを気に入った。
帰った後もサンマを所望したが、台所は「骨や脂がお体に障ったら大変」と大騒ぎ。
脂を抜き、小骨を取ったパサパサのサンマを出し、一流の魚河岸で仕入れたと説明したところ、次の一言。
いかん、サンマは目黒に限る
この落語が残っているため目黒区が「サンマ祭り」を恒例化している。
最近は抽選制。
炭火で焼き立てが食べれるなんて羨ましい!
千葉で初!サンマ祭り
なんと千葉駅にあるペリエ千葉の隣の築地食堂「源ちゃん」で「サンマ祭り」をするらしい。朗報!
目黒のサンマ祭りを模して千葉で初!
と張り紙には書かれていたけど、既にいろいろな地域で無料で配布してるよ?
きっと「千葉県」ではなく「千葉市」なんだろうね。まぁ良いけど。
絶好のタイミングだったので行ってきた。
後から知った話だけど準備されていたサンマは5回開催(昼夜)で1,500本。
つまり1回で300本売れるという計算のようだ。
この時点で早くから並ぶ必要も無さそうだけど、
「目黒のサンマ祭り」4時間待ちの大行列
というニュースを知っていたので、30分前から並びに行ってきた。
30分前には誰も並んでおらず、開始のタイミングですら並んでる人数はこんな感じ(3日目:日曜日)。12:00頃。
2日目(土曜日)。12:00頃。
その後もポツポツ並ぶ程度で、12:30頃には誰も並んでなかった。
とりあえず並んだら食券も受け取る。
そしてサンマを受け取る(2日目)。
手に入れたサンマ。
中年の食事風景や感想なんて興味ないと思うので後は割愛。
おわりに
光学機器メーカー三鷹光器では、採用試験で学歴にまったくこだわらずに「魚の食べ方」を見るのだという。
一方で「上手に食べられる」小中学生は半数以下
という記事もある。
サンマにこだわっていた もう一つの目的は食育。
サンマってキレイに骨と身が分離できるから、食べた後は漫画のような形になるよ(内臓も食べた場合)。
こんな感じでね。