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何もないから何かみつかる

システムトレードで利益を出すには?(ファンド勤めプロからのアドバイス)

   

一年ぶりに、ヘッジファンドで個人で20億円以上をシステムトレードで運用しているプロの先輩と話をしました。

とは言っても、先輩の手法は教えてくれる訳が無いので、私が今まで行ってきた事を説明し、アドバイスをもらうという会話のスタンスです。

で、会話の中で言われた言葉。

趣味の範囲で試行錯誤しているのは凄いが、もう少し勉強もした方がよい。

MLはちゃんとした理論がないが、Feature Engineering、モデルの選択、組み方、Overfitting の見極め、低減方法、それぞれセオリーがある。

このままでは、50歳まで続けても期待する結果が出ないのでは?

加えて、そもそも私のやり方は「ボトムトップ」アプローチ(というより当たって砕けろアプローチ)であることを注意されました。

要するに、
 

「株価を決定付けるものは何か?」と言うアプローチで考え、その手法でなぜ勝てるのか説明できる事・・が欠けている

 

R&Dを行う研究者としては「なぜそうトライ(モデルを選択)したのか言えること」が必要である。

その理由が言えれば失敗したときの次のトライもある程度合理的に進められる。

そうしたストラテジーがなければ単に時間を浪費する。

との事です。

 

なお、その会社で12年勝ち続けている年収5億のトップトレーダーの睡眠時間は3時間(起きている間は投資の学習を続けている)です。

要するに勝てない人は全く努力が足りていない。

ランダムウォークな世界で努力次第で勝てると言うのは朗報とポジティブに受け止めます。

 

登ろうとした山の高さと険しさを改めて痛感・・・です。

株価を決定する要素は何か?

株価を動かす要因を調べました。

5つの要因、3つの要因・・・などと色々と書かれていたが、まとると大きく3つ。

企業の価値 需要関係 外部要因
・ 売上高 ・ 増資 ・ 為替
・ 増益・減益 ・ 自社株買い ・ 景気の上昇下降
・ 決算の上方修正 ・ 自社株の消却 ・ 外国の情勢
・ 新製品の発売 ・ 株の持合い解消 ・ 原油価格
・ 他企業との連携 ・ 連休前 ・ 政治
・ 経営陣の交代 ・ プロの投資家の
動き、等
・ 自然災害
・ スキャンダル、等 ・ 戦争勃発、等

大事な「ファンダメンタル」

先輩より

ファンダメンタル情報はどれだけ重要視&利用している?

との質問を受けました。

私は「10年物国債金利」しか利用したことがありません。

 
 
マクロ経済の「使えるデータ」はどこにあるか?」というサイトに幾つか無料のデータがあります。

  • GDP統計 
  • 為替レート、株価、物価(消費者物価指数、企業物価指数)
  • 景気動向関連データ(日銀短観、鉱工業生産指数、機械受注統計調査報告、経済指標カレンダー、景気動向指数、商業動態統計、車種別販売台数)

また、月2000円かかりますが「Kabu+」というサイトが、月極で投資指標データ「PER・PBR・EPS・BPS」を販売していることは知っています。

・・・勝てそうな匂いのするデータに限定して拾う必要はありそうです。

もっと大事な「需給」

それぞれの要因が影響を与える期間は次の通りです。

  • 企業の価値の場合=「中長期」
  • 需給関係の場合=「短期」
  • 外部要因の場合=「短期」~「長期」

要するに、私の場合は短期ストラテジーを検討しているので
 

需給

 

が最も大事だと先輩から教えてもらいました。

 

株価を直接動かすものは、売られる数と買われる数、つまり需要と供給です。

買う人が多ければ株価は上がり、売る人が多ければ下がります。

・・・そもそも、こんな常識が、今まで私のシステムトレードの中では考慮されていませんでした。

東証と日証金の違いを知ってますか?

「よっしゃ!信用残のことね。イザナミ、Protraでは扱ってなかったけど、OmegaChartはサポートしてたなぁ。」

と言ったら、、

やっぱりボトムアップな考えだね・・

との事でした(´・ω・`)・・・。

 
 

なお、続けて次のような質問を受けました。

そもそも、東証と日証金って知ってる?その数値に含まれる内容って理解してる?

こちらも知りませんでした。

これは一般知識ですが、一応まとめてみます。
 

日証金(日本証券金融株式会社)の情報は毎日発表され、日証金を通じて貸し出された制度信用の信用残のみが含まれています(証金残高)。

一方 東証は、制度信用+一般信用、各証券会社がまかなって貸し出しした残、また大株主からの貸し株情報なども含まれています。

ただし、東証は一週間に一回(毎週火曜日)の発表ですので、短期売買 今日かって 2~3日後に売るときの需給動向を読むには向いてません(信用残高)。

 
 

Yahooなどで閲覧できるデータは毎日更新されていると思ってましたが、東証の「信用残高」で、毎週火曜日更新でした。

 

なお、注意すべきは純粋な「売り」は入ってないとのこと(よく分かっていませんが、ファンドは「信用売り」はせずに「売り」を行っており、その数値は反映されていないとこと)

まとめ

機械学習が有効に働くケースは

「株価予測に良い影響があるとわかっているデータセットが存在するとき」

だけです。

要はゴミを含む多数のデータから有効データを選ぶデータセレクションの機能は機械学習には期待できません。

そして、儲かるデータ候補は、うんうん唸って頭を捻って見つけます。

このトライ&エラーを成功するまで続けるしか成功する道はないです。

と、改めて教えて頂きました。
 
 

投資の世界は、初心者だから優遇されることや、外国人投資家だからという理由で優遇されるようなことはありません。

つまりは、素人もプロも同じ土俵の上で勝負をしていることになります。

「自分は趣味で相手は専任だから」は通用しません。

 
 

なお、今回はコロナのファンド状況についても聞こうと思いましたが、時間が足りず・・・

また年末に会って聞いてみます。

 - 2020年(社会人16年), 投資, システムトレード

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